【ハンターハンター】『雑談回』 | 旅団編も落ち着き、10巻に突入し、あの狂気のグリーリードアイランド編がはじまる前に…
こんにちは、サチヲです。
- 冨樫義博が元気になること。之、すなわち『ハンタの連載再開』。しかし心揺れ動く。
ナニを意味するのかと言いますと、そもそも連載漫画家は…これを語るには『推しの子』や『かぐや様は告らせたい』内で有名な『今日は甘口で』の作者、吉祥寺頼子さんに聞いた方がいいでしょう。曰く…。
- 「基本的に週刊連載って人間のやる仕事じゃないから。 脳を週刊用にチューンナップされた兵士がやる仕事だから~。」
と、実際のところは分かりませんが…少なくとも“それに似た環境であること”は容易に想像できます。
順を追って説明しますね。
冨樫が元気になって嬉しいが…悲しいかな、漫画家としてマンガを描かなくてはならない。吉祥寺さんの言っていた問題は『変則的週刊連載(冨樫の体が調子よくなったら10話まとめて出す)』を10年以上前に獲得して大丈夫と言いたいところだが、持病の腰痛だけはどうにもならないので心配になる。でも、連載再開は純粋にうれしい。でも無理をして2度と描けなくなる状態になるのはもっとイヤだ。だから、ゆっくりしていて欲しい。がしかし、描く前に死んでしまったら(私が読む前に死んでしまっても)悲しい。だからこそ無理をして欲しくない。。という感情の起伏を表した言葉だ。
こんな事を、書いているという事は…そうです。雑談回です。
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☆★☆☆★☆もくじ
【ハンターハンター】『雑談回』 | 旅団編も落ち着き、10巻に突入し、あの狂気のグリーリードアイランド編がはじまる前に…
たまに、話の間に挿絵を描いてくれている事があるのです。10巻では、なんと上記のような“お得な情報”を詰め込んでくれました。
今回は“腕相撲ランキング”とあります。これは単純(念能力なし)に旅団を『腕力のみ』で順位付けした貴重な資料なのです。
ハンタ界隈でファンはもちろん、考察している方たちのバイブルになっている(はず)です。
あなたも当時、この順位を見て自由に楽しんだのではいでしょうか。
私は、先の戦闘でクラピカが“考察のみ!”で、ウボォーさんを旅団でいちばん腕力がある!と言っていた事の裏付けを、冨樫自ら示してくれたのかと思いました。
クラピカの考察を“あえて外す”という選択肢が、冨樫にあったとは思います。そうすると、さすがに話が進まないので明確にしてくれたのかな、とも思いながら、改めて順位を見ていいくと…。
シズクが下から2番目の順位になっていることに驚きです。
ゴンとシズクが腕相撲をしていた時、シズクは利き腕ではないにしろゴンと僅差だったことを覚えていますか?なんでしたら「シズクが利き腕ある“左”でやっていたら勝てていたよね」的な感じでしたよね。
ゴンに至ってはキルアん家で、1番目の試しの門(4トン)を肉体の力のみで開けられますからね。(ちなみに試しの門は7段階まであって、7つ目は256トン…どうゆうこと。)
そんなゴンに利き腕なら勝っていた!なのに!!シズクが旅団で12番目だなんて…衝撃的でしたよね。
G・I(グリードアイランド)編と言えば…変態的(褒めている方)な設定説明や状況説明が多くなりますよね!
…こんな感じの。もう冨樫の伝統芸能と言ってもいいでしょう。
本当に細部にこだわった設定などは、前作である『レベルE』で開花されていましたもんね。というか、G・I編は、小学生5人が王子(冨樫)にもてあそばれる回の『セルフオマージュ』のような感じがしませんか?
コレです。コレ。
冨樫信者であるほど『レベルE』を強く推してくるのは、あなたも体験したことがあると思いますが…先ず!どうこう言う前に、騙されたと思って読んでください!(かくいう私めも冨樫信者…)
ちなみに、レベルEは電子書籍にもなっていますが…多分、カラー版は出ていません。(よね?)
電子書籍の良いところの一つとして、単行本では得られない『色』が施されているところなんです。
私は、モノクロ版のレベルEしか持っていないので残念とは思っています。しかし、最近思うのですが“あえて”モノクロでも良いのではないのかと思い始めています。
何故か。それは“モノクロの方が自分自身で色の想像が出来る”からです。
マンガを読む際、ストーリーやキャラクターの動向にドキドキしますよね。場合によっては展開予想なんてしながら、それに裏切られたり一喜一憂するのですが…その予想に『色』も加わったらもっと楽しくなるんじゃないかと思っているのです。
カラーになった感動はありますが、カラーになったおかげで楽しみの一つである。『色の想像』を奪われているのかと。
…これはカラー版を持っていない“ひがみ”と、暴論でしたかね。では次!
先ほどのレベルEのページの前に、このような挿絵が描かれていたのです。
いやー!いい!とても良い!メローネの言葉を借りるなら「ディ・モールトベネ(非常に良しッ!!)」です!!!
あぁ、本気の冨樫の絵だなぁ。と思いませんか?
幽遊白書という、それこそ週刊連載用にチューンナップされた脳で描かれた『絵』とはまた違う感じ。
あ。この前のブログで書いた『戸愚呂(弟)』のように“たまに”描くときがありますが、週刊連載で毎回は描けません。
幽白とは、また違ったタッチ。レベルEを初めて読んだ時は「これ…本当に冨樫の絵なのか?」と疑ったくらいでしたが…今では“それ”が心地よいのです。
この『絵』のタッチに、どんな特徴あるのかとふけっていたところ…なんと冨樫本人から公式Xにて、お宝もの(言い方が古い…)の写真がアップされていたのです!!
これは、すごい。
上のカラーは当時。下は2024.6.24。
『眼力』と言えば良いのでしょうか…確かに、下の絵はどこか“優しさ”がにじみ出ているようにも感じます。
違い云々が、本人から聞けたのは嬉しいのですよね。本当に凄い時代ですよ。
「当時の狂気が出ない」と仰っていますが、安心してください。
暗黒大陸編で、あなたは“別次元の狂気”を描いていますからね。もう“そこ”まで行ってしまったのだから、“今”描けなくて当たり前です。
最後に
さて!G・I編は、『念の世界の深掘り』と『ゴンとキルアのイチャラブ旅』の楽しみ方も出来ますよ。
楽しみですね。
今日もウチに遊びに来てくれてありがとね。
ではまた。