(BREAK BACK © KASA /秋田書店刊)
こんにちは、サチヲです。

今『ストーリーとしての戦略』という本を読んでいるのですが…会社経営だろうが、スポーツだろうが、自分の人生だろうが『もっと良くしたい』という純粋な願いを叶える方法は定説・異説と数多く存在しますよね。だから世の中おもしろい。
ちなみに、本書で書かれている本質的なコトではないですが…その中に『違い』というキーワードがあるのです。

自分が後発。自分が弱い。自分が小さい。といった状態で大きなモノに立ち向かったり、結果を出したいと思った時…その大きな相手と“同じ”土俵で戦うのではななく、新たな『違い』で勝負する。
その『違い』を一枚の絵としてではなく、連続した絵として動かし、ストーリーに組み込む…と、内容をざっくり説明するとこんな感じです。
それが!最近の強めに推しているマンガ『BREAK BACK』で“似たような考え方”で描かれていたのです!!

テニスのダブルスの試合。相手は完全に格上。しかもコーチはダブルス日本王者が教える『戦術』でくる。
こちらは、超絶初心者。なにをやっても得点に結びつかない。相手の戦術になす術もない状態。
さて。そんな初心者ダブルスの2人に、我らの上條紗季コーチはどんなアドバイスをするのか!?

【イケてるマンガから学ぶ】『違い』 | 同じ土俵で戦うと、内容の酷い試合…いわゆる泥試合になるかもしれない。

(BREAK BACK © KASA /秋田書店刊)

私自身も、やってしまうんですよね。その世界の“必勝パターン”をなぞることを。
だって、先人が作り上げた“結果の積み重ね”であるのは間違いないし、なによりも安心できますからね。
しかし!その必勝パターンを“そのまま”やっていると、先に走っている人を抜かすことは非常に困難になります。
特に、相手が足り続けている状態なら尚更です。
スポーツでもなんでも、相手が現役を引退しない限り、同じことをして追い抜くことが出来ない理由はコレ。

でも、どうにかして勝ちたい。でも、どうにかして良くしたい。でも、どうにかして変えたい。
そこで、ダブルスで相手の『戦術』に見事にハマってしまい、どうしようもない状態の見た上條コーチは言います。
「いつまで同じパターンでやられれば気が済むわけ1?」
壁にぶつかった五十嵐クンは上條コーチに言い返します。
「あ!?じゃどうすりゃいいんだよ!?」

結局「必勝パターンは知らない」という答え。これは「必勝パターンを知ってても意味がない」という理由。その意図とは!?

(BREAK BACK © KASA /秋田書店刊)

「経験も技術も相手のほうが上…しかもダブルスに特化した戦い方」と、続けて上條コーチの言った言葉が…

「その相手と同じことして、勝てると思ってんの?」

である!!
このような状況の場合、よーく考えたら“当たり前”なのです。
飲食業界…特に牛丼屋さんチェーンを見ると分かりやすいのではないでしょうか。
相手の土俵にあがり、同じように戦うのは、最終的に規模や体力(財力)がある方が勝つ。もしくは泥試合になる。
ある程度“同じ牛丼”で勝負していると、最終的にやることは値引き合戦になり、その店舗はもちろん業界全体が疲弊する。
更に言うと、そんな世界に新規参入する小さな会社は非常に難しくなるのです。

じゃどうするか。
それを脱却するには『違い』を出すしかない。
その違いはたいていその業界で先陣を切って走っている人にとっては非常識なことになる。
松屋でいう『定食』。すき家でいう『変わり種牛丼』。非常識だからこそ、先に走っていた吉野家はマネが出来ない。

今回はテニスのダブルス初心者チーム場合です。さて彼らに、どのような『違い』のアドバイスしたのか??それが…

(BREAK BACK © KASA /秋田書店刊)

やられる前にやる!!

単純明快で、初心者にも分かりやすい。
ちなみに教えたのは『考え方』であり、具体的な行動は五十嵐クンたちに考えさせます。
いわゆる、魚をあげるのではなく“魚の釣り方”を教えているのです。

大丈夫。五十嵐クンは気がつきます。
そもそも思考が後手だと。相手に合わせてたら勝てるはずない!!と。

最後に

かくいうこのブログも『違い』を出そうと必死なのですが…そううまくいかないモノですね。
学び続けるしかありません。

いやー、それにしても本当にみんなに読んで欲しい。
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普通に『Amazon』を見て比較検討してもいいですよね。

ではまた。