ジェフ・べゾスの名言 | Amazon創業者であるジェフ・べゾスの幼少期の体験から引き起こされた言葉
こんにちは、サチヲです。
格言は『タイミング』です。
格言というのは万能ではありません。いつ、どのような時に読むかで効果が変わるやっかいな言葉でもあるからです。
だから、あなたにとってこの言葉が良いタイミングであるならば、、、読み進めてはいかがでしょうか。
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☆★☆☆★☆もくじ
ジェフ・べゾスの名言 | Amazon創業者であるジェフ・べゾスの幼少期の体験から引き起こされた言葉とは
ある旅の時。ジェフ・べゾスが10歳の頃、車の後部座席の大きなベンチシートでゴロゴロしていました。
祖父が運転し、祖母が助手席に座っていました。祖母が旅行中、ずっとタバコを吸っていて私はその匂いが大嫌いでした。
私はその頃、何かにつけて算数の計算をするのが大好きで、ガスのマイレージを計算したり、意味もなく食費の統計を出したりしていました。
たまたまタバコに関するキャンペーンを聞いたことがあり、詳しくは覚えていないのですが「タバコを吸うたびに寿命が数分縮む」というものでした。
確か「タバコひと口につき、寿命が2分縮む」だったと思います。
私は祖母のために計算してあげようと思い、1日に吸う本数と、1本で何口吸うかを出しました。
最適な数字が出て満足した私は、後部座席から頭を出して祖母の肩を叩き、誇らしげにこう言いました。
「1口で2分の寿命が縮まるとしたら、おばあちゃんは9年寿命が縮まったことになるよ!」
その後に起きたことは、今でも鮮明に覚えています。想像していたのと全く違うことが起きたのです。
私は、自分の賢さと計算ができることを褒められると思っていました。「ジェフ頭がいいのね!こんなに難しい計算ができるなんて!」「分や年の計算もできるのね!
」ですが、そうはなりませんでした。
その代わり、祖母は突然泣き出しました。
私は後部座席に座り、祖母が泣いている間、どうすればいいか分かりませんでした。
祖父は黙って運転をしていましたが、しばらくすると路肩に車を止めました。
祖父は車から降りて私のいる後部座の扉を開け、私がついてくるのを待っていました。
「悪いことをしちゃったのかな・・・?」
祖父は知的で物静かな人でした。祖父に怒られたことは一度もありませんでしたが、初めて怒られるかもしれない。車に戻って祖母に謝るようにと言われるかもしれない。
祖父母と過ごした中で一度も経験したことのない出来事でした。どうなるか全く予想がつきませんでした。
祖父はトレーラーの横で立ち止まりました。
祖父は私を見てしばらく沈黙し、優しく落ち着いた口調で私にこう言いました。
ジェフ曰く「今日、私が伝えたいのは『才能』と『選択』の違いについてです。」
“賢さ”は『才能』で、“優しさ”は『選択』です。
『才能』を使うのは簡単です。すでに与えられているものですから。『選択』はずっと難しい。
気をつけないと『才能』はあなたを惑わせ、『選択』を誤らせることすらあります。
あなたは様々な才能を持っているでしょう。あなたの才能の1つは賢くて有能な頭脳だと確信しています。
その才能は、この先の不思議な世界を旅するのに役立つでしょう。人類は日々歩みを進めて、その進歩に我々自身が驚かされます。
クリーンエネルギーを大量に生産したり、細胞を修復するような小さな機械も開発されることでしょう。
「今月、生命を合成した」という驚きではありますが、必然ともいえるニュースがやってくるでしょう。
今後数年間で、我々はそれを合成するだけでなく仕様を合わせて、それを設計するようになることでしょう。脳の仕組みが解き明かされるのもそう遠くない未来だと思います。
ジュール・ヴェルヌ、マーク・トウェイン、ガリレオ、ニュートン・・・好奇心旺盛な過去の偉人たちは、今の時代を生きてみたいと思ったでしょう。
我々は文明として、多くの才能を持っています。あなたたち一人ひとりが、それぞれの才能を持っているように。
あなたが誇りに思うのは『才能』ですか?それとも『選択』ですか?他人を犠牲にしてまで賢い人であろうとしますか?それとも優しい人であろうとしますか?
Jeff Bezos
最後に。
学べば学ぶほど、それをひけらかしたくなります。今一度、謙虚にしようと思う。今一度、バカでいようと思います。
自慢していいことなんて自尊心(プライド)が満たされること以外、いいことは全くないのだから。
ではまた。