こんにちは、サチヲです。
兎にも角にも私め、知らない言葉多すぎるのです。
今回は、全てを網羅するのはもはや不可能な領域 『現象』 についてです。
とある行動や、とある言葉に対して結果!このようになる…のような、目に見える出来事。
変化のプロセスやその様子といった、目に見えない本質的な現れな場合もある現象。
今回は第51回衆議院議員選挙の最中、SNSで見られる法則性と言いましょうか… 「え!?それに名前が付いてたんだ!」と驚きと共に感心したのです。
それが、社会現象のカテゴリーに入る 『エコーチェンバー現象』 です。
コレを理解したら、SNSとの向き合い方や使い方が、コントロールされる側からコントロールする側に変われる可能性を秘めているんですッ!
【知らない言葉】『エコーチェンバー現象』 | 日本語では共鳴室現象というのですが…あなたはご存じでしょうか。

エコーチェンバー現象・・・SNSなどの閉ざされたコミュニティの中で、自分と似た意見ばかりを見聞きし続けることで、自分の考えが 『世の中の正解』 であるかのように錯覚し、信念がどんどん増幅・強化されてしまう現象のこと。
エコーチェンバーのみの意味で言うと 『反響室』 と訳され、音が壁に跳ね返って自分に返ってくる様子を、情報の流れに例えているので 『反響室現象』 とも呼ばれています。
かつてのSNSは 『投稿された時間順』 が主流でしたが、YouTube、X、インスタグラムといった各プラットフォームのAIが、膨大な投稿の中から 『今のあなたに最もふさわしいもの』 を優先的に表示しています。
そこには明確な計算ルールである 『アルゴリズム』 が存在し、以下の4つのデータを組み合わせて表示内容をカスタマイズしています。
- 反応(エンゲージメント)
⇒いいね、コメント、保存、シェアの数。
⇒滞在時間・視聴時間。最近はこれが非常に重視されています。スクロールを止めて見たか、動画を最後まで見たか、といった行動です。 - 関係性(親密度)
⇒あなたが頻繁にいいねやメッセージを送る相手の投稿は、優先的に表示されます。 - コンテンツの属性(関連性)
⇒投稿内のキーワード、ハッシュタグ、画像の内容をAIが解析し、「この人は猫の動画が好きだ」といったジャンル分けを行います。 - 情報の新鮮さ(トレンド)
⇒基本的には新しい投稿が好まれますが、それ以上に「今、急速に盛り上がっている話題」が優先される傾向にあります。
更に怖いことに、かくプラットフォームでも傾向が微妙に違ってくるんです。
分かりやすい表を、最近お世話になっている、GoogleGeminiさんに作ってもらいました。
※コレは2026年現在で、微調整という意味ですぐに変わるのでご了承ください。
| SNS | アルゴリズムの最優先事項 | 特徴 |
| X (旧Twitter) | リアルタイム性と有益性 | 「おすすめ」タブでは、フォロー外でも反応が良い投稿や、長文の有益な情報が優遇されます。 |
| 関係性と視覚的関心 | フィードは親しい人が中心ですが、「発見タブ」や「リール」はAIによる純粋な好み(レコメンド)が支配的です。 | |
| TikTok | 視聴完了率とループ | フォロワー数に関係なく、1つの動画がどれだけ長く見られたかで爆発的な拡散(バズ)が起こります。 |
| YouTube | 満足度(クリック率+視聴時間) | サムネイルがクリックされ、かつ長く視聴された動画が「関連動画」に乗り続けます。 |
めちゃくちゃ便利な反面、コレ。よーーーく考えたらめちゃくちゃ怖くないですか?
特に、政治。
衆院選期間は短かったとはいえ…人間や社会、世界がどうあるべきかについてのまとまった考えである 『思想』 が色濃く出るんです。
⇒ “最初はそこまで思っていなかったコト” として気軽にクリックする。
⇒上記のアルゴリズムが現実にあるので、 その方向の投稿が目の前に溢れる。
⇒多少なりとも 「いいな」 と思ったからイイねボタンを押す。
⇒自分が肯定した投稿が更に集まるので、まるで “自分の意見や考えが間違っていなかったんだ” という安心感を得る。
⇒コレを一つのアカウントで続けると、ゴリゴリ思想強めの輩が誕生する。
まさに反響室ではないでしょうか。
自分の考えがタイムラインに跳ね返ってきて、更に増幅され強化する世界が既に手の中にあるんです。
今、私たちができること
安心してください。怖いのは “知らない” からです。
たとえば 『知らないと不安』 の類は、株式投資やビットコイン、はたまた心霊現象といった具合に“理由 (仕組み) を知ればどうってコトはない”のがそのほとんどでしょう。
知らないでやらない、と、知ってやらない、は心の負担という意味で大きな差があるんです。
今回、私はSNSの仕組みを知りました。
アルゴリズムの力は非常に強力ですが、 「今自分が見ている情報は、自分の好みに合わせてAIが選別したものである」 と自覚するだけでも、その影響を和らげることができます。
このように “知れば” ちゃんと安全にお付き合いできるのです。具体的には…
- 興味がないボタンを押す
- 逆の思想や反対意見の投稿も、ワザと見る
- 普段検索しない言葉で検索してリセットする
- “それ” 専用のアカウントをつくる
- 自分自身が明確に 「おもしろい」 「役に立つ!」 と思う中身をつくる
- 複数のニュースソースをつくる
微々たるものですが、アカウントをどう育てるのか?というのを、アルゴリズムを理解した上でつくる。
Xで言うと、昔から『別アカウント』で趣味のことで振り分けている人がいますよね。
コレは自分自身のタイムラインに流れるアルゴリズム対策でもあるし、同じ “好きなモノ” と思っている他の人に対して、関係ないタイムラインを作らせないことに繋がるのです。
最後に
私のスマホに表示されている世界は “世界のほんの一部である” と、改めて自覚するようにします。
今回の現象を知れたことは 「自分も間違っているかも?」 と足を止めるキッカケになります。
そしたらもう少し心を広く持てて、ほんの少しでも優しくなれるかもしれません。
ではまた。
