【生方美久】『silent』 | 新たな才能、大胆な発想なのに“そう思わせない”テクニック満載。生方ドラマの1ページ…
こんにちは、サチヲです。
今更だと思いますが、ネタバレ無しです。
もう間に合いません!いや、もう間に合わなかったのです。
い、いつの間にかTVerにて再放送をやっていたのですか。相変わらずですが、生方ドラマを“こんなに好き”なのに、致命的に情報収集能力が低いのです。
本当に誰か教えて欲しかったです。いや、人のせいにしてはいけません。
強がりを言えば、生方ドラマである『silent』『いちばんすきな花』『海のはじまり』は全て円盤を買おうと思うくらいなのです。
ついでに言いますと、こんなに好きなのに3つの作品…通しで全て見れていないのです。私め、毎週見る習慣が身についていないのです。すっとぼけて見逃してしまうし、見逃し配信尾TVerでさえ見逃す…どうしようもない輩でございます。
もくじ
【生方美久】『silent』 | 新たな才能、大胆な発想なのに“そう思わせない”テクニック満載。生方ドラマの1ページ…を見れて良かった!3話までですがね!!
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ドラマの内容は話しません。しかし、このドラマの…このシナリオの何が良いのかだけはお話させてください。
えーと、まだ2話の途中までしか見ていませんがね。
そもそも生方美久だけの力でここまでの『成功』は“もちろん”ございません。風間太樹監督をはじめ、監修、音楽、全スタッフはもちろんのこと…出演者であるすべてのピースが揃っての作品が素晴らしいのでございます。
その中で新人とは思えない、生方シナリオが非常によくかみ合ったチームであることは明白なのです。
私は、『いちばんすきな花』デビューではございますが…silentの1話を見て「あぁ…1作目から、こんな空気感が完成されていたんだ」です。
コレだけ覚えて帰ってください。私の尊敬する脚本家さん『高野水登』さん曰く、どうやら『いいセリフ』には3つの特徴がある…
◉良い脚本(セリフ)の三原則
- 共感
→あ、私のことだ!と、思える。私が喋っているようだ。セリフの内容に「あぁ、分かる!」がある。 - 翻訳
→言い換えとか。世の中でなんかモヤモヤして…自分では感じ取ってはいるのだけど、言語化出来ていないものをズバッと言葉にしてくれた時。我々がちょっと分かっていない、言葉にできない言葉を言葉にしてくれる。『あるある』を生み出してくれるとか。 - 快感
→単純に耳で聞いて気持ちが良いかどうか。言葉遊び的であったり、リズムが良いとか。これは単体で評価されることはないけど、全体のイメージとして「なんだか耳に気持ちが良かったなぁ」を含めて表現される。
◉悪い脚本(セリフ)の三原則
- エゴ
→脚本家であったり、プロデューサーなのか、現場なのか分からないですけど、とにかく!「あんたが思ってるだけじゃん」という。ドラマでしか言わねーじゃん、とかです。「…だわ」と話す高校生とか、「そんなの居ないじゃん…」というね。“そういう風に喋る”っていう思い込みだからね。あと、「ドラマってこういうもんなんだよ」というのをぶつけられてる。 - 知ってる
→翻訳のことは知っとるわ。という事。スゴい俳優さんが、すごく泣きながら、めちゃくちゃ悲しい音楽かけて、出てきたセリフが…「そんなの、いちいち言わなくても知っとるわ」と、私たちが突っ込みたくなるセリフ。 - 気持ち悪い
→快感の逆。聞いてて気持ち悪かったり、なんか突っかかるなぁ…というもの。
(応用編で、気持ち悪いをあえて入れることにより心に留めることもする。気持ち良すぎるとそのまま流れてしまう場合がある)
この考え方は、『作り手』であれば避けて通れない“一つの”原則ではないでしょうか。
例えば…『愛している』という事を、「愛している」という言葉を使わないで表現することなのです。
この『silent』…ひいては、生方ドラマ全般に言えることなのです。
ちなみに、ドラマはドラマであってファンタジーであることは分かっています。はい。しかし!この年齢になると夢を見たくなるし、しっかり夢を見させてくれるドラマにとっても弱くなるのです。
最後に
全ての円盤を買う…これは、完全に浪費でございます。やっぱり、いくら好きでも買えないですよ。。
誰か、録画していませんか?
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。