【マンガ】『メダリスト』 | その世界の“前提”をやさしく分かりやすく説明する。これをするとしないでは作品の“熱”に…
Warning: Undefined array key 2 in /home/xs009778/sachiway.net/public_html/wp-content/themes/m_theme/functions.php on line 281
Warning: Undefined array key 4 in /home/xs009778/sachiway.net/public_html/wp-content/themes/m_theme/functions.php on line 286
Warning: Undefined array key 6 in /home/xs009778/sachiway.net/public_html/wp-content/themes/m_theme/functions.php on line 291
メダリスト©つるまいかだ/講談社
こんにちは、サチヲです。
どんなジャンルでも良いが、上を目指して“いわゆる『プロに成る』とは”金をもらって“それ”で食べていくことを指す。
芸術、スポーツ、会社、どの分野でもお金を出す人と、もらう人の“とあるバランス”があるから成立するのである。
だがしかし聞いただけでは知り得ない、実際に体感する“その”バランスはとてつもなく幅が狭く、まるで薄氷の上を歩いているくらい危なっかしいのが現実である。
もしも『人生の天秤』があるとすれば…左側には『プロ』を置き、右側には体力や労力、財力や年齢、環境や情熱といったことを置く。
しかもその天秤は常に他の人に見られ、比べられ、晒され、現実と向き合う瞬間が幾度となく訪れ、“それでも”突き進む意志と行動した者だけが『プロ』に辿り着く。
この『メダリスト』で言えば「数えきれないものを支払っていくんだ」である。
とは言っても、自分の努力ではどうにもならない“場合もある”から怖い。
ウソか誠か損じるのはあなた次第ですが…モデルのオーディションで甲乙つけがたい2人がいるとします。その事務所は最終的にナニで判断するのかというと『親の容姿』で判断する。
バレェダンスでソリストのオーディションで受けたが落ちた人がいた。その理由が『あなたのおばあちゃんが太っていたから』で落ちる。
要するに、“将来あなたもそうなる可能性(遺伝子)があるかもしれないから”ということです。もう生まれた瞬間に、その道が閉ざされていたのです。ヤバい世界です。
もちろんプロの世界にも“程度”が存在しているので、全てとは言いません。しかし今回の“メダリスト”は、そのヤバい世界の香りがプンプンするのです。
スポンサードサーチ
☆★☆
【マンガ】『メダリスト』 | その世界の“前提”をやさしく分かりやすく説明する。これをするとしないでは作品の“熱”に…温度差を感じてしまう。

メダリスト©つるまいかだ/講談社

メダリスト©つるまいかだ/講談社
正直「へぇ~、そうだったんだ」という感じです。
この説明をおろそかにすると、読者が付いていけなくなるのです。「なんでこの子はこんなに悔しがっているの?」とか「なんでここまでしないといけないの??」という温度差が生まれ、一瞬でファンタジー化してしまい読者離脱もさることながら、その世界の間違った印象を植え付けかねないのです。
私の妄想になりますが…このメダリストを読んだら「アイススケートを見るのが楽しくなった!」という気持ちになるのが順当な気がしてならないのです。
だからこそ、このマンガの世界の基準でもある『前提』を正しく理解し、物語に寄り添う方が感情移入しやすくなると思っています。そうして、物語の行き過ぎたファンタジー化を止めることに繋がるのです。
前回では、ひかるさんの言葉「氷に乗れない人の言葉なんて信じなくていいよ」を載せました。言い換えれば…あなたの人生の天秤に、部外者の声なんて“いちいち”乗せる必要はないのです。
逆に言えば夢をあきらめる人や潰れる人は、もしかしたら全ての声を人生の天秤に乗せてしまっているかもしれません。
真に受け入れる言葉を選びましょうね。コレも『プロに成る』ための“たしなみ”です。
最後に
私は、スポーツが得意ではありません。好きでもないので、それぞれ全く知らない世界なのです。だからこそ作品を楽しめるのです。
2/13まで『ebook japan』にて『メダリスト』が3巻まで無料で読めます。この機会に『目指す人』の世界をのぞいてみませんか?
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。