/>【ハンターハンター】『経営理念』 | まだ幻影旅団の実際の戦闘や全貌が分からないのに、なぜ恐怖を抱けるのか。それが秩序を
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【ハンターハンター】『経営理念』 | まだ幻影旅団の実際の戦闘や全貌が分からないのに、なぜ恐怖を抱けるのか。それが秩序を

1巻からの振り返り熟読 ★HUNTER×HUNTER

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)
こんにちは、サチヲです。

連載再開祈願として単行本1巻から、改めて読み返しながら『私が大好きな場面』だけを切り取って語ってきました本記事は、幻影旅団がまだ“ナゾの集団”で「どうやらヤバい奴らが集まっている」程度の時期です。
冨樫の小出し文化と言いますか、あくまで物語に沿った自然な情報開示にモヤモヤが溜まっていたところ、ヨークシン編で少しづつ各メンバーの特徴が見えてきましたよね。
今回は個人ではなく、クロロが施した旅団全体のデザイン(プロデュース方法)が素晴らしいので語らせていただきます。

  • 他を圧倒する力と残虐性を自由に行使させながらも『ルールを守る』という相反する『秩序』が存在する恐怖。
    ⇒私憤を収める理性を持ち合わす。これは気分や感情で行動しない強さを表現する。

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【ハンターハンター】『経営理念』 | まだ幻影旅団の実際の戦闘や全貌が分からないのに、なぜ恐怖を抱けるのか。それが『秩序を持った悪』をデザインしたから。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

ノブナガが感情に任せてゴンをいたぶっている…。フェイタンは指を折ってから爪をはごうとする…。そんなフェイタンに力で言うことを聞かせようとさせる…。
もうね、無秩序とはこのことですよ。
ノブナガは最愛なるウボォーさんの情報を得るために超絶パワハラアタックするし、ちょっとゴンが反抗的なことを言っただけで、今度はフェイタンが出てきて指を折りたいと言う輩が出てくる。
このまま仲間割れか…!?冨樫がそんな『凡庸な敵』を描くはずがありません。
今にも崩壊しそうな緊張感ですが、実は他のメンバーはいたって冷静なのです。
なぜか。

それが『団員同士のマジ切れ御法度』というルールがあること。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

ただ、それだけじゃ気持ちに収まりがつかないです。
ケンカ両成敗のような、ルールを守りながらどちらも納得する手段が必要となってくるのです。

  • 目的⇒『団員同士のマジ切れ御法度』のルールの浸透により秩序を持った悪をつくる
  • 目標⇒『もめたらコイン』で白黒をつける手段を使う

“良い悪い”という思考を一切排除した『コインの裏か表か』という、短時間かつ単純明快な解決方法をクロロはデザインしたのです。

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

あり得ない話ですが、ゴンやキルアやレオリオに会っていない状態のクラピカなら…旅団では生きていけませんよね。だって私憤の塊ですから。
感情をコントロール出来ないことは、戦闘において弱点をさらけ出しているようなモノです。
力を使うことなく言葉で煽れば、怒りで単純な動きになり勝手にボロが出て物語から退場するだけですから。
要するに、幻影旅団には『子ども』がいないのです。全体の利益を考えられる『大人』の集まりなのです。全員“もれなく激情と冷静さを持ち合わせている”のです。
あの!ウボォーさんでさえ、クラピカに「それがお前の全力か」と煽られながらも『凝』を怠ってはいませんでしたからね。

私が旅団に対して恐怖した理由が『団員同士のマジ切れ御法度』というルールと、それを解決する『もめたらコイン』という手段があることでした。
しかし、こうなると不思議な事があるのです。
こんな武闘派のメンバーすらも「なぜルールを守ることが出来るのか?」です。よく考えたらコレも怖くないですか!?

では、クロロの施したデザインのもう一つが『明確な経営理念の提示と浸透』だと仮定したらどうでしょうか。

デザインとは経営理念のようなモノだと考えれば、なぜ旅団メンバーが『ルールを守る』のかが見えてくる

(ハンターハンター ©冨樫義博/集英社)

あなたの会社にも必ずあるであろう経営理念とは、行動方針や意思決定のベースなど、経営を進めるうえで基準となる考えを明文化したものです。
もしくは、この社会においての存在意義(付加価値)とでも言いましょうか。例えば…

私が使っている携帯会社であるSoft Bank Groupの経営理念は 『情報革命で人々を幸せに』である。
私が大好きカレーを扱っているハウス食品の経営(創業)理念は『日本中の家庭が幸福であり、そこにはいつも温かい家庭の味ハウスがある』である。
この経営理念に賛同している社員が“いればいるほど”会社は強くなるし、踏ん張ることが出来るし、一つの思想を共有することにより社員同士の相乗効果も計り知れないのです。
一歩間違うと『カルト』と呼ばれかねないが“それくらい”意志が一つになった方が結果強い会社(チーム)を作れるのです。

では、クロロは幻影旅団という会社を作るときに考えた経営理念とは…

  • 『これ以上流星街(ここ)で サラサ達みたいな犠牲者を出さないようにする』である。

旅団創業メンバーに経営理念を理解と浸透させた会議の流れはこうである。

  1. 『3年経ったら僕はたくさんの人間を殺す』と自分の人生を捧げる覚悟を魅せる
    ⇒クロロ(社長)本人の明確な目的共有によりメンバー(社員)は将来が具体的にイメージできる
  2. 『あんな…ことをした連中が現行の法体制の中で心から深く反省し悔い改める姿を僕はどうしても想像できない』と、経営理念を作った『理由』を語る
    ⇒クロロ(社長)の「僕は決してこの世で奴等をこのままにしない…!!」という熱意を表す

最初にココまで共有しているのです。
だから創業者は強いのです。だから創業メンバーは強いのです。だから2代目は弱いのです。だって歴史を作ってないから。
そりゃ幻影旅団は大きく成長しますよ。

追加のポイントとして、創業メンバーが『心から信じきっている』事も大切です。

キリスト教を浸透させたとき、ただの赤ワインを「キリストの血なんだ」と創業メンバーの2人がデザインしマジで信じ切った姿を魅せた。更に、信じ続けた。
だから人数が少しづつ増えていきながらも、途中で挫折しないで『国教に指定』というビックチャンスを掴みとり踏ん張ることが出来た。
幻影旅団もボノレノフとか中途組が強みを発揮できるのも、創業メンバーがクロロを信じるという固い意志があるからこそではないでしょうか。
だから!今現在も“デザインした通り”恐れられていると…私はいつものように妄想するのです。

最後に

オレ(クロロ)という頭がなくても、他が頭をやればいい。守るべき、残すべきはクモ(幻影旅団)!というところも、会社のシステムですよね。社長が変わろうが会社は存在しますから。
本当に面白い会社を作りましたよ。冨樫は。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。