こんにちは、サチヲです。

かの岡田斗司夫先生が仰っていた事ですが、映画に限らず『見る視点』を変えるだけでいくらでも、すっと、永遠に楽しめると教わったのです。
私のように、ヨダレを垂らしながらボケーっと見るのも…もちろん一つの正しい楽しみ方です。
ただ、物を直ぐに飲み込むのではなく、よく噛んで食べるとまた違った味がしてくる…なんてことがエンタメ業界ではよくあるコトではないでしょうか。

さて、岡田斗司夫先生の楽しみ方とは…ひとつだけ、共有させてください。映画『カリオストロの城』での一幕です。 曰く…。

【映像の楽しみ方】『カリオストロの冒頭のシーン』 | 大人になったらなったで“また”楽しめるのです。

車に演技させる
フィアットにお金を盗めて、嬉しい時は左車線右車線をすごい勢いで大げさに動きながら車と車の間を塗っていくんだけど、偽札と分かった途端スピードダウンし路肩に行き、周りの車に追い抜かされる。この表現力

まだまだ続きますが…車も演技者なんですよ。衝撃的でした。
この視点で見ると物語の面白さはもちろんのこと、改めて!宮崎駿監督はスゲェ…となるのです。

このような見方を教えてもらう時もあれば、自分で見つけるのもいいんですよね。
だからこそ私は、気に入ったマンガや映画やドラマは何回も何回も見るのです。
せっかく好きになったんだから、1回だけ見て終わらすなんてもったいないのです。

そもそも人は自分の見たい(興味)ようにしか『世界』を見ていませんらね。

本も一緒です。
自分が困っている、必要としている文章しか心に残りません。
2回、3回目でやっと「こんな事言っていた理由はこれか…」となったりします。

その景色もそう。
街を一緒に歩いていても、車好きの人は車が“先に”見にはいるし…逆に私は車なんて全く興味が無いので空気とほぼ変わらない感じです。

映像も、最初は自分の好きな格闘系にしか目に入っていませんでしたが、回数を重ねると人間関係の奥深さに気がついたりする。
あなたも、昔に感動した作品を『今』見たらまた違った印象になるとおもいますよ。
あれ。これって私が理解力がないからですかね…。

最後に

私の大好きなルパンのセリフを聞いてください。
リズムよく、韻を踏んでるかのように小気味よい感じ。なにより伯爵をめちゃくちゃ煽りながら、それでいてクラリスに多大な安心感を与える魔法の言葉ですよ。

「あ、き~っちゃった、き~っちゃった。お宝目当ての結婚式! ニセ札作りの伯爵の言うこと、やることすべて嘘! 女の子はとてもやさしい、素敵な子

ではまた。