【1話】『海のはじまり』 | 期待以上のおもしろさ。生方美久のセリフがあまりにも鋭すぎて…書き起こしをしました。
こんにちは、サチヲです。
本当は2話を早く見て、感想を書こうとしましたが…1話の計算しつくされたセリフがやっぱりスゴイ!と思い、もう一度見返して書き起こしました。
もちろん!ネタバレ有りです!!
セリフを書き起こし、少しだけ私の感想を語らせていただきます。
今と、全て見終わった後で“かなり”感想が変わるはずなので、最初の気持ちを書き留めておきます。
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☆★☆☆★☆【1話】『海のはじまり』 | 期待以上のおもしろさ。生方美久のセリフがあまりにも鋭すぎて…書き起こしをしました。
1話にて
★古川琴音…役:南雲水季<享年27>(夏の元カノ)★
水季「考えたよ。考えて決めた。 夏君はおろすことも産むことも出来ないんだよ。 …私が決めていいでしょ。」
今考えると、水季は夏より先に“お母さん”になっていた。現実世界で痛いほど経験してきたからこそ、この温度差は私に突きつけられたも同然のように思えました。向き合う事に関して、優しさと強さををはき違えてはダメなのは今になってようやく分かる…。時に尊重は、優しさではないことを。
★大竹しのぶ…役:南雲朱音<67>(水季の母)★
「えぇ。知らないでしょうね。男の人は隠されたら、知りようが無いですものね。妊娠も出産もしないで父親になれちゃうんだから。」
節々に怒りや憤りを感じるセリフなのに、言い方は穏やか。しかし!目線だけは強く突き刺す。夏の心を貫き、もう二度とその穴がふさがれない程の穴を開ける程の強い視線。
★海が持っている水季の携帯の動画にて★
水季「ママの携帯勝手に使わないでください。 中略。ママ寒いの苦手なの。」
海「なんで~?」
水季「夏が好きだから。 季節分かる?4つ。」
海「春…夏…秋…冬!!」
水季「そう。ママ、夏がいちばん好きなの。」
海「…海も!」
水季「海も!?夏好き?」
海「うん!」
水季「一緒」
海「一緒!」
水季「でもダメー!夏はママがもらいましたぁー!」
中略
海「冬眠って、なに?」
水季「夏がお迎えに来るまでぇ…ひっそりしている事」
海「ふ~ん」
水季「あ、でも、それは夏じゃないな。それは春だな。 …おやすみぃーー!!」
もうなに!?この登場人物名と実際の名称をリンクさせながら、夏に対しての愛のメッセージともとれる計算尽くされた会話は…。「はぁーーーー…」で、ございますよ。深いため息しか出てきません。海が春を呼び、夏に一緒に行ける。そんな将来を感じさせる繊細なやり取りでしたよね。
★夏の携帯の動画にて★
水季「見てー!」
夏「なに?」
水季「海ッ!!」
夏「分かるよー 見てるから」
水季「海、スキーー!」「海、だーいすきぃーーーーーー!!」
夏「たはは!声でかい 恥ずかしい 人いるから!」
海「ふふ」
今までは、海に向かって叫んでいたが、次は画面に向かって…そう、海に向かって叫ぶ
夏「うみーー!大好きだよーーー!!」
海「うふふふ」
突然。というか自然に動画の映像の中に入り込むような映像に切り替わる。
まだ「海だーいすき!」や「タッチ!」と言ってはしゃいでいる水季を、「うるさい」という夏。まるで…その隣には海がニコニコして一緒に居るかのような演出。。
そして、動画が終わり…動きが止まった水季を見つめる…。夏の心配をよそに、海が夏に向かって満面の笑顔で言うのです。
海「海もママだいすき!!」
この海の笑顔を見て…きっと!この時に『お父さんのスイッチ』が入ったと思う。あぁ、海を幸せにするんだ。と。もちろん方法は分からない。
男性は…特に夏にとっては、キッカケが無かったからこそ…。この…本当に最初の親子3人のコミュニケーションを取ったからこそ、決めることが出来たのだと思う。
もうこの世に居ないから、動画でしか3人の顔合わせは出来ないけど…でも!お母さんはいる。お父さんもいる。海にとって本当の家族のスタートを切った記念すべき日なのです。
もう…泣くしかないでしょ。。
★1話の後半、まだまだ家族の会話は続くのです。★
中略
海「ママ終わったの??」
夏の長い沈黙の後、改めて海の隣に座り…改めて海が、
海「ママ、終わっちゃったの??」
夏「………死んじゃったんだよ」
海「死んだらどうなるの??」
夏「ごめん…分かんない」
そして、“それでも”絞り出して、意を決して夏は語る。
夏「死んだら、どうなるか、分かんないけど…。水季…。お母さんじゃ無くなる訳じゃないから。 終わったんじゃないよ。」
海「夏くんは??」
夏「ん!?」
海「夏くん 海のパパでしょ」
夏「え…」
海「夏くんのパパ…いつはじまるの??」
夏が、海を見つめたまま黙っている。
これで!第1話が終了です。その応えは、第2話で明かされます。もう…どんな切り方よ。
と言うか、なんと…タイトルである『海のはじまり』は、海の誕生や、生命の起源でもなければ…水季と夏の子どもである『海』のはじまりの物語であったのです!!!!!
最後に
どうしよう。第1話でこんなに気持ちが盛り上がってしまった。
第2話からは、ここまで取り乱さないように…静かに生方ドラマを堪能しようかと思います。
ではまた。