/>【ハンターハンター】『No.405◆芝居・感想』 | 呆然としました。唐突に!壮大な種明かし大会が開かれ…その裏では
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【ハンターハンター】『No.405◆芝居・感想』 | 呆然としました。唐突に!壮大な種明かし大会が開かれ…その裏では

★HUNTER×HUNTER 最新連載の感動

こんにちは、サチヲです。

最初に言います。ゴリッゴリのネタバレ有りです。未読の方は、そっと閉じることをおすすめいたします。

いつもの事なんですが、今回は特にページをめくる手が止まりますよ。稚拙に聞こえてしまいますが…『衝撃』を受けました。
だって過去のことを思い出しながら、何度も読み返さないといけなくなるほど、濃密な情報量を丁寧に積み重ねているんです。と思えば、たった1コマで過去の問題を清算したりする。
もうね…問題解決をして楽にさせてくれたと思ったら、新たな問題提起をしてモヤモヤとさせ、私たちに地に足をつけさせない冨樫義博。最高過ぎます。

ということで、今回ばかりは最初にまとめておきます。

  1. “初めて”本物のヒソカが出てきた。
    ⇒合わしてヒソカのパーソナルな情報解禁。
  2. ヒソカに変装していた人の確定。
    ⇒やっぱりカリスマ変態紳士・クロロはスゲェ人だった。
  3. ザクロとリンチとヒソカ(偽)とのやり取りの全開示。
    ⇒整合性が取れているのが信じられない。
  4. 団長と団員たちとの想いの差。
    ⇒決して伏線回収とは言いません。
  5. 幻影旅団の結成した目的が10年前に達成していた。
    ⇒よーく考えたら見つけられないはずがない。
  6. ノブナガさんがどんどんイケてる人になっていく。
    ⇒もはや他の団員とは一味違うからこそ、ある思いが浮かび上がる。
  7. B・H号内で、中々ヒソカが見つからなかった理由が判明。
    ⇒同時に、裏切者?も判明。
  8. モレナの思惑とは!?

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【ハンターハンター】『No.405◆芝居・感想』 | 呆然としました。突然!壮大な種明かし大会が開かれ…その裏では、新たな謎もそっと添えてくる。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)服装も含めギャンブルしている姿、後ろ姿、愛し合っている姿、そして横顔。この変態紳士のイケメンっぷり…なんとかなりませんか。

ボクはいたって普通(ノーマル)だ♧
蟻討伐の話を聞いても ボクの心(アソコ)が反応しなかったのは相手が蟻だから♤
ここで何度も起こっている凄まじい鳴動も…儀式の力で生まれた念獣のサポートで発現した集団行動型の能力だと知り一気に萎えた♤
ボクは普通(ノーマル)…♢
異種間戦闘(アニマルプレイ)にも集団戦闘(パーティープレイ)にも興奮しない…いや出来ない…♢

お気づきの通り、語尾にしっかり『トランプのスート記号』をつけて、変態紳士の名に恥じない語り口。そう!これが正真正銘のヒソカ・モロウなのです!!
ボクたちのヒソカは、ヒリンギとあんなぬるい会話(推し活トーク)なんてしませんよ。
でもね!もしかしたら…スート記号を付け忘れるほどヒソカはめちゃくちゃ怒っているから…等々の考えを、ほのかに残しながら「じゃ、誰が変装してんのよ!」という考察の余地を残す“さじ加減”が素晴らし過ぎる。もう冨樫に、転がされていた訳ですね。

改めて、ヒソカさん。本当に久しぶりです。シャルとコルトピを始末したのが…もう7.8年前でしょうか。
懐かしついでに、『戦いの美学』を少し披露してくれました。先ほどの『自分語り』の続きで…

  • 一人の人間と一対一で壊(愛)し合いたい人間(ヒト)なのだ♢
    哀しいけど ま いっか♧ 一人喜悦り(マスべ)も全然嫌いじゃないし♪

蟻はパーティープレイとは言え、ヒソカが来たら来たでモントゥトゥユピー辺りとは相性が良さそうに見えますがね。
ハルケンさんに至っては、『一人』と換算してないは分かるが…第1層の事を、しかも!事細かに“知っているのか”が引っかかりましたよね。(後で解決しますが)
こと戦闘の好みは、いわゆる『ネテロ会長さんタイプ』なので…このまま暗黒大陸に行ったら、がっかりするんじゃないでしょうか。5大厄災と戦うイメージも湧かないが、もしかしたらドン・フリークスと戦ったりして。なんでしたら、故郷に帰るためB・H号に隠れ住んでいたキャラ『ジャイロ』と戦う…なんてことは無いか。

要するに、旅団に対しては『誰とどこで遭っても、その場で殺すまでやる』という言葉に裏も表も無く、純粋に一対一で愛す(壊す)のでしょう。
と、まとめてみたが『一人喜悦り(マスべ)』とはナニを指していると思いますか?相手がいない状態で一人で戦う?脳内で?ギャンブルがそうなの?それとも『一体多』になる可能性のある旅団ぜったいコロスマン状態”をマスターベーションと言っているのでしょうか。
分かったと思ったのに、逆に分からなくなりました。とはいえ、目の前にいるのは紛れもないヒソカ。“初めて”本物のヒソカが出てきたことを、素直に喜びましょう。

2,ヒソカに変装していた人の確定!It’s a ボノレノフ=ンドンゴ!!

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)左上、コマとコマに挟まれたクロロをご覧下さいませ。あの狭い隙間だけで!あんなにカッコよく目を見開いて威圧出来る変態紳士なんて、そうそう居ませんよね。

文字のフォントはそのままに、多分“初めて”文字の大きさを小さくしてまで語り倒した、もう一人のカリスマ変態紳士・クロロの考察が当たりまくっている。

  • 均衡(バランス)を保つため、ヒソカを第一層に招待(排除)する。
    ⇒クロロはどうやって王子とマフィアの関係を、あんな早い段階で知っていたのか。そんな仮説を立てられるくらい、重要な情報を“誰から”得ていたのかが気になります。
  • 本物のヒソカはいずれかの王子に接触する。
    ⇒これがシャ=ア一家であり、窓口となったのは多分シャ=ア一家・若頭 オウ=ケンイです。その理由は後ほど。
  • 第1層に行ったら、本物と鉢合わせに気をつけろよ。
    ⇒鉢合わせとまではいかないが、目視できるところまできたこと。
  • プロモーターがフロアマスター(天空闘技場ね)のヒソカを招待する
    ⇒コレは、違いましたね。というか、先にマフィアが嗅ぎつけたからだけど…この予想外れた時のため、2番手も用意しておく思慮深さは尋常ではありません。

このように“ただ”結果を当てたのではなく、その理由を自称頭の悪いボノレノフに分かりやすく説明しているんです。合わせて、私たちにも分かりやすくね。
そして、「本物ヒソカを見つけたら変装を解き、別人に変装してオレを待て…」と、クロロに言われた通りに変身する。それが、まさかの!平成の時代に活躍した梟(ふくろう)に変身だからウケます。
ボノの能力説明が足されていましたが、“実際に対話したことのある人物で、変身を維持する時間は対面時間とほぼ等しい”とありましたから…フェイと一緒に、ふくろうの拷問に長い時間立ち会っていたんでしょうね。

どっちにしても、カリスマ変態紳士・クロロはスゲェ人だった。という話です。

3,ザクロとリンチとヒソカ(偽)とのやり取りの全開示

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

あなたは、このエピソードを覚えていますか!?
シュ=ウ一家構成員である、ザクロ=カスタード(操作系…血いさな世界/ブラッティメアリー)と、リンチ=フルボッコ(放出系…体は全部知っている/ボディアンドソウル)が、偽ヒソカとばったり会った瞬間の事を。

  1. リンチが偽ヒソカ(以下、ボノ)に腹パンし能力発動。そして、リンチに身バレする。
  2. ボノは、「今の…オレの声!?」となり、点滴の方(以下、ザクロ)に聞かれたと思って焦ったが、ザクロに「…アンタ ヒソカ…なのか?」と言われる。ボノは「あれ?聞こえてないのかな?」と答える。
    ⇒これ!ちゃんとそのまま連載していたんです。ただ!最初の「ううん 実はヒソカに化けた偽物だよ」という確信のセリフと、「やば…ニセ者だとバレた!点滴(男)の方にも聞かれたよな…」と、「成程…殴って心の声を聞ける能力で聞こえるのは能力者と殴られた本人だけってことか……!」という、たった3つの心の声が無い状態で!!それなのに物語を強制的に成立させていたんです。
  3. 最初の腹パンで、リンチを気絶させる。
  4. 続けてザクロも気絶させて、ボノはザクロに変身。
  5. ザクロに変身した姿で、気がついたリンチに本当にバレたか確認する。
  6. 結果、バレていたのでリンチの息の根を止める。
  7. 殺した後、今度はリンチに変身する。
  8. リンチに変身した姿で、ザクロに劇場に誘導させる。
  9. 結果、ボノは誰よりも早く第1層に辿り着く
  10. そして、本物のヒソカを目撃する。

この流れが、本来の姿だったんです!!
隠すセリフ、隠すコマ。これを崩壊しない程度に綿密に消し、繋ぎ、バラバラに重ね合わせる。まるで…時系列を意図的に変えるクリストファー・ノーラン監督の映画の如く美しく!!

4,団長と団員たちとの想いの差。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

No.9を欠番……パクです。
幼少の頃…みんなには見えない優しさ積み重ねていたクロロの行動を見つけて認めてくれた、優しいパクノダですよ。
惨殺されたサラサの時を思い出します。
明確ではありませんが、クロロはパクノダに対しても“なにかの想い”が確実にあることが分かりましたね。

しかも!団員は“それ”を分かっている。
理由は“まだ”分からないが『ヒソカ』が関係している事は確か。だから『早いも順でヒソカを殺しても良い』ことを団長に認めてもらい、兎にも角にも団長よりも早くヒソカを探していたんです。

哀しいのが、ボノが「ヒソカで…もう終わりにしようぜ この芝居」と、言ったのです。
芝居…元々は「ざぁ~~んねんだったなぁああ~~~ッッ カタヅケンジャァア~~~~~~!!!!」という感じに、本当の劇団員だったことを思い出しました。
そうです。クロロは“まだ”演じ続けているんです。言わば、現実を歩いているのではなく、ずっと空想世界をふわふわと宙に浮いているような状態なんです。生きた亡霊のようで、実のところ自分の人生を歩んでいないんです。

それを解放してあげようと、クロロがクロロであるような人生を送って欲しいからこそ、団員たちは淡々とヒソカを追い詰めていくのです。
ということが分かったのですが、また新たな問題が出てきました。
まさかね!団長がこの船で探している『お宝』がヒソカを確実に殺(や)るために必要な能力者(ページ)だったことですよ!てっきり、全く別物だと思っていましたよ。
それじゃ、最初っからヒソカを返り討ちにする気マンマンだったんですよね。シャルからの電話の時は、なんか“ついでに…”みたいな感じでしたが、既にマチから生きていた事を伝えられてたんですね。ただ、その後すぐにシャルとコルトピがね…。

5,幻影旅団の結成した目的が10年前に達成していた。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

なんとビックリ。上のコマにいる、あごにホクロのある男性がサラサを惨殺した張本人だったんです!
この『恵まれない子供達の支援・救済に尽力した…』とありますが、結構“あるある”な話でもありますよね。もちろんちゃんとした所があることは大前提とし…子供たちとの繋がりがあるからこそ!裏の仕事・趣味が達成される。冨樫のリアリティの寄せ方には、もう引きますよ。

よーく考えたら、知力と暴力を兼ね備えた幻影旅団に、あそこまで証拠を残した組織(人間)を探せないはずないですよね。
もう目的を達成したからこそ、G・Iで遊ぶ時間もあったんでしょう。

さて、問題です。
サラサの仇のニュースをバックに、クロロを歩かせる。さて、このクロロはいつのクロロでしょうか。
実は、クロロの時系列だけは隠されている…というか、分からないんですよね。前は『37564(みなごろし)』の部屋?居たし。
全くの妄想ですが、クロロは既にヒソカに殺されていて…暇だからギャンブルしている。近寄ってきた団員は、ついでに殺す。なんてことは無いですよね!?…ね!!

そもそもですよ。ヒソカは幻影旅団の中でクロロにしか興味無いんですよ!コレは確実だと思います。だって旅団に潜入していた時、他の団員(辛うじてマチには…)に反応しませんでしたよね!?
強い人。今週号で明らかになりましたが一対一で成立する人にしか、ヒソカの心(アソコ)が反応しないんですよ。
もしかして…『一人喜悦り(マスべ)』とは、残りの団員を殺すことを指しているんじゃないでしょうか!!
後、幻影旅団の目的が既に終わっているということは…本当に旅団全滅の足音が聞こえてきませんか。
冨樫ィィィィィ。

そんな考察(妄想)も許してくれる、ハンタが大好きなんです。

6,ノブナガさんがどんどんイケてる人になっていく。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

いやもう、少しはフィンクスに譲っても良いのではないでしょうか。
ノブナガさんの理にかなった考察は素晴らしいのですが…そんなことよりも!ですよ。

ジョジョかぶれ(ブチャラティのスティッキーフィンガーズをリスペクト)を瞬殺したり、エイ=イ一家のアジトに行った時の機転とスピード感ある攻撃に、ヒリンギとの良好な共同戦線が出来る器。そして、少しの違和感を見逃さない洞察力と、俯瞰した世界を見据えながら自分の考えをまとめてアウトプットする姿。
結果、モレナの能力に見ても触れてもいないのですが、確実に近づいていますからね。

もう…ノブナガが先に死ぬんじゃねぇーーーー!冨樫ィィィィィ。

7,B・H号内で、中々ヒソカが見つからなかった理由が判明。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

オマエだったのかーー!シャ=ア一家 若頭・オウ=ケンイ!!
まさか、エイ=イ一家 組長・モレナ=ブルードと繋がっていたとはですよ。

シャ一家…というか、若頭オウもあなどれませんね。
要するに、その名の通り『ジョーカー=ヒソカ』という事ですね。

8,モレナの思惑とは!?

モレナが言う「お目当ての人間」は、『ヒソカ』で良いですよね?
ケツ持ちがツェリだからと言って、クラピカを敵視は“まだ”していないですし。
ツェリの事を考えれば、B・B(ビックバカ)を標的にするけど…そもそも、「だから壊しましょう 何となく」。と言ってるくらいだから特定の王子は無いかな。
シュ一家とシャ一家という、同じ下部組織を狙うなんて…ちょっと規模が小さいですよね。
かと言って、ビヨンドネテロ関係かぁ~…十二支んも含めて、しがらみの痕跡が無いですしね。

『見つけられていない=ホイコーローの人間ではない』のだから、知らない人間ですよね。
そこで!若頭・オウの情報を得たことにより、全てを壊すのに最適な人間を見つけた。要するに、ヒソカと旅団をぶつける混乱が一番望ましい…のかと思ったりしました。
ただ…クラピカかもしれません。物語的に混沌としますが…それこそ繋がりの痕跡がないから、クラピカを捕まえてどうするの?という感じだしなぁ。ここは潔く『ヒソカ一択』で行ってみます。

最後に

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

劇中で盛り上がる場面、例えば主人公の絶体絶命のシーンや新展開をみせる場面などを迎えた段階で結末を示さないまま物語を終了とすること…いわゆる『クリフハンガー』は、ノブナガたちが“ナニか”を見たところで終わりましたね。相変わらず、先が気になる終わり方をします。

あ。一言いいですか。
「おーーい!フランクリンさぁーん。『どうせヒソカはこっちに来るだろ。だから動かない』とか言ってテーブルに座ったままでいましたが…ヒソカさん第1層にいるからね!大分遅れを取っているし、このままテーブルでご飯ばっかり食べていたら一生会えませんよぉ~」。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとういます。
ではまた。