【ハンターハンター】『No.404◆思惑・ 感想』 | やっぱり本家本元!クラピカの考察タイムがいちばん心地よいッ!!
こんにちは、サチヲです。
いつものように少年ジャンプを購入し、「えーと。ハンタはどこらへんかぁ」とページをパラパラめくっていると…他のマンガとは明らかに違う『文字量』のページに出会えると思います。
はい、それが今週号のハンタです。たとえ、先のページを見た所で全く問題ありません。一瞬で“あの文字量”を解読するのは、プロの方でも困難でしょう。
後、先週は『クラピカが扉を開くところ』で終わっていましたが、これは第3王子(チョウライ)の部屋の扉だったんですね。私め、てっきり第14王子(ワブル)の部屋の扉かと思っていたので、もう一悶着あるかと思っていました。…という事で、久しぶりのクラピカ劇場のはじまりです。
クラピカ曰く…「今まで色々と、しかも長々と語っていた輩がいるが…本当の『語りべ』。真の『考察者』は私ィィィ!クラピカなのであるゥゥゥゥリィィ!!」と、少々吸血鬼が混じってしまったようですが…兎にも角にも、いつものように冷静に、ポーカーフェイスで、安定の主導権の握り合いをしているんです。
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☆★☆☆★☆もくじ
【ハンターハンター】『No.404◆思惑・ 感想』 | やっぱり本家本元!クラピカの考察タイムがいちばん心地よいッ!!
ただ!急にクラピカの“熱にふれる”とびっくりしてしまうので…その前に、クラピカの『鎖』の美しさを愛でましょう。
リアルにこんな鎖を指につけていたら「あいつ…イタイ奴だな」、もしくは「友達が居ないんじゃないか…」と思われてもおかしくない装飾品なのに!クラピカがつける(正確には具現化されたモノをまとっている)だけで…こんなにも美しく、聡明で、気品あふれる姿になるんです。
『文字量』がそのまま『情報量』に直結しているのがスゴイのです。
ね!ペラペラとページをめくったとて、大丈夫ですよね?
こんなにも『文字』と『絵』が融合したマンガなんて“そうそう”お目にかかれるものではありません。
構造的には、“心の声と、実際の声”の表現なのですが…通常は1コマか2コマで、ツッコミ役の人が「おい!心の声の方が出てるぞ!!」で終わるのを、よく見ませんか?
このページは4ページ目なのですが、誰一人クラピカに突っ込みません。いや、正確には5ページまるまるクラピカを中心とした『考察タイム』が展開しているのに、誰一人突っ込まない。誰一人止めない。
私、何故かを考え、一つの答えを得ました。それは、私とクラピカの『基準値が違う』に尽きると思うのです。
要するに、先ほど説明した“通常は1コマか2コマで、ツッコミ役の人が「おい!心の声の方が出てるぞ!!」で終わる…”の『1コマ2コマ』が、クラピカの世界では『9ページ10ページ』と同格なのです。比べるのもおこがましかったのです。
だから4~5ページじゃ、1コマ分考察したような事なので…クラピカにとっては全く足りていないのです。
全く関係ないのですが、このクラピカの『輪郭』って…なんか美しいですよね。
頬が、ツンと尖っていると言いましょうか…兎にも角にも輪郭が美しいのです。これだけは言いたかった。
ちなみに、クラピカに対抗意識を燃やしているのがこの漢、第9王子(ハルケンブルグ)ですよ。
多分、狙い通りバルサミルコさんに対して『強制人格乗っ取り』が成功し、気分が高揚しているのでしょう。
もしくは、先ほどの『ツッコミキャラいない問題』と同様に、『説明キャラもいない問題』が浮き彫りになりました。なんせ、あの!大変なトライ&エラーを経て得た念能力『少年は残酷な弓を射る(グリマル・レ・ディソナンス)』を読者に自慢したいに決まっているじゃないですか。
もう、次のページが凄いんです。ハルケンさんの熱量高い『説明』を一緒に聴こうではありませんか!
ね!?だから、私は正座してハルケンさんの言葉を聞くのです。
しかし…だがしかし!私の脳では、1回で理解はできません。これは、相当前のエピソード(初めて念能力発動した時)を引っ張り出して、ゆっくり何回か読み返すしかありません。
ただ、大したことではないのですが…今週号は全体的に違和感を感じました。
このように…行動に移す『木曜日』までの、十二支んや他の王子たちの動向も丁寧に描かれました。
特に、第10王子(カチョウ)がオビ=ワン・ケノービ化していたのにはびっくりしました。あれ?夜はこうなるのでしょうか。昼までコレならみんなに死んでいるのがバレてしまいますよね?私、少し気になりました。
- いや!それ以上に今週号は『嵐の前の静けさ』というか、“ここから大きくジャンプするために膝を曲げてしゃがんでいる状態”なのかと思いました。
もちろん情報量は多いですが、ここからビックリするくらい物語を大きく動かすための『タメ』を作っているように感じました。
冨樫が“あえて”熱を抑えて描いているようしか思えないのです。
これが、後もう1~2週くらいやって…いよいよ“みんなが行動する”一筋縄ではいかない展開が来るように思いませんか??
なんせ、旅団も詰め込んでいるんですよ。
最後に
やっぱり、冨樫はあなどれません。
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。