【アニメ】『アストロノオト』 ｜ 大胆不敵！だが！これはこれで有り！これはオマージュと取るべき愛のあふれる物語…
こんにちは、サチヲです。
オリジナルアニメは基本“大好物”なのだが…恋愛系となると、一歩引いてしまうのです。
というのは、恋愛系は設定や環境を含め“あり得ない”という意味で『ファンタジー』として受け止めて見ているのですが、SFのファンタジーに比べたらはどうしても…乗れないと言いますか、入り込めないのです。
しかし、そうは言ってられない作品を一昨日見つけてしまったのです。
私にとっては問題作品でありながら、非常に挑戦的な内容なのです。
それは、明らかに“偉人・高橋留美子氏”が描いた『めぞん一刻』を入り口としているからです！
不思議な言い方になりますが、今！ではなく、“今後、超おすすめになる作品”とだけ言わせてください。要するに、アニメが終了してから評価が上がるタイプということです！！
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もくじ
【アニメ】『アストロノオト』 ｜ 大胆不敵！だが！これはこれで有り！これはオマージュと取るべき愛のあふれる物語…
©アストロノオト／アストロノオト製作委員会
この絵をご覧ください。ピンとくる方がいて欲しいと願うばかりですが…我が青春のバイブル『ツルモク独身寮』（試し読みはこちら）を描いたマンガ家でもあり、その絵があまりに素晴らしいためイラストレーター（ざっくりですが、『窪之内英策 イラスト』で検索した画像です）としても技術と華を持ち合わせた、私の大好きなマンガ家さんの一人なんです。
正直、オリジナルアニメと窪之内英策の２つだけで、十分に見るに値する作品なのだが…謳い文句が「俺が恋した大家さんは…宇宙人だった。」から「おや？」となり、続いて『“永遠のマドンナ”再来！？愉快、まんぷく、予測不能！』と読んだ後に、もう一度上の絵をご覧ください。
清楚な感じの女性に、黄色のお洋服に、ピンクのエプロン、今どき見ない竹ぼうきを持たせた…これだけでもう確信犯だが、その後ろには恋をした男性であろう人が大きく、その周りにはきっとアパートの住人であろう人たちが囲む…。
では、もう一枚の絵と見比べていただけますか？？
（めぞん一刻©高橋留美子／小学館）少年誌にで『うる星やつら』という“ラブコメ”という概念を世の中に浸透させる功績に飽き足らず、青年誌では“ラブコメの金字塔”を打ち立てた生きた神様『高橋留美子』による、伝説のまだ前の方の作品である。
多くを語る前に…ここで重要な言葉の定義を、私の尊敬する脚本家さんから拝借させていただきます。
- パクリとは、周りにバレたくないもの
- オマージュとは、周りにバレて欲しいもの
ふむふむ。バレたらマズイものがパクリで、公式がバレて嬉しい感じのものがオマージュとかリスペクトになるのですが…これは完全にオマージュであり、リスペクトですよね！？
特に“言うまでも無い”ことですが、相関関係がしっかり繋がり、各所にてファンサービスしてくれているんですよ。
宗一郎さんとナオスケ。主人公の部屋番号が５号室。管理人さんとの恋愛。管理人さんを未亡人と間違える。
いやいや何度も見返せば、それこそアパートの作りとか、背景、音楽や演出方法など多岐にわたるオマージュを観測できると思います。
しかも私め、“まだ”第一話を見ていないのですが…完全に「伝説を塗り替えよう！」という気概が、総監督の高松信司さん、シリーズ構成はうえのきみこさんや、キャラクターデザイン原案の窪之内英策を含む、スタッフ陣から異様な熱を勝手に受け取りました。
まぁ最近のバラエティ番組の如く、メシ食って、クイズやって、カラオケやって、猫見て、寝る。みたいな昨今、本作品はグルメや宇宙人、ロボットや戦いや、なんやかんやと詰め込み過ぎの感じはするし、入り口があまりにも“めぞん一刻”し過ぎているが…実は、最初の入り口の『間口』を広げているにすぎず、これらはむしろ“フリ”であり、今後全ての設定をひっくり返すような“危なさ”も感じました。
んー、なんて言いますか…スゴ味を感じない所にスゴ味を感じます。だって、ご飯作りながら大家さんとの距離を縮めて恋愛成就…なんてライトな作劇で終わるはずがないですよね。
し・か・も！声優陣にも“力み”がみられる布陣なのです。私のブログ読者に声優大好きさんがいればうれしいのだが…バラバラと書かせていただきます。
豪徳寺ミラ（ごうとくじ ミラ）
声 – 内田真礼
宮坂拓己（みやさか たくみ）声 – 斉藤壮馬
若林蓮（わかばやし れん）声 – 釘宮理恵
若林富裕（わかばやし とみひろ）
声 – 杉田智和
山下正吉（やました しょうきち）声 – 三木眞一郎
松原照子（まつばら てるこ）
声 – 降幡愛
上町葵（かみまち あおい）
声 – 小倉唯
ナオスケ声 – 諏訪部順一
ショーイン・ジンジャー
声 – 福山潤
これこそピンとくる方がいるのではないでしょうか。“力み”と言うと、緊張感も連想させてしまいますが、“あます所なく力を入れている”と言った方が良いか。
私的には、主人公に内田真礼。特に深い意味はないが…“その”ポジションに宮野真守さんではなく、杉田智和さん。
そして、プードルの犬の声が諏訪部順一さんですよ。あの両面宿儺やジョジョのアバッキオや文ストの作之助を演じてらっしゃる方を「わんわん！」や「ヴゥゥ…」という鳴き声“だけ”で終わらすはずないですよね！？あと、福山さんまで…。
邪推になるかもしれませんが、『アストロ』と『あすなろ』意味の捉え方によっては、第２期の香りすら感じずにはいられません。
『アストロ』は、星・天体を表し、『あすなろ』には、まっすぐ伸びていくや、未来ある子供の成長。明日はもっと成長する（ヒノキ科の「あすなろ」は、檜になろうとしても檜にはなれない運命と言う意味を持った木です。しかし、いつかは檜になれると信じて努力し成長しながら伸びようとしている意味なのです）という、ポジティブな上昇志向の意味から…第１期は地球編。第２期は宇宙編。…いい加減、ここまできたら考え過ぎでしょうか。
最後に
要するに『好きな作品』という事です。
私の“妄想”と“思い込み”にお付き合いいただきありがとうございました。
まだ、放送中で終わっていないからこそ出来る“妄想遊び”です。この！考えるすき間があるから、オリジナルアニメが好きなのです。
ここまで熱くなったのに、私め…完全に乗り遅れ『TVer』では２話と３話が見ることが出来ない状態でした。。
なので、次は４話！楽しませていただきます。
ではまた。