こんにちは、サチヲです。

私の職場近くである水道橋駅、飯田橋駅はもとより、がんばって歩けば神保町駅、九段下駅といった場所はラーメン屋さんは信じられないほど多くひしめき合っていのです。しかも閉店開店という新陳代謝もある。いわゆる『激戦区』と言っても過言ではないラーメン好きにとっては天国スクエア地帯となっています。
今回は都営新宿線九段下駅より徒歩3分にある、煮干しラーメンの新たな形を感じた『九段 井さい』が本当に美味しかったのです。もうびっくりして2日間連続で通ってしまいました。

【らーめん】『井さい』 | いちばんの推しポイントは店主の立ち居振る舞い!テキパキと美しくラーメンを作る姿に感動しました!!

こちらが、その『特上煮干しラーメン 980円』ですッ!!
先ず、煮干し好きの心と脊髄にしっかり届いている煮干しの濃さ。なのに軽快でさっぱりしているともとれるスープ加減が非常に新しさを感じました。
次はつけ麺を頼むと決めていたのに、結果、同じ『特上煮干しラーメン』…否!『極上煮干しスープ』を飲みたくて頼んでしまいました。
もう一度ご覧ください。
このようにスープの色がくすんだ色で…ともすれば「美味しくなさそう」と思われてしまうくらい煮干し色になるまで出汁を取ったスープになると、どうしても向き合わないといけないのが『臭み』と『舌触り』です。
お客の立場から“わがままに”矛盾したことを言わせてもらうと、煮干し出汁の薄いスープは美味しくない。でも、煮干し出汁を濃くすればするほど煮干しの“臭み”が前面に出て、本来ならば美味しいはずの煮干しの出汁粉?が逆に舌に残ってしまい、スープに違和感を覚えるのです。要するに、濃くても薄くても文句を言われ兼ねない面倒なラーメンなのです。
私くらいの煮干し好きならば、“それ”すらも受け入れていただいていますが、素人の煮干し好きだとびっくりさせてしまう恐れがあるのです。

だがしかし、井さいの煮干しラーメンは違います。

ここまで濃厚なのに、さっぱり“飲める”スープなのです。ここまで香りが強いのにスープの舌触りが良すぎて飲んだ瞬間、口から喉にかけて春の小川のようにサラサラゆくのです。
そんなスープに手もみ麺なのか…中太のちぢれ麺が非常に合うのです。もうね、スープと麺を小籠包のように包んで食べたいくらいベストマッチした麺なのです。

実は、ラーメン以上に店主を見て(観察)して欲しいのです。

先ず、仕事の流れや動きを表した『導線』が素晴らしい。
いちばん麺のタイマーが鳴った瞬間に、スープのセットを完了させる。効率を考えればオーダーされた時点でどんどん用意すれば良いものの、かえしや脂分でさえ入れないのです。
ゆであがったばかりの麺と、注いだばかりのスープ。この『タイミングを合わせる』技術が最高に見ていて気持ちいいし、結果、熱々でうまいのです。
なんでしたら、バイトさんとも“ちゃんと”連動している、仕組み作りも出来上がっているのです。

ここまでこだわりのラーメン屋さんだと、いわゆる“頑固おやじ系”かと思いきや、ハキハキした耳障りの良い声で「いらっしゃいませ!」と受け入れられ、キレイな店舗で“そんな技術”を魅せられた日には…通ってしまうこと間違いないです。

最後に

もちろん“好み”なので、万人受けするとは言いません。しかし、煮干し好き(ニボラー)なら、一度は遠征してでも食べていただきたいラーメンです。
こちらが、Google情報となります。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。