/>【まぜそば】『鰹が昇るまで』 | 鰹出汁、花鰹、鰹の血合粉、生利節という4種の鰹の旨味を引き出すため、昆布としいたけ…
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【まぜそば】『鰹が昇るまで』 | 鰹出汁、花鰹、鰹の血合粉、生利節という4種の鰹の旨味を引き出すため、昆布としいたけ…

★美味しいね ラーメン

こんにちは、サチヲです。

砂糖や油脂に唯一対抗できるおいしさの快楽…それが日本の『出汁』なのです!

とは言え、40代前半くらいまでは“まだ”「味濃いめ!油多め!大盛りで!」みたいなノリでラーメンを食べていましたが、もう今は無理です。食べることは出来ますが消費されることなく、全て!もれなく!余すことなく私めの血や肉に変換されるのです。もう恐怖です。なにをしても痩せないのですから。はい、理由は分かっています。食べているからです。

だからこそ!少しでも体にやさしいラーメンを欲するようになった昨今、水道橋駅に“私好み”のラーメン屋さんが新しくオープンしていたんです!!

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【まぜそば】『鰹が昇るまで』 | 鰹出汁、花鰹、鰹の血合粉、生利節という4種の鰹の旨味を引き出すため、昆布としいたけ…更にアサリの旨味もブレンド!!

先ず、美しい!まさに“作品性”がめちゃくちゃ高い!なんだかオシャレに帽子をかぶったイケてる男性店員さんが、かえし(ラーメンのタレ)ひとつとっても丁寧に量る。しかも、その手は素手でなく、衛生面を考慮した黒手袋のようなモノを装着し、しゃべることなく静かに作る。もう、この雰囲気が既に料理をうまくさせる。

お待たせしました。写真通り丁寧に作られたのが看板メニューである『枕崎まぜそば 1,000円 麺・タレ大盛り200円』です!!

「おいおい、おまえさん。結局、大盛り頼んでんじゃァァねーか」というお叱りの言葉が聞こえてきそうですが、はい…今回は素直に謝らせてください。ごめんなさい。
合わせて、言い訳も語らせてください。
よろしいですか!?あなたも少なからず経験してはいるのではないでしょうか。この3点の特徴が重なった時、人は大盛りを頼んでしまう傾向があることを。

  1. 一度も入った事のないお店、一度も食べたことないラーメン。(麺の量(種類)は店やモノによって違う為)
  2. そして、意識高い系のお店。(大盛り勝負に出ないため。)
  3. 最後に、もう『美味しい』と確信しているお店。(プロデュースがうまい)
    ⇒この3点が揃った時起こり得るのが『地味に麺の量が少ない』という現象が起きる…。

なので…私め、迷わず『大盛り』をいかせていただきました。
いや、ちょっと待ってください。
よーく見ると更に!『大盛り』のボタンを押したくなる情報があったのです。それが『麺』の他に『タレ』まで大盛りだったのです。

タレまで書いてあるのには、理由が明確にあるのです
店舗の外壁に『まぜそば』の説明が書かれたデカい看板があります。それを読んでみると…『朝一番に取った鰹出汁をたっぷりと使用。鶏白湯と自家製ネギ油を一緒にブレンダーにかけることで乳化させ、三位一体となったタレに仕上げました』と。え!?なにその説明!むしろ、たくさんタレを入れたくなりますよ。
これが、『鰹が登るまで(えーと、店名です)』が自信を持って提供する4大鰹の一つ『鰹出汁を使ったタレ』です。

というか、このお店。『タレ』と『かえし』という2種類のラーメンタレを使っていたんです!

NPO法人うま味インフォメーションセンターによりますと…かつお節と昆布を合わせると、うまみ成分が単体で使うよりも7~8倍にもうま味を感じられることが分かっているんですって!
美味しさの裏付けである難しい話(グルタミン酸とアスパラギン酸の含有量が飛び抜けて高い昆布に、必須アミノ酸はもとよりイノシン酸を大量に含むかつお節を合わせると…)も調べちゃいましたよ。(どんな内容でも何かに特化しているサイトは本当におもしろい!)

そんな前情報を知ってから『鰹が登るまで(あ、店名です)』の『かえし』の説明を読むと。
『島根県松島屋製造。鰹の旨みを引き出すため、たっぷりの昆布としいたけの旨みに加え、イタリア料理からインスパイアを受けてアサリの旨みを合わしたオリジナルのかえし』…やっぱりね、食材の説明はアピールした方がいいと思います。
私のような、鯖缶を食べる時でも裏に書いてある原材料を読みながら食べる人にとっては、“それがどんな些細な情報でも『うまい!』に繋がる”と信じている人が一定数いると思うんです。あなたは感じませんか?

そんなタレとかえしで旨みを7~8倍に感じさせる『あえそば』の完成形がこちら。

そうです。まぜそばは混ぜて(特に!旨みを7~8倍にするためにも)ナンボなのです。
もう、本当に幸せな時間でした。もちろん『麺・タレ』を大盛りにして良かったです。
実は、このお店独自の追加メニューも魅力的なんですよね。

『チーズ』や『明太子』も良いのですが、やっぱり『鰹出汁追加 50円』や『なまり節増し 250円』という“このお店だから美味しい!”と思える追加ボタンが最高なのです!
次回は、確実に鰹出汁追加はいきますよ。
ただ!正直「なまり節ってナニ!?」という感じで、私の人生の中で記憶に無い食材だったのです。なので、最初はあまり魅力を感じなかったのですが…なんとこれ、普通のラーメンで言う『チャーシュー』のポジションにいるイケてる食材だったのです。

四角く切り出した『なまり節』を食べたとき、めちゃくちゃ柔らかいかつお節の塊を食べている感じで、思っていた以上に濃厚に仕上がっていたんです。
それもそのはず、かつお節を作る工程の途中でやめたのが『なまり節』だったのです。これは、店舗の説明書きにも『生の鰹を蒸す、茹でる、などの加熱処理をし、“1度だけ”燻製(乾燥)した物です。枕崎産のなまり節を使用』という感じに、そのまま書いてありました。
ちなみにかつお節の場合は、先ほどの燻製作業は10~15回もするんですって!(より高級とされる『本枯節(ほんかれぶし)』作りは、ここから『カビつけ』と言う工程がある。NPO法人うま味インフォメーションセンター談)

4大鰹の二つ目『生利節』が250円で追加出来るなら、次回は追加するしかありません。
少し長くなりましたね。3つ目『花鰹』と4つ目の『鰹の血合粉』はまた次回語りたいと思います。

最後に

ちなみに『男気豚カツカレー』屋さんが退店後、去年の11月5日にグランドオープンしています。あぁ、1度は行きたかったのに、行けませんでしたね。
というのも、ここの通りは飲食店の激戦区なんです。なので選択肢に入る“だけ”ではダメで、選択肢の上位に入らないと選ばれないんですよね。

このお店の食べログ情報がこちらです。
あ。帰り際にこんなメニューが壁に貼ってありました。次はコレですね。

今日もウチに来てくれありがとです。
ではまた。