【うる星やつら】『OP/ED』 | 『アイウエ』がもたらした、愛のリスペクトとは!製作者、関係者全てに感謝です!!
こんにちは、サチヲです。
- うる星やつらのアニメ制作陣から伝わる『アツいリスペクト』が心地いい!
さぁ、『柔軟性のある拘り』という、サジ加減が難しい映像表現を堪能しましょう。
最初は、OP『アイウエ』から行きましょう!!
スポンサードサーチ
☆★☆☆★☆もくじ
【うる星やつら】『OP/ED』 | 『アイウエ』がもたらした、愛のリスペクトとは!製作者、関係者全てに感謝です!!
私め、感動です。
中学か、高校生の時か…兄貴の机の上にあったアニメージュを盗み読みした時の記事に『うる星やつらのアニメ化!』を読んで、初めて知りました。
そして、うる星やつらのアニメをテレビでタイムリーに観ながらも、音楽(特にEDが!)に興味を持ちました。
ラジカセを用意して、家族みんなに「これから録音するから静かにしてね!」と言いながら、テレビのスピーカーにラジカセを押し付けながら『外部録音』していたころが懐かしいです。
さて、本題です!最初にOP(アイウエ)から読み解いていきましょう!!
- 最初のインベーダーゲーム。
1981年に初代が放映された、ただの時代背景(1978年にスペースインベーダーが大ヒットした)で出してきたのかと思いきやです。
実は、ラムは鬼ではあるが宇宙人。うる星やつらの設定では、宇宙人は『インベーダー』と呼ぶんです。実際、インベーダーは侵略者を意味する英語です。
第一話で、ラムのお父さんがあたるの家で「ワシ インベーダーだんがな」って言ってましたが…実際、これくらいしか出てこないので、私自身も忘れていましたよ!
懐かしのインベーダーゲームを出すことによって、ファンでも忘れがちな設定を思い出させてくれる…ナイスリスペクト! - OP最初のインベーダーゲームの不自然さ
通常、インベーダーゲームは『画面上から下に攻めてくるのに対して、左右に移動できるビーム砲にて迎撃する』のですが、ここはうる星やつら。
画面下のあたるのハート砲に当たらないように、女性キャラクターたちが画面上に逃げるように上がっていくんです。 - タイトルは、そのまま!!
最初こそカラフルに装飾されていますが、うる星やつらの文字が完成したのちに、以前と変わらぬ赤文字と星は黄色のタイトルになります。
このタイトルを初めて見た時…感無量でした。 - Aメロは現代のあたるに裏に、白黒のラムの『当時のマンガの絵』が出ていて、しかも動いているんですよ!
これは、『昔から今の今まで、色々な私をずっと見ていてね』って思いが伝わる演出ですね。 - 『当時の白黒マンガの絵』から、『現在のラムの作画』にカラーに変わって飛び出してくる演出も大好き。
全く興味を示さないあたるにしびれを切らした感じがいいですよね。 - 飛び出してきたラムに電撃を浴びて、あたるは骸骨になってしまいます。
この、骸骨の頭の中をよーく見ると『女』の文字しか入っていなく…こんなマンガ表現は昔はなく、ディフォルメ感がいい。 - 一番びっくりしたのが、サビ前であたるは女性を追い回しているのですが…急にスマホで可愛い女の子を検索し始めるんですよ!
「え!?時代背景は完全に『今』にしちゃうんだ…」と、それでも別に構わないのに、なんか私の中で受け入れられない『ナニカ』があったのですが…後半にしっかりネタバレがあるので、しばしお待ちを。 - サビです。アニメ史上初めて(有名になったのは…)であろう『アニメキャラクターを躍らせる』ことをさせた初代OPに対して、きっちり現代風のソロダンスをラムが踊ってましたね。これがめちゃくちゃ可愛いッ!!しかも、男性陣は(ヲタ芸)で返してきましたね!ちなみに、女性キャラクターもラムのダンスを観ているんですが「なんでアタシらがラムのダンスを観ないといけないの!?」感も出ています。ついでにあたるも嫌がっています(笑)。これぞ、うる星やつらのふり幅の大きい『温度差』ですよね。
- 次に、ジェットコースターにうる星やつらの面々が乗っています。
これは、理不尽且つ、無責任に縦横無尽にかけめぐる作品性をそのまま表現しているのがいい。 - で、次の旧作ファンに対してのサービスカットが、実に胸アツなんです!
過去の作品の一コマや、イベントの絵や、ゲームやら、単行本の絵やら、これでもかと押し寄せてきます。特に!ラムが瓶に閉じ込められた写真を見た時は、涙がポロリです。この一枚の絵だけでエピソードが流れ込んでくるんです。4クールやるんだから、このエピソードは絶対にやって欲しいです。 - そんな後に、インスタかなんかのストーリーに載せている『私服のラム』の投入です。
もう、どれだけ新旧のファンを納得させたら気が済むんですか!! - 螺旋階段を駆け上がるキャラクターや、次のボールのゲーム(名前を教えて欲しいです)や、公園にあるぐるぐる回るやつは…!?
永遠とも思える螺旋階段やゲーム。これは、『いつまでも変わらぬ日常を懲りずに続けている、うるせぇやつら』の表現でしょう。映画ビューティフルドリーマーのオマージュでもあるのでしょうね。それにしても、公園ぐるぐるのラムも可愛いッ!! - あたるは、ラムのソロダンスを観る羽目になってげっそりしていたところ…改めて、可愛い子と遊んでストレスを発散しようと検索をしたら…
全部ラムに繋がっていて、結果、「ダーリンのことを、ずっと見張ってるっちゃ!」と言わんばかりに、町中がラム一色になる。
インベーダーゲームでさえもラムの大群が襲ってくる。これは、1話最初のフリなのか?地球に攻め入るとき、オリジナルはラムの船1機だったのに、今回は全世界に宇宙船が攻めてきていましたよね。 - そして『GEME OVER』の文字と共に、あたるが飛び起きる。なんと、スマホ等の現代解釈は『夢落ち』でした!
起きた場所は、原作通りの昔ながらの畳の部屋で、ラムが窓から会いに来た。うん!いつも通りです。なんせ部屋に『ペナント』まであるんですよ。今じゃ、絶対に飾って無いですよね!? - 最後に、学生服を着ながらラムが背中から抱きつく
これは、もう最終回のオマージュ絵でしょう。ねぇ??
以上です!
もう、欲張りすぎ、サービスし過ぎ、感謝のOPでした!
最高です。ありがとうございました。
ちなみに、「今のはPOP過ぎる!」という声も聴きますが、タイムリーに観ていた私からしたら、当時の『ラムのラブソング』の歌も絵もめちゃくちゃPOPでしたからね。
子どもながらに、「最先端なアニメがこれなんだぁ…」とよだれを垂らしながら観てはいましたが…今も振り返ってみると結構とんがったOP作品ですよね。
最後に
原曲をお楽しみください。
実は、この歌詞も愛のリスペクトが詰まっているんです。
手前味噌ですが、私めの過去ブログにて書かせていただきました。
【うる星やつら】『OP考察・解釈集』 | 『アイウエ』の曲にはたくさんの想いや仕掛けがいっぱい♬ (sachiway.net)
ではまた。
前回はこちら。
【うる星やつら】『OP歌詞の考察・解釈集』 | 『アイウエ』の曲にはたくさんの想いや仕掛けがいっぱい♬ (sachiway.net)