/>【イケてる人】『中村大樹』 | ネットで古本の買い取り・販売をするバリューブックスを創業した感受性が豊かな人!!
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【イケてる人】『中村大樹』 | ネットで古本の買い取り・販売をするバリューブックスを創業した感受性が豊かな人!!

★独り言 イケてる人

こんにちは、サチヲです。

今回はPRESIDENT Onlineの記事から、“たまたま”私がひいきにしているネットの古本屋さんである『バリューブックス』のインタビュー記事『「ブックオフせどり」が生きる希望だった…元ひきこもり・無職の男性(41)が“年商36億円の古書店”を作るまで』が、非常におもしろかったので共有させていただきます。

現在で『せどり』と言えば、ゲーム機や家電品、雑貨や嗜好品などさまざまなジャンルで派生されているが、元々は“古本業界の言葉”で『掘り出し物を第三者に転売すること』として使われていました。
要するに…“安く仕入れた商品を、相場か相場より少し安い価格で販売した差額で利益を得るビジネスモデル”です。
ただ、本来ならば小売市場の健全な市場を守れるためにありましたが…特に音楽チケットのせどり(買占めて市場価値を意図的に上げる)のせいで、“かなり”印象が悪くなりましたよね。

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【イケてる人】『中村大樹』 | ネットで古本の買い取り・販売をするバリューブックスを創業した感受性が豊かな人!!

PRESIDENT Online『「ブックオフせどり」が生きる希望だった…元ひきこもり・無職の男性(41)が“年商36億円の古書店”を作るまで』から参照

当時の中村大樹社長(現在は鳥居希社長)の『物語の起こり』については、私のアウトプットより実際に記事を読んでもらった方が良いとして…。
自分の『天職』に出会った話を、抜粋させていただきます。

ネットで買い取り・販売をする前に、初めて自分の本を『Amazonで売った』話です。
当時の背景として…

当時は日本にAmazonが入ってきたばかりで、ユーザー数に対して供給が追いつかず、出したものがぽんぽん売れていった。1カ月目は10万円程度だった売り上げが2カ月目には60万円になり…
PRESIDENT Online参照

これは、競争相手のいない未開拓の市場を見つけたことがスゴイ!のではない。
その、前のエピソードである…

自宅にあった大学時代の教科書をAmazonで出品すると、翌日すぐに買い手がついた。この時、それまで感じたことのない喜びに襲われたという。
PRESIDENT Online参照

というように、自分が素直に抱いた感情である“最初の1冊が売れたことを喜べる”こと、別の言い方をすると“自分の力でやったのだと思える”こと。
このように『自分で思える』事ができると、結果「自分の目の前に、新たな道ができた!」と成るのです。

気を付けたいのは、周りの人から見たら成功体験だとしても、本人に気持ちの高ぶりや感動をしないと、成功体験と思えないのです。
要するに…成功体験をスルーしないで、「これしかない!」という感情をしっかり身体に刻む出来事を体験できたことがスゴイ!のです。
もちろん、その後どんどん売り上げが上がっていく事で『これしかない!』の思いに肉付けをして、行動が強化していくことは大事だが…やはり!最初の感動が無ければ、簡単に手放して続けることすら出来なかったはずなのです。

いわゆる『経営理念』の置き場所も変わっているのです。

バリューブックスには「人々が本を自由に読み、学び、楽しむ環境を整える」というミッションがあるが、中村さんは敢えてそれを積極的に表に出さない。価値観の違う人を排除することを懸念しているのだ。

「ミッションは会社の向かう先を明示するために作ったんですけど、僕もスタッフも本が好きだからここで働いてるっていう人なんてほとんどいなくて、ここなら働けるから、なんですよ。本が好きじゃないと入れないってしたら、今ここで働いている多くの人が一緒に働けなくなってしまうんです」
PRESIDENT Online参照

経営理念と言えば、同じ考え方を持つ人、その考え方に同調できる人を集めることにより、より強固な組織を作るために必要な仕組みの一つですが…まさか、『積極的に表に出さない』とは!です。
中村さん本人の背景が多分に関係している事とはいえ、この包容力には驚きました。
『人』に対しても、このような包容力を持っているのですが…実は、『本』に対しても包容力があるのです。

私がバリューブックスを好きになったエピソードで、このインタビュー記事には載っていないことです。

通常、本をお客様から買い取ると“半数以上は値段のつかない捨てるだけの本”があることを、私は初めて知りました。
これは仕方のないことですが「売れると思って多く本を作り過ぎた」。もしくは「実際にたくさん売れたが、時間が経って価値がなくなった」という『供給過多』の理由で、値段が付かない本があるのです。
このため、バリューブックスが本を作る(今はこんな事業もしている)際に、受注してから刷ることをしているのです。もしくは、バリューブックスで買った本をバリューブックスに売る循環も推奨しているのです。要するに、市場に出ている本の絶対数を少なくしているのです。
通常の出版会社からしてみたら“数を売ってナンボ”の所があるので、平積みして大量に置くのだけど…バリューブックスは“そこ”がめちゃくちゃ消極的なのです。

最後に

本業界のことを“そこまで”知らないので、あいまいな表現をしてしまった箇所もあるかもしれませんが…世の中には“こんな”本屋さんもあるのです。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。