(メダリスト©つるまいかだ/講談社)
こんにちは、サチヲです。

昔の人はよく言いました。「基準値は上げることはあっても、下げることはない」と。
私自身も“そうでありたい”と思って生きていますけど、これが中々できないモノなのです。
特に!はじめたばかりの頃はやる気がゴリゴリにあるので「週に3回はやる!」と言ってはガンギマリの目でやるのですが、なぜか来月になったら週に2回…そして気がついたら「週に1回やれば十分でしょ!」と、全く役に立たない謎の優しさを自分自身に発動する。

しかし、いのりさんは違います。
『絶対』がない氷の上で、如何にしてメダリストに成るのか。『目的目標』といった他人と差が出る項目がたくさんある中、必ずやってくる『壁』に対して立ち向かう力である『覚悟』の決め方がキマリすぎているのです。

【メダリストから学ぶ日常】『覚悟の基準値』 | 普段できていない事が本番で出来るはずがない。イザ!という時は今の…連続を積み重ねることなんだ!!

メダリスト©つるまいかだ/講談社

普段の練習の時に“4回転ジャンプ”を飛ぶ。小学生で4回転を飛ぶのは本当に“稀”ではあるが、メダリストを目指すなら通る道でもある。この高い基準値に設定し続けるいのりさんと、コーチである司さん。
当たり前ではあるが、4回転を飛べば明らかに注目を浴びる。
この時、司さんは“まだ”いのりさんの覚悟を知らない。それは…注目を浴びるような事をしたとき、結果を出したとき、そうやって目指せば目指すほど浴びるのが賞賛。その全く逆の感情がこの世には必ずと言っていいほどある。それが『嫉妬と妬み』である。

もちろん司さんも“それは分かっている”からこそ!心配して“ここまで出来る”いのりさんに対して帰りの車の中でフォローを入れました。
その時に、いのりさんが答えた言葉が「私 わざとです わかってて4回転を飛びました」と。
そして、続けて言います。静かに、アツく、先を見据えた眼差しで…

メダリスト©つるまいかだ/講談社
  • いのりさん「だって その注目に負けない人が世界一のメダリストになれると思うから!」

と言い切ったのです。
感動症の司さんは驚きながらも、その基準値の高い覚悟を“誰にも教えられていないのに”言い放ったのです。
だから、試合当日の最終練習でさえ!一種異様な『全員が見ている』という重たい空気に対しても…

メダリスト©つるまいかだ/講談社

しかし、司さんの表情を見てください。

人から与えられた基準値でやるのはアマチュア。プロは自分で作った基準値で突き進むのが正解ッ!!

メダリスト©つるまいかだ/講談社
  • 司さん「予想通りだったね」
  • いのりさん「はい 覚悟していた通りです」

このようにして…二人は共に歩みを合わせて進むことが出来るのですッ!

この『プロとアマチュアの基準値』については「仕事も人生も一緒」だとよく言われました。
「あなたは会社に与えられた期限で仕事をしているの?まだそんな事をしているの!?笑っちゃうよ。それはアマチュアですよ。自分で決めた目標を、自分自身に対してリーダーシップを取って、前倒しで数字を作るんだよ」と、ポップな感じで言われましたが…内容が過酷過ぎて、私は笑えませんでした。
今は、そのようなシビレる環境の仕事場ではなくなりましたが…改めて、生きていく上でも『基準値は上げることはあっても、下げることはない』という言葉が刺さります。
何に対しても「出来ない理由??それは自分で基準値を下げてるからでしょ」という明確な回答が返ってくるので、なにも言い訳が出来ないのです。

ただね、このような作品を読むと力をもらえる(勝手に)のです。
しかも『学び』も思い出すしね。

最後に

いやーー!いつも感じるのですが『学び』は“言うは易く行うは難し”ですよ。
でもですよ。まだまだ未熟だからこそ、この歳になっても“まだ”やりがいに感じることが出来るのです。
このブログもそう。
エラーが無くなったとはいえ、写真が見れなくなったり、記事も見にくい、読みにくいブログとなっていますが…修正等のやりがいを感じているのは『以前のブログよりもっと良くしよう』という覚悟を一応持っているので…それが高いか低いかは、今後のブログを見てくれると嬉しいです。

ではまた。