【メディアリテラシー】『マスコミのトンマナ』 | 靖国神社の「放尿テロ」をマスコミが頑なに「落書き事件」と矮小化する意味
こんにちは、サチヲです。
今回は、マスコミの知識や理解度をあげること、知ること…いわゆるメディアリテラシーを、ノンフィクションライターの窪田順正さんから学びたいと思います。
先に言います。このような『情報』を信じる信じないはあなたの自由です。特に、政治、宗教、マスコミに関しては「あぁ、変なおっさんが変な事言ってるな。へぇ~、こんな側面もあるんだ。」程度で読んでください。
私自身は、この手のブログを書くとき「必ず、断罪してやる!」なんてことは無く、自分の情報の精度を上げるために、自分で情報を見つけてきて肉付けをしている作業の一つに過ぎません。
私の思想は、世間で言うところの『中道から少し右寄り』だと“今は”自認しています。なので、もしかしたらあなたから見たら“偏っている”可能性があるかもしれません。だから、肩の力を抜いて、この記事を読む“ついでに”あなたの持っている情報の精度も上がったらいいな。と考えています。
- マスコミの在り方を知る前に、この歳で初めて知った『トンマナ』という専門用語を共有させてください
『トンマナ』・・・『tone(トーン)&manner(マナー)』の略語で、直訳は『調子と作法』です。
意味は⇒「統一感を打ち出すためのルール」や「世界観をつくりあげるためのガイドライン」
デザイン業界で使われていた言葉が、広告・出版業界におけるデザインや文章を書く上での基本的なルールとして広く認識されてきました。
例えば、
モノトーンで統一されたwebサイトを見れば「落ち着いている」という印象を与える効果。
使ってはいけない言葉や、積極的に使う言葉を統一することによる「伝えたいメッセージを明確にする」効果。
全体の雰囲気を統一する効果を出すために、「派手な色使い」のか「落ち着いた感じ」なのか、「親しみやすい」のか「高級感溢れる感じ」なのか。
というように、『クライアントとのトンマナを合わせたweb広告にする』や『文章のトンマナを合わせる』や『色合いのトンマナを合わせる』という感じに使います。
- さて、本題です。マスコミは“どこ”とトンマナを合わせているのでしょうか。
スポンサードサーチ
☆★☆☆★☆【メディアリテラシー】『マスコミのトンマナ』 | 靖国神社の「放尿テロ」をマスコミが頑なに「落書き事件」と矮小化する意味
「公安部によると、5月31日午後10時ごろ、東京・千代田区の靖国神社の社号標と呼ばれる石柱に、赤いスプレーで『トイレ』と落書きされた事件。6月1日午前5時50分に同庁の警察官が現場を確認。この時点で、落書きをしたとみられる男が、既に中国に向けて出国したことを確認したと明らかになった。」というニュースが、この前あったことを覚えていますか。
私自身も『落書き』としか理解していなく…「また中国人かぁ」程度にしか思っていなかったのですが、マスコミの報道姿勢を『ダイヤモンドオンラインの窪田順正さんの記事』で、実は『放尿テロ』まで起きていた事を知り、更に「なぜ、報道しないのか!?」について「あまりにもセコい理由」とサラリと言い放つ窪田さんの記事がおもしろく読みながらめちゃくちゃ学べたので、ここで共有させていただきます。
『マスコミ報道をご覧になるといい。タイトルは申し合わせたように「落書き事件」「落書き男」「靖国落書き」が圧倒的に多い。「放尿」という見出しが踊るのは、週刊誌メディアや個人の寄稿記事など、かなり少数派だ。これは世界の常識に照らし合わせれば、「異常な自主規制」である。』という文言からスタートした記事は、どんどんひも解かれていくのです。
曰く…。
そんな許されざる行為が日本の宗教施設で起きた。本来ならばマスコミはこの蛮行を国内外に広く発信し、個人の犯罪とはいえ、中国政府に「遺憾」くらい言わせなくてはいけない。
が、現実のマスコミは「落書き事件」ばかりを報じて、「放尿」の事実には目をつぶって鎮火しようとしているようにさえ見える。これはさすがに「自主規制」を通り越して、「偏向報道」と言わざるを得ない。
という話を聞くと、ネットやSNS界隈の皆さんは「親中マスゴミのもとに中南海(中国共産党中央幹部)から報道統制のお達しが出たのだ」というストーリーが頭に浮かぶだろう。
しかし、実際にマスコミで働いていた経験から言わせていただくと、現実はそういうダイナミックな話ではなく、もっとセコい。
今回、マスコミが「落書き事件」を連呼しているのは、会見やレクで世話になっている警視庁や外務省にトンマナを合わせているだけなのだ。
いかがでしょうか。内容はもちろんのこと、“読ませる文章力”がめちゃくちゃありますよね。
内容については色々と学び、知ることが増えてきたので、幻滅することはありませんでした。
そもそも、マスコミは『株式会社』と冠しているんだからサラリーマンの集団なのである。
目の前にある記事などは“国民”を通して、その先にある“株主”に対しての“社会貢献”という名の活動となります。それは“視聴率”という指標から“広告費”という対価を成立させるために、『番組』というコマーシャルを国民に如何に見てもらい、『番組』というコマーシャルの間に流れる、企業のCM効果を如何に高めるか。他の株式会社となんら変わりません。健全に営業利益を求めるのは至極当然な活動なのです。(ただし、日本放送協会…略してNHKは違います)
だから、テレビや新聞は部数や視聴率を高めて株主様から『広告』の対費用効果が高いことを示すため為、ひいては会社の成長の為に、常套手段として今も昔もこれからも「この後に衝撃映像がッ!!」のようにびっくりさせたり、悲しませたり、下世話な話を盛り上げたりして“なんとか”テレビにくぎ付けにしようとする。これが、マスメディアが恫喝産業と言われる所以です。
逆に、「今日も平和でした」や「内閣が良いことをした」というニュースでは“視聴率が取れない”と判断されているから、殺伐としたニュースや文脈やストーリーを作ったりしているんです。
じゃ、ナニを信じたらよいのよ?という声が聞こえてきそうですが…『一次情報』や『この報道で“誰”が得をするのか』を追って調べたり…は、面倒ですよね。現在は、“ほとんど切り取りニュース”なので、そのニュースの『全文』を見つけるようにします。そうしたら“文脈が初めて分かる”ので、自分の判断が出来ると思います。
もしくは自分が信じた人の発信を聞いたりすると、今回のようにマスコミの報道と全く違う報道を見ることが出来て面白い世界が見えてくるのです。
それにしても、この先の記事も本当に分かりやすくて読みやすかった!
最後に
この記事の全文を読みたい方は、ダイアモンドオンラインの無料会員登録をすれば、窪田順正さんの記事が読めますよ。(…案件ではありません)
情報って、改めて難しいですよね。
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます
ではまた。