曽田正人©capeta/講談社
こんにちは、サチヲです。
マンガ『capeta』のネタバレ有りです。
物語の世界も、現実の世界も『成長』に必要なのは“失敗”や“○○が弱い”といった『壁』があるのではないでしょうか。
当たり前の話ですが“上には上がいる”のです。
自分の力量が上がれば上がる程、役職が上がれば上がる程、売れれば売れるほど“それ”見えてくると思います。
それは、自分の力量が足りない未熟な時や、一般社員の時や、商業的に成功していない時では「将来はこーなるよ」と“話では聞いていても”全く実感できない世界なのは往々にしてあるのではないでしょうか。
もしくは“実際に自分が到達した時”は、聞いていた事と違うことが往々にしてあるのではないでしょうか。
それくらい『聞いていること』と『実際に起ったこと』には乖離があるのです。
その『現実との乖離』に対して私の大好きな主人公はしっかり受け止めるのです。
もくじ
【capeta】『現実を受け止める』 | 簡単なようで意外に難しい。特にその世界が長ければ長いほど生まれるプライドのせいで…成長できない場合がある

やっと。長い道の名のは言うまでもなく、やっと…やっとライバルと一緒のステージに立てて、今まさにライバルを追い越そうとした時…。
絶望的な現実を突きつけられるのです。
「源 奈臣がFステより格上のフォーミュラ ジアッラのテストを受けに行っている」ことを聞かされる。
本当に考えられない事である。
目の前の優勝がかかったレースよりも、自分のステージを上げるチャンスにかけてイタリアまで行ったのである。しかも、失敗すれば実績はなくなる。
カペタには、その“チャンス”すら降りてこない状態である。
ここでやる気を失うのか。ここで腐るのか。現実を受け入れることを言葉で分かっていても心が許さないのか。
カペタを襲った感情は…

『悔しさ・怒り・情けなさ・不甲斐なさ』といった感情でぐちゃぐちゃになる。
でも、カペタは“知っている”のです。
目の前のことに集中する事。目の前のことを大事にすること。
だから!ここまで来れたことを。そして、その後の超集中による驚異的な走りを魅せる。
50才も過ぎた人生を歩むと、本当に無駄なプライドが生まれるのです。
もちろん、自分の足で大地に立つためのプライドは必要です。
しかし、歩みを自ら止めるようなプライドはいりません。
夢を失わないように現実を受け止め、変化を面倒くさらずに進みます。
最後に
10代の頃、あんなにベースを練習できたのは身近にライバルがいたからです。
今は…切磋琢磨する仮想ライバルすらいません。
ただ、自分のモチベーションを外側に求めても…それはリーダーとは言いません。モチベーションは自分で燃焼させることです。という事を“分かっていても”欲しいものがあります。
それは同じ道を目指す仲間です。
その為に、足りないものは行動力でカバーします。
ではまた。