こんにちは、サチヲです。
過去に学んだにも関わらず身についていない『考え方』を、私自身に再注入する時間です。
考え方以外でも格言やら教訓という、いわゆる“ありがたいお言葉”はタイミングです。どんなに良い言葉でも“その人が困っていない”のなら全く必要のない素通りされる言葉になります。
もしも!あなたが私と似たような壁にぶつかっているのなら…解決の糸口や選択肢の一つになれたらこれ幸いです。
・やるべきことに対してのスピードが遅いなぁ
・取り組んだはいいけど中々終わらないなぁ
・どうやったら早く終わらせることが出来るだろう
もくじ
【考え方】『明確さは力』 | この言葉だけ強烈に心に刻まれていたのですが…実は続きがあり、更に効果もはき違えていました。それがスピードです。

- 明確さが厳密さを呼んで、厳密さがスピードにつながる。
こちらが“私が最初に覚えた言葉”でした。相変わらずざっくりとしか覚えてなかったのです。
ただただ『明確さは力』と唱えていました。今更ですが、その力が『スピード』を上げることだったなんて…です。
私自身『やるべき事』に対して気分に左右されたり、感情に流されたり、単純に面倒だったり…といったブレによって“かなりの精度が落ちる”のです。
結果、スピードが遅い結果になる。
最初の確認。『明確さ』とは『目標』です。
先ず、達成したい具体的な状態や結果であるのが目標。これは“誰が見ても分かる”ことが必須なので、数字に表したり分かりやすい行動に落とし込む作業があります。
この時、目標に『明確さ』が加わると、やることが全然変わりますよ。結果、スピードUPに繋がるのです。
例えば飲食店での場合。
●Aバージョン。
お店の売上げを上げるための施策として、部下が『お客様と心が通った接客がしたい』という素晴らしい目標を作りました。
上司が「よし!それでいこう!」となり、日報の項目で新しく『お客様と心が通った接客が出来たのか』を作って、部下に毎日『〇or✖』を付けてもらいました。
結果、そのお店は売り上げが上がりました。●Bバージョン
お店の売上げを上げるための施策として、部下が『お客様と心が通った接客がしたい』という素晴らしい目標を作りました。
計る指標がないので“今日はどれくらい出来たのか?”が分かりません。
そもそも上司がずっと部下のことを見ている訳ではないの、部下の感覚で報告を受けることになります。
だから上司は、もっと明確にする必要があると考えました。
部下に対して「例えば『お客様と目が合った回数』はどうだろう。」と相談し、『1日に10回目を合わす』と決めました。
他にも、『いらっしゃいませ!はお客様に体全体を向けてから言う』も足しました。
結果、そのお店は売り上げが上がりました。
同じ結果が出たようですが…ここで質問です。
どちらの店舗が、早い期間で売り上げを達成したと思いますか?
と、質問しながらも、明確さをテーマにしているので答えは『Bバージョン』なのです。
目標設定のコツに繋がるのですが、『目が合った数』や『お客様が笑顔になった数』や『お客様も挨拶してくれた数』など具体的な『数』にする。
もう一つは『体の向きを変える』や『お客様を店舗の外までお見送りする』や『エコーコール(一人が挨拶したら周りも挨拶する)を導入する』といった具体的な行動にする。
このように目標を明確にするだけで、やることがめちゃくちゃ変わり、毎日の変化も分かり、素早い加筆修正ができて…結果!目標が曖昧なお店より、明確な目標設定をしたお店の方が早く売上げ達成に繋がるのです。
『厳密を呼ぶ』とは、無駄なことはしないこと。だから早く終わる。
- 厳密とは…不正確さ、曖昧さ、抜け漏れを許さず、細部まで徹底的に追求する姿勢や、その結果として得られる正確で徹底した状態を表現する言葉。
立てた目標が明確であればあるほど、分かりやすくなる。
立てた目標が明確であればあるほど、迷わなくなる。
立てた目標が明確であればあるほど、精度が上がる。
赤い部分が『厳密さ』の恩恵になります。
それはそうでしょう。ここまで“決めた具体的な数字や行動”なら、部下もやりがいを感じやすくなるだろうし、上司も評価しやすくなる。
結果!スピードに繋がる。ことになるのですね。
それでも!スピードに繋がらない場合はどうするべきなのか!?
第一に疑うべきは、目標設定が未熟な場合があります。
でも、今回はこれをクリアしたとしましょう。それでも「なんかうまくいかないなぁ…」という時は、目的の『明確さ』を疑いましょう。
目的とは…自分が最終的になりたい姿。存在意義。理想的な状態。
そもそも『目的』は明確じゃなくて、曖昧で良いのです。夢物語で良いのです。
その内容を指すのではなく、目的の『明確さ』の場合は『あなたが本当に心の底から“それ”を願っているかどうか』という『強さ』です。
もしかしたら会社の願いを目的にしていませんか?
もしかしたら上司の顔色を伺った目的にしていませんか?
もしかしたら良い子であるための目的を作っていませんか?
目的とは…心の底から自分が欲しいもの。誰よりも何よりも優先して実現したいこと。自分自身が本当に成りたい状態を描くこと。という感じに『明確に』自分の強い思いを描かなくてはいけません。
思うような結果が出ないのならば、もしかしたら自分の心にウソをついている目的にしているか、その目的を達成できるって信じていないか、という部分までさかのぼる必要がある事を、今一度、私の心に留めておきます。
最後に
このような話をする時に、自分で気をつけてることがあります。
それは『比べるべきは昨日の自分』です。どうしても周りのイケてる人を指標にして設定しがちですが、これは私の人生です。
自分と比べるのが一番健全…という事を付け加えておきます。
ではまた。
