/>【ハンターハンター】『No.402◆手紙・ 感想』 | 冨樫は待ってはくれません。どんどん先に行くので置いてきぼりに…
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【ハンターハンター】『No.402◆手紙・ 感想』 | 冨樫は待ってはくれません。どんどん先に行くので置いてきぼりに…

HUNTER×HUNTER ★布教

こんにちは、サチヲです。

通常、月曜日が休日ならジャンプは金曜日に発売だと思ったのですが…本日、15日(火曜日)の発売でしたね。
てっきり売れ切れ店が続出だと思っていましたよ!さすがに、そんなことはありませんでしたね。

ネタバレ炸裂いたしますので…未読の方はご遠慮くださいませ。
さて!今回も、あれやこれやと自由な考えと、感想を交換できたら嬉しいです。

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【ハンターハンター】『No.402◆手紙・ 感想』 | 冨樫は待ってはくれません。どんどん先に行くので置いてきぼりに…されないように、しがみついていきます!!

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

最初に!前回の最終ページが【10日目(火曜日)PM2:00】でした。コレを念頭に入れて…
今回の1ページ目が【10日目(火曜日)PM1:30】なので、これから話す『1003に居る第3王子(チョウライ)』と『1005に居る第5王子(ツベッパ)』は、前回の30分前の話になります。

改めて、1ページ目から全力疾走です。
念能力をまだ習得していない第3王子(チョウライ)の念獣の変化が“やっと”見れる時が来たんです!!
なにせ、女神転生に出てくるソロネみたいな形の中心から『コイン』が出てくるだけ…という描写しか見てませんからね。
B・H内という狭い空間でコロシ合いをしているのに、効果も変化もめちゃくちゃ遅いから「あぁ、こりゃ直ぐに退場だな」と思っていました。
だからこそ、最後のコマで目線を下にして「…」「それは」と続いたので、ドキドキして次のページをめくったら…

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

チョウライの独り語りで終わってたーーー!!
意味ありげに、あんな目線を下にしていたのに、「冨樫あんた!そこは描かないんかいッ!」で、ございますよ。
とは言え、この描写…あなたは、どう思います?

私は、『価値が上がる』変化が起きたと思いました。
画的には…日本円で説明すると、最初は『1円玉』だったのが、2枚目を受け取ったら『5円玉』に変化した。という感じでしょうか。
そのままもらい続け、6枚もらった暁には、『500円玉』くらいの『価値(能力)』に変化する。

価値の内容は、独自のお金を流通させるには『部族』から『国』単位の集落が必要なため、無理やり自国民にする…いわゆる『絶対服従』という能力も面白いですよね。チョウライは金銭の多寡で人間の価値を決めるような節があるので、当たらずとも遠からずであって欲しいです。まぁ500円じゃ、なんにも買えない国だから『お札』に変わったりするのかな。(笑)
ただ!最上位の価値までいけば第9王子(ハルケンブルグ)のようなジョイント型か、もしくは条件型に分類されると思うので、“揃えば!!”めちゃくちゃ強いと思います
後は、強制的に『絶』にしたりする『きったねぇ能力系』かもしれませんが…冨樫は必ず左斜め上を射抜くので、無駄な考察になることでしょう。

チョウライ含め、今回は『一人語り』や『一人考察』が多すぎるのです。

現在、第1王子(ベンジャミン)の施設兵リハンが第5王子(ツベッパ)に就いています。
彼の念能力が徐念師の中でも最上位であろう『異邦人(プレデター)』があまりにも強いため…冨樫のことだからツベッパの念獣に返り討ちになって、リハンが亡き者にされそうで怖いんです。
前回は、周りに邪魔された(マイト(バルサミルコ)曹長に余計な情報を聞かされた)環境でしたが、今回は余計なお節介を焼く人は居ないので、リハンは細い目で活き活きと考察を始めていますよ。
ただね…順調だからこそ、なんかあるんじゃないかと思ってしまう。
そもそも、リハンは1度成果もあげて大活躍しているので…冨樫は2度同じのは描かないと思うんです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

バルサミルコさんに至っては、『如何に我が軍が優れているか』を力説しているのですが…この暗殺道具が通用する(テーゼ)、通用しない(アンチテーゼ)は考えられるのですが、冨樫の真骨頂は左斜め上の出来事(ジンテーゼ)に定評があるため…語れば語るほど、もはや『フリ』にしか聞こえないのが怖い。
なにせ冨樫って、自分が作った凝った設定を何のためらいもなくポイ捨てするからねぇ。

【11日目(水曜日)AM8:00】…次の日の朝、1004に居るツェリさん(第4王子)がたくましく成長していたんです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

走ってゲームして人と話しながら、『絶』が途切れないようにする。
これだけで年単位の修業が必要なのに、“既に”出来ている。しかも、もっと精度を上げようとしている規格外の怪物っぷりを魅せつける描写を入れてくれましたね。まぁこれは順当といった所ですが…最新のツェリ情報を、1ページちょっと使って丁寧に描いてくれたのは嬉しい限りです。

【11日目(水曜日)AM6:00】さっきのツェリの2時間前…フウちん(第11王子)のヤバさの意味が明確になる朝ミーティングでしたね。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

センリツ曰く「…これは 注射の跡にも見えるわね」といった後、「わかってる これはおそらく念による記…!」と、ぬるりと念攻撃を可能性を言いましたが…。
私にとっては「え!?死ぬ前にハエのようなものが寄ってたかってただけかと思っていましたが、攻撃されていたんだ!!」ですよ。
その裏付けになるエピソードが、この先にありまして…ベンジャミンの守護霊獣に近づいただけで、フウちんについていたハエのようなものが「キィィェェ ゲェェェ」と、うめきながら消えていったのです。その光景を見たベンジャミンが「散っていった… やはり心身消耗した者に憑く低級邪霊… フウゲツ本人の守護霊獣や計画の類ではない…姉を亡くし絶望したか… このままだと10日もつまい」と説明キャラにもなっていただいたのです。

改めて、これを機に『術者を特定してやめさせる』ことを行動目標にした事により、全面的にフウちんを助ける動きに変わりました。

凡庸な物語なら、「あっち行ってこっち行って…結局分からない」という、全く分からない状態で闇雲に動く絵を入れますが…。
ところが、ハンタの住人は違います『仮説』をしっかり立ててから『検証』します。

コレが!この動きが!!膠着状態とも言える『王位継承戦』を大きく物語を動かすのではないでしょうか。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

ベンジャミンの施設兵も、かなり地頭が良いキャラが揃っていますが…センリツ陣営も負けてはいません!!
先ほどの『仮説』を立てたのは、今やフウちんを最後まで見守る、守護霊獣から生み出された霊体のような存在(今回、天井に“立ちながら”話す姿も有り)になったカチョウさんですからね!
その仮説を元に彼女が立てた作戦を、『小さな上のコマ(赤のカギカッコ)一つ』で説明時間を省いたんです。
もちろん!その後に計画の加筆修正と実際の行動に移るのですが…フウちんの『魔法の抜け道(マジックワーム)』の要件を満たすために各王子の部屋に行くのです。
これは、センリツたちの計画遂行に大いに役立つし、下位王子では得られない『貴重な情報』を実際に得ている。

しかも!この行動は“クラピカから依頼された本来の目的の達成”に繋がっているんです!!
ざっくり言いますと、クラピカは「ツェリ(第4王子)に私が近づくために、各々なんとかしてくれ」でしたよね。
仮説の検証の為,本来は『ルズールス(第7王子)の部屋にフウちんが入ること』ですが、超絶有能な司法省のカイザルさん曰く「戦略上 行ける場所は増やしておいた方がいいだろう?標的の目くらましにもなるし 後々の攻防に使える」。この提案を全王子に対し“きっちり完遂”すれば、図らずしもクラピカの依頼の達成になりませんか!?

前にあった、クラピカが『念の存在を周知した』に続き、今回のセンリツ班が行う『術者を特定してやめさせる』行動は、王位継承戦をかき回し、物語を加速させる起爆剤になると思いませんか!?私め、楽しみで仕方ありません。

ちなみに、司法省に努めているカイザルさんの献身的な言葉と行動も見逃せません。

センリツ本人も含めて、巷では『カイザルは操作系に操られている』というのが通説のようですが…私めは『カイザルは操られていなく、本心からの言葉と行動だ』と思っています。だからこそ、世間がざわつくほど!冨樫は裏切ると思っています。

私は、ハンタ世界ではあまり見られない見えない『学園恋愛シミュレーション物語』を純粋に楽しませてもらうと決めました。
センリツさんは、カイザルさんの事を“もう好き”です。ただ、好きになった人に裏切られたくないし、なによりも好きになった人を嫌いになりたくないだけなので…という妄想をしながら楽しみます。

最後に

最後のページが、【11日目(水曜日)AM8:50】です。多分、前後していて…朝ミーティング終了の時を描いていて、この後に各王子の部屋に行く流れですね。

さてさて!センリツ班が出した『答え』に対し、クラピカさんは必ず“やってくれる”という安心感と信頼感があることは知っての通り。
来週から、怒涛の作劇を冨樫は魅せてくれることでしょう。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。