【VIVANT】『皇天親無く惟徳を是輔く』 | ノコルへのメッセージが別班としてなのか…兄としてなのか。二つの人格と…
こんにちは、サチヲです。
今回は最終回の話でがっつりネタバレを含みます。まだ見ていなかったり、ネタバレが嫌な方はこれ以上読まないようにお願いします。
さて!日曜劇場『VIVANT』が有終の美を飾りましたね!!
日本のテレビドラマの枠を超えた、映画のような新たな作り方に、クオリティの高い表現の仕方。そして、尋常ならざるシナリオに豪華キャスト。
もはやネットフリックスからの逆輸入かと思うくらい“お金”をかけて作られたのは、福澤克雄(監督!?)の実績と人望とエネルギーの高さなのは言うまでもありません。
そんな最高の作品の終盤に、ことわざ大好き二重人格兄さんこと『乃木憂助(F)』が、お父さんを殺害した(と思われる…思いたい)後にノコルに送った言葉に…びっくりしました。
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☆★☆☆★☆【VIVANT】『皇天親無く惟徳を是輔く』 | ノコルへのメッセージが別班としてなのか…兄としてなのか。二つの人格と…二つの役割。
ノコル「お父さんは憂助に撃たれて…幸せだったはずだ………ありがとう 兄さん…」「最後は苦しまなかったか?」
憂助 「あぁ…」
ノコル「墓はバルカに立たせて欲しいが…構わないか?」
憂助 「こうてん しん なく ただ とくを これ たすく」「花を手向けるのはまだ先にするよ」
私め 「え?えーーー!?なんかの暗号??またクセの強い“ことわざ”が出ちゃったYO!!」
だって…今までノコルと普通にお話していたのに、急にことわざ魔法を唱えてくるんですよ!!
その後の電話先のノコルの表情を見てください。「え、…はぁ?」ですよ。ぽかーん…ですよ。
あなたもそう思いませんでしたか!?見終わった後、調べないと絶対に分からないヤツですよ。
で、調べました!
- 皇天親無く惟徳を是輔く…(こ)うてんしんなくただとくをこれたすく
天は公平で、特定の人をひいきすることはなく、徳行のある者を助けること。「皇天」天の敬称。
私なりに意訳しますと…
いくらお父さんとはいえ、テロをやったのは事実。別班としてひいきすることなく死んでもらった。
しかし!お父さんはバルカの緑化や孤児院の設立運営を含めバルカにとって“バルカ全ての父”と呼ぶのに相応しい功績をあげたのも事実。
よって世間的には死んでもらったけど、裏でしっかり生かしておいたよ。
だから、花を手向けるのは早いかなー。
と、勝手に訳させていただきました。
さぁ、こうなると今は“まだ”ですが、第二期が楽しみですよね!!
こんなに次に繋がる、次も見たくなるような『引き』を演出しておいて…これで終わりにするはずが無いですよね!?
私、勝手に楽しみにしています。
ちなみに、最後のやり取り。乃木憂助のスタンド(F)が出てきて大活躍するのかと思いきや…本体で戦いましたね。
これは…第二期のお楽しみなんでしょうか。
早く、他のスタンド使い(二重人格者)も出して裏の裏をかく心理戦や、ゴリゴリの肉弾戦を見たいいです(小声)。
最後に
二階堂ふみさんのキャスティングは、私的に最高に良かったです。
それは『いやらしさが無い。性の香りがしない。』からです。
下世話な目で見てしまいますが、あんな砂漠で男3人と女1人だったら、一人くらい二階堂さんに手を出してしまいませんか?
けど、二階堂さんの演技にはエロさが全くないんです。出していないんです。
よーーく考えたら、コレめちゃくちゃ凄いことですよ。
他の作品ではエロさが炸裂しているのに、今作ではエロさが皆無なんです。エロを操作できる人なんですよ。
そんな余計なことまで考えさせるVIVANT…最高でしたね。
ではまた。