【アニメ感想】『着せ恋』 | 単純なようでムズカシイ…好きなモノを認めてもらうこと…きゅんきゅんきゅーん
こんにちはサチヲです。
正直に言いますと、学園モノや恋愛モノのアニメやマンガは見ないし好きではありませんでした。
なのに、気が付いたら自分から「今期のすすめのラブコメはと…」と、ヨダレを垂らしながら率先して探しているんです。はい。
とは言え、今回も遅ればせながら『その着せ替え人形は恋をする』をアマプラで見させていただきました。
はい。もちろん最高でございました。
スポンサードサーチ
☆★☆☆★☆もくじ
【アニメ】『着せ恋』 | 単純なようでムズカシイ…好きなモノを認めてもらうこと…きゅんきゅんきゅーん⤵
なんてクリーンでピュアで真っ直ぐな登場人物たちでしょう。エロに頼ることもなく、これはもうエロ要素は無いに等しくなるくらいの純愛物語です。
もちろんコスプレの題材はエロゲーですが、あくまで読者に対しての『フック』と言いましょうか。
作者の福田晋一さんがネットインタビューにて仰っていました。
福田氏曰く「作者としてTVアニメ化はすごく嬉しい。ただし、連載当初は『読者に作品を覚えてもらおう』と、最初のコスプレをアダルトゲームにしたから、TVアニメ化はまずないと諦めていた(要約)」とお話されていましたが、全く問題ありませんでしたね。アニメ化、本当におめでとうございます。
エロを置き去りにするくらい、ラブコメ要素が抜群に良く、グイグイ引っ張るんです。
よくあるハーレム状態でごちゃごちゃした感じ(これはコレでいいが…)は無く、二人の成長をじっくり見守れる、あえて応援できるスキマを作ってくれている感じなんですよね。
そして、なによりもグッときたのが…
いくら陰キャでも、いくらコミュ障でも、『好きなモノ』を中心に置けば全て解決できる!という可能性を魅せてくれているんです!
それくらい、『自分にはコレが大事!』『自分はコレが好き!』という確固たる決意の前では小さな問題というよりも「即解決することが出来るんだ!」ということを教えてもらえます。
主人公たちの好きなモノは『コスプレ』であり、雛人形の顔を作る『頭師(かしらし)』という、普段は交わらないような組み合わせですよね。
しかし、お互い本気の『作り手』だからこそ通じるものあるし、認め合うことも出来たのではないでしょうか。
あなたが、何かしらの『作り手』をしているならばグッとくると思います。
それくらい好きなモノに対しての深掘りがされているんです。
モノ作りをしている人にとって耳が痛いことも、励みになることも、壁にぶつかった時やその苦悩、更に解決方法まで、作り手の本質と普遍的な考え方がココにはあるんです!!
初めて人に認めてもらえたこと。初めて人から期待されたこと。それに応えたいのに物理的に気持ち的に達成することが絶望的な状況で、心身ともにボロボロになっていく様。そして自分を『また』嫌いになっていく様。
そんな時に支えたのは…好きなモノに対して自分が捧げてきた時間と経験が助ける。そして、唯一、自分の『好きなモノ』を認めてくれた、大切で大事な人が助ける。
そんなリアルな状況と心情の変化に切なくなり、2人の成長を応援したくなる。
とにかく、エンディング曲は神。
アニメ終わりにオッサンがキュンキュンして浸ろうとした瞬間、エンディング曲が流れ…「きゅんきゅんきゅーん♪」ってナニ!!もう好きッス!!!
作詞、作曲、編曲『NA,ZU,NA』とはダレ?何を食べたらこんな曲が作れるんでしょうか。
まぁ早速、あかせあかりのTwitterはフォローしたし、曲もダウンロードしましたけどね。
最後に
自分の好きなモノを人に言うのはそう簡単ではないですよね。大切だと思っている人に、もしかしたら自分を否定される…そんな事を考えたら言えたもんじゃないですよね。
このアニメのように、こんなにうまくいくとは限りませんが、本気であればあるほど『うまくいく』確率は高くなると思います。
だから、あなたの『好きなモノ』を大事に育てましょうね。私、断言します。絶対にいい華が咲きますよ。
そんなことを思わせる、素晴らしいアニメでした。
ではまた。