©二宮裕次 / 『BUNGO』集英社
こんにちは、サチヲです。
超絶“私個人的”な解釈で恐縮なのですが…最近は“このようなマンガ”が本当に多くなっていると思います。
それは『ベイビーステップ』『アオアシ』『ちはやふる』『メダリスト』等々に共通する『現実的なルール(制約)がマンガ内に施しながら、しっかりエンターテイメントにしている』ことです。
個人的には『昴』も入れたいところですが、現実的よりファンタジー要素が多くなっているので除外…という感じの括りに“勝手に”しています。
そして、今回の『BUNGO』という野球漫画も“もれなくそう”なのである。
特に注目したいのが『中学時代でプロを目指す道のり』を現状のルールに則り、現実と理想をエピソードを交えながらエンターテイメントにしているのです。
【BUNGO】『反復こそ普遍的な成長のカギ』 | 自分自身では中々気がつけない。やはりここにも“正しい努力”が存在していた!!

- マコト「ただ 投球フォームは個人によって合う合わないがあるんだ 「絶対にこれが正しい」という正解がない以上……地道に反復して何か“きっかけ”みたいなものを掴むしかない…」
いやぁ、非常にシビれます。
主人公であるブンゴに対して、多少の主人公補正を加えつつ…現実的な成長の階段を上ってもらう。
これにより読者自身も「そうか…おれも“こうやって努力すれば”なりたい自分になれる!」と勇気をも与えているのです。
とはいえ『多少の主人公補正』というのが、現実的に“みんなできる事”なのか?という問題を忘れてはいけません。
なんせブンゴの基本的な補正は『圧倒的な時間をかけること。圧倒的な回数を行うこと』が全く苦に感じていない…いやむしろ喜んでいるフシもある。
正しい努力と呼ばれる“普遍的な考え方”を導入した行動をすれば、確かに結果は出るでしょう。
自己啓発本等を読みふける人にとっては、願ってもない『答え』がそこに書いてあるのです。
しかし!“それ”を手に入れるためには本を読んだだけでは手に入りません。
気の遠くなるような地道な反復をしなくてはならない。時間と回数を“出来るまで・見つかるまで”やり続けることをしなくてはならない。
尋常ならざらぬ時間と回数を捧げた後“やっと”自身の血肉になり、現実で“使える”ようになる。
これらのことを、どのマンガの主人公たちは“もれなくしている”のである。
これを中学生の時からですよ。私自身の中学生時代は、なにも目指してはいなかったので、このような世界を知る由もありませんでした。
この世界でモノを見ると、今の自分に結果が伴わないのは明白なのが丸わかりなのです。
だからこそ!本気で目指す人の『基準値の高さ』にビビり、本気で目指す人の『当たり前の考え方』に憧れを抱くのです。
まとめると…
- 正しい努力を教えてくれる人・環境。
- やり続けることができる情熱(目的)。
これらを自分で意図的に作り上げる。
特に、人や環境に出会えた人は…言いなりではなく、素直に吸収して行動すると良いことがあるかもしれないです。
特に若い時こそ『自分流』にこだわっていましたが、今やっとその思想がいちばんの障壁だと感じている今日この頃です。
最後に
教えてもらったら感謝を伝える。それは言葉でも結果でもいいので伝えていきたいと思います。
ではまた。
