(ONE PIECE ©尾田栄一郎/集英社)
こんにちは、サチヲです。
ルフィ社長のもとに、第一営業部部長ゾロ、第二営業部サンジ、総務部・ウソップ、財務部・ナミに続き、麦わらの(株)に社のマスコットキャラクターであるチョッパーがやっとこさ入社しました。
私が更新してないだけですが、物語も過去最大規模の敵、思想、戦いが繰り広げられるアラバスタ編に突入したので 『麦わらの(株)ブログ』 を加速させます。
あ。もちろんマンガ 『ワンピース』 を読んだ “ただの感想ブログ” になりますので…ご了承くださいませ。
ここまでくると 「麦わらの(株)のみんなは強いから、誰が目の前に立ちはだかっても安心だよNe☆」 と感じるのは私だけではないはずです。
もちろん両部長の人間離れした個としての強さはあるにしろ、それだけでは“頭打ち”になるのは歴史が証明しています。
他の会社には無いモノ、むしろ“コレ”があるから急成長した要因。その一つが 『チームとしての力が強い』 ではないでしょうか。
今までの物語を振り返れば…相手や自分を信じる力、任せたり任せる力、助けたり助ける力、このような力が何一つ欠けることがなくバランスが取れているからこそ!チーム力が高いんです。
そんなチームに 『癒しの(心や体を治す)マスコットキャラクター・チョッパー』 の最初のミッションがスタートするに、新入社員として誰しもが最初に不安になること…それが 「私め…ナニをしたらよろしいのでしょうか」 である。

たとえば他の会社で、チョッパーの言葉そのままに 「なあ おれは何をすればいいんだ!?」 と、無邪気に上司に言おうものならアナタ…速攻で打ち首ですよ。
そんな新入社員での共通の問い (不安) に、先輩である一般社員の鑑・ウソップが明確に誰でも分かりやすい言葉で教えるのです。
【ワンピース】『主体性のある行動指針・できることをやればいい』 | 麦わらの(株)一般社員ウソップだからこその重み

できることをやればいい それ以上はやる必要ねェ 勝てねェ敵からは逃げて良し!! 精一杯やればよし!!
この4つの文章だけで、どれだけの涙をぬぐい…どれだけの悔しい思いを丁寧にすくい上げてくれてきただろうか。
まだ実務経験のない右も左も分からない新入社員にとって、これほど心強いアドバイスは聞いたことありません。
- コレがルフィ社長だと、ウソップと似たことは言えますが…具体的な言語化が無理なため、聞いている方は 「結局おれはナニをすればいいんだろ…」 と窓の外をぼぉーっと見ることになる。
- コレがゾロ部長だと、肉体的なアドバイスのみなので… 「あれ?チョッパーってどこに居るん?」 となった時、隣の部屋で筋トレをやらされていることになる。
- コレがサンジ部長だと、騎士道は学べるものの…ナミさんが気になり過ぎて研修途中でいなくなるので、結果!チョッパーはナミさんの好みや特徴を最初に学ぶことになる。
- コレが財務部のナミだと、チョッパーに目線を合わせ、キモチに寄り添った教育をしてくれるけど…気がついたら、ナミだけの下僕と化す。そして何故かサンジに目の敵にされる。
こんな事は、あなたも容易に想像できますよね。
よろしいですか。
これから即現場ですよ! そんな回り道をしている場合ではないんです!!
だからこそ頼りになるのが、自己分析の高さと頼る力を持っているウソップなんです!!
- できることをやればいい
⇒コレが一番重要!これは単なる甘やかしではなく、 『自分の現在地(できること)を確認し、そこから主体的に動く』 という自主性の種をまく非常に理にかなった声掛けをしているんです。
⇒指示待ち人間は邪魔でしかない。正直、ウソップはチョッパーが “どれだけデキるか” 分からない。もちろん自分自身も分からない。だからこそ!自分がデキると思うことを先ずする。それがデキたら突き進む。それがデキなければ2番に進む。口だけではなく、口と行動をセットにすること。
⇒自分にはナニがデキるのか?という自己を見つめ直す絶好の機会は現場が一番。机に向かうよりも、実際に行動しながらの方が自己分析の精度が上がるんです。 - それ以上はやる必要ねェ
⇒裏を返せば 「困ったら、いつでも『助けて』と言っていいよ」 というコトです。一見、自主性とは真逆に見えますが、実はコレ 『心理的安全性』 を担保する重要な言葉です。この安心感があるから、ノビノビと自分を出せるんです。思った通りの行動しなければ怒られる…という環境は麦わらの(株)には存在しません。
⇒よくあるのが、デキない事にぶつかったらデキるようになるまでやる…という研修時間は今!取れないのです。なにせ、これから現場で即戦力を求められるのであって、そこは教育してもらう場ではない。デキない事に時間を使うのではなく、デキることに時間を使う。それが許される稀有な会社であり、器の大きいウソップでもあるのです。
⇒デキない姿は、周りの先輩はちゃんと見てます。麦わらの(株)の中でも実はゾロ部長がいちばんチョッパーを気にかけています。この “デキない姿” を魅せることにより、上司に対して 『可愛がれ力』 を磨くのです。丁寧に教えてくれるのは最初だけですからね。その効果を最大限受け取るためのコツをウソップは教えてくれたのです。 - 勝てねェ敵からは逃げて良し!!
⇒一見ネガティブに聞こえますが…今の時代!新社会人のメンタルを守る上では極めて重要な 『究極の安全装置』 だというコトを強く言わせてください。
⇒戦略的に捉えれば “再起不能になる前に、自分を適切な場所に配置し直す” という非常に前向きな決断で、主体的な考え方なんです。
⇒そもそも “自分の限界は自分しか分からない” というコト。この前提に立ちながら、最悪 『辞めてもいい』 という選択肢を持っているだけで解放感に満ち溢れ、目の前の仕事に思い切って挑戦できるんです。 - 精一杯やればよし!!
⇒手を抜かない。これくらいでいいか、ではない。目の前のことを懸命にやる。自分の最大限の力を出す。力を抜いた分、中途半端な結果になる。精一杯やるからこそ失敗も成功もする。
⇒チョッパーにとって…いや!新社会人の全ての人の心に響くのは、結果 (そもそも上司は新入社員に結果を求めてはいない) ではなく 『プロセス(向き合う姿勢)を認めてくれている』 という自認できる環境があるコトではないでしょうか。その為にも上司から 「精一杯やればよし!!」 明確な言葉の確認ができたからこそ、今の自分にできる最大限の力を出すことに集中できるんです。
⇒「結果を出せ!!」 では委縮し、次に繋がらない。 『精一杯やる』 というのは目の前のことを一生懸命にやるコトなので 『次の糧』 になるんです。その 『精一杯』 の姿勢こそ、周りの人からの信頼を勝ち取ることができるんです。
いかがでしょうか。ウソップが発した4つの短い文章は、ここまで強くて優しく、包括的な言葉の力を宿していたんです。
麦わらの(株)は計画的と程遠いミッションが多い中、実務を通じた新人研修…いわゆる 『OJT(On-the-Job Training)』 がデキるわけがありません。
そこで新人チョッパーが最初にしたことは…このブログのアイキャッチに使ったコマに小さく描いてありました。
大きく拡大したので、こちらをご覧ください。

このチョッパーの健気な姿を見よ。 これぞ “自分ができることをやる” という一生懸命な姿ではないでしょうか。
ルフィ社長の左腕に大きく見開いた真剣な目で、麦わらの(株)のマークである 『包帯』 を巻いている姿。
ウソップがチョッパーに伝えたことは、いち早く自立する自主性の高い社員を育てるコツであり、麦わらの(株)の急成長の理由の一つだというコトは疑いようのないことでしょう。
それにしても…ギュウが健気でかわいい。
1つひとつを、性懲りもなく長々と書いてしまったので、短くまとめたいと思います。
ウソップの言葉を簡単に 『車』 に例えると…
『できることをやればいい』 は自分の意志で前進する勇気であるアクセル。
「勝てねェ敵からは逃げて良し!!」 は、自分の手でコントロールする感覚を磨くハンドリング。
『ダメなら逃げていい」 は自分を守る安全装置であるブレーキ。
『精一杯やれば良し』 は前に進む原動力であるガソリン。
という感じに、手を変え品を変えても言えることは沢山あるほど、イケてる上司になったのがウソップなんです!!
このまとめ…いらなかったかな。
最後に
ブログを加速させる!とか言ったのに、結局1ページしか進みませんでした。
今回のネタが気になる方は、 『ONE PIECE カラー版 18巻』 に収録されています。
中古の本でお探しなら、私が愛用している 『バリューブックス』 もおすすめです。
ではまた。
