こんにちは、サチヲです。
ざっくりあらすじ以外は、ネタバレ無しで書きます!!
…やっぱりNetflixだからココまで表現できたのか。日本の興行だと難しかったのでしょうか。
『ヤンマガWeb』にて井上佐藤先生が描くマンガ 『10DANCE』 は、競技ダンスを題材とし、 『2人の天才ダンサー』 を描いた作品です。
その実写映画化を打診された際、井上先生曰く… 「正直に言えば『期待1:不安9』の割合でした。理由は、『10DANCE』の映像化には製作費をかけ、監督に恵まれ、キャストにも充分なダンスの資質が無ければ無理であろうと考えたからです。」というコメントを読んだ時、メディアミックスには原作者にとって “やっぱり” 繊細な問題なんだと改めて思いました。
ただ、そのコメントには続きがあるんです。
曰く… 「ですがその後、製作がまさかのNetflixさんと聞き、不安が一つ消えました。」 と。
さて!今回は…『観るのをためらっている人の背中を押すブログ』になります。
内容以前に、映画化の発表があった時点で最高の映画が出来上がる…と思わせるに十分な根拠を語らせていただきます。
もくじ
【Netflix恐るべし】『10DANCE』 | 友達にすすめられてフラッと観たらコレ…最高でした!

では、なぜ井上先生はNetflixと聞いて安心したのか。
それは 『製作委員会(日本)』 と 『買い切り(Netflix)』 という感じに、日本の映画界とNetflixでは、お金の回り方が根本的に違うからです。
私自身もぼんやりとしたコトしか分からないので、GoogleGeminiさんに表を作ってもらいました。
| 特徴 | 日本の製作委員会方式 | Netflix(グローバル)方式 |
| 資金源 | テレビ局、出版社、広告代理店など複数社 | Netflixが1社で全額出資 |
| 予算規模 | 数億円程度(リスクを分散するため) | 数十億〜数百億円(世界市場狙い) |
| 制作会社 | 予算内で作り、ヒットすれば「成功報酬」 | 最初に「制作費+利益」を全額もらう |
| リスク | 赤字なら出資社が損をする | 制作会社は赤字のリスクがない |
(いやー、AIってすごいですね。ガッツリ活用させていただきます。)
このように、日本のお金のかけ方は 『負けない(大損しない)ための分散』。
Netflixのお金のかけ方は 『勝つ(世界を獲る)ための集中投資』 。
という、全く違う考え方で作られています。
もう少し言いますと、『映画館で1500円払って観る人を待つ』のではなく、『世界中の1億人以上に一斉に届ける』という感じに構図が全く違う。
こうやって聞くとNetflixは全くリスクがないように感じますが…イイ話にはちゃんと裏もあります。
- 『著作権』 が手元に残らない
⇒制作費を全額出資する代わりに、作品の権利(IP)をすべて買い取ります。結果、続編やグッズ展開の不自由や二次利用の制限がかかります。 - 『劇場公開』 という体験が極端に制限される
⇒基本的なコトですが、自社サービスへの加入を促すのが目的です。よって劇場公開は 『賞レース(アカデミー賞など)へのエントリー用』 や 『宣伝用』 として、ごく一部の館で数週間行われる程度です。 - 『アルゴリズム』 によるシビアな打ち切り
⇒世界中のユーザーの視聴データをミリ単位で解析しています。それは初速が全てで、配信開始から数日〜数週間の視聴維持率が悪いと、どれだけ芸術性が高くても「失敗作」とみなされ、プラットフォームの奥深くに埋もれ…結果、もう次回作は作られることはないでしょう。
このように、作品の大事な権利もさることながら世界発信では売れなければキャリア的な危機が大いにあるんです。
それでもNetflixには、 「最高のダンスシーンのために数ヶ月かけて練習・撮影しよう!」という、時間投資。
『テレビ局との付き合い』 や 『スポンサーの意向』 ではなく、大友監督が本当に 「この役にはこの俳優(竹内涼真・町田啓太)しかいない!」 と信じる布陣で挑めるという、忖度なしのキャスティング。
年齢制限は『13+』で13歳以上が視聴可能ですが…コレは日本企業は及び腰になるでしょう。原作の『濃密な色気 』と 『ヒリつくようなライバル関係』 を大友監督が見事に映像化させることができたと思います。
いかがでしょうか。製作方法が違うだけでココまで期待値が上がるんです。
もちろん、Netflixだからと言って必ず売れるとは限りません。だけど蓋を開けてみれば…
2025年12月18日の配信開始直後、 『Netflix週間グローバルTOP10(非英語映画部門)』 で初登場第4位にランクインするという快挙を成し遂げたのです。
調べてみると、Netflixは非英語映画部門では韓国の超大作(同時期に韓国映画『大洪水』が1位を獲得)やスペイン、ブラジルの作品が非常に強いのです。
その中で日本発の、しかも『競技ダンス』というエンタメとしては少々マニアックな題材が4位に入るのは、作品自体の力があるこそなんです。
これぞまさに!大友監督の演出と主演の竹内涼真さんと町田啓太さんという2人の圧倒的なビジュアルと熱量が世界に届いた証拠ではないでしょうか。
というコトで、監督と主演の2人をアツく語ろう…となると長くなるので今日はこの辺で。
というか、この方たちの良さは私が語るまでもなく、あなたはもう知っていますよね。
最後に…これらを踏まえて、コレだけ見てもらってもいいですか?
魅力が内側から大爆発している…というのでしょうか。全編を通して、BLを極めた美しくも激しいぶつかり合いに心を奪われました。
…コレ。数字至上主義ならシーズン2やるんではないでしょうか。
というほのかな期待を込めながら、どうかあなたにも響いて『背中を押す形』となったらうれしい限りです。
ちなみに、私は『28:00』からのシーンがいちばん好きです。もしも見ている方…どうでしょうか。
ではまた。
