【ハンターハンター】『過保護なヒソカ』 | 「それはボクのオモチャだよ♥」自分のオモチャを他人に壊されるくらいなら…
(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)
こんにちは、サチヲです。
冨樫の元気と連載再開の祈願を含めた応援として、1巻から振り返っていますが…前回同様、まだ10巻No.91です。
今回は変態の名(極上の誉め言葉として)を欲しいままにした、元祖変態紳士・ヒソカさんの“いびつな愛”を感じることが出来るページまでやっと来ました!
力を伴うからこそ出来る、歪んだ思想からくるその行動は実はシンプルだったりするのです。今回はその行動が可愛くもあるので…気になってしまいました。
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もくじ
【ハンターハンター】『過保護なヒソカ』 | 「それはボクのオモチャだよ♥」自分のオモチャを他人に壊されるくらいなら…ボクがやる。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)この素晴らしい1枚絵をご覧ください。
ゴンとキルアが旅団のアジトに入った時です。
美しい構図で描かれた旅団とゴンとキルアですが、重要なのはヒソカの位置です。
左奥の上に座っていますね。全体を見渡せる位置にいることから、旅団(他人)を信用していなく“なにかあった時”に優位に動ける位置にいますね。…私の勝手な妄想ですが。
さて、ここからです。
話の内容は追わなくて良いです。今回はヒソカを追っていくのです!
ここからは“知らんぷり♥”をしていたヒソカの動きを見ていきましょう。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)
まだ雑談の時は、動いていません。
さっきと同じ、シズクの近くに居ます。
ヒソカの顔がセリフの『ふきだし』で見えなくなっているのがいいですよね。きっとつまらない顔をしているのでしょうね。
ただ、話が『腕相撲』となった時に異変が起きます。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)
先ず、思いの外ノブナガが本気を出してきたのです。えーと、子どもに対して。
これ、いちばん最初の腕相撲ですよ!?初めてする相手にここまで威圧しますかね。まぁいちばん仲の良かったウボォーさんの仇(復讐)を打つ真っ只中ですから、仕方ないと言えば仕方ないですが…全く仕方なく思っていない人がいるのです。
それが…

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)
あれ。急にキルアの後ろに来たぞ。しかも“まぁまぁ苛立っている”感じがしますよね。
一発目の「ダン!!」で、ヒソカさん「おいおいウソでしょ。アイツ本気じゃん」という喋り方はしませんが、そんな感じに思ったのでしょう。
ノブナガが「もう一度」と言った時には“既に”近くで待機しているんです。
こ、これって「それはボクのオモチャだよ♥」ですよね!?ヒソカなら「勝手に壊さないでくれる?それ以上やったら…お死枚☠」って感じがしませんか??
ただね、もっと事態が急変したら…もっと大変な事になっちゃうのです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社
そう。「他人に壊されるならボクが壊す♠」と言わんばかりの行動に出るのです。
実際のところ、殺しはしないと思います。
だってゴンとキルアは育てている途中ですからね。でも、キルアがこれ以上動いたら“他の団員が動いて殺す”ため、ヒソカは全力で殺意をキルアに向けたと思うのです。
あれ。ヒソカが過保護かと思いましたが…こんな考え方をしている私めが、過保護だったのかもしれません。
最後に
実際にどこかのインタビューで読んだ記憶がありますが、冨樫の描くキャラクターはマンガの世界の中で“勝手に”生きているように思えますよね。
しかも、全く違和感がない。最高です。
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。