弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#8 | 『自分にとって、最も必要なことは何なのか。』…
こんにちは、サチヲです。
私が勝手に感じているイメージで申し訳ないのですが…自己啓発的なフワフワしたものを嫌い、目に見える行動と分かりやすい言葉ではっぱをかけながらも、冷静沈着で超絶現実主義者で、なによりも企画力がズバ抜けている『弘中勝』のイケてる人の言葉を共有させていただく時間がやってきました。
この考え方が必要なければスルーしてください。とはいえ、少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。
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☆★☆☆★☆弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#8 | 『自分にとって、最も必要なことは何なのか。必要ではないことは何なのか。』を見直す
今回の記事を読むと…
「今、自分が力を入れている勉強は正しいことなのか?」
「今、自分が一生懸命している行動は正しいことなのか?」
このような、自分に課している行動を見直すキッカケになります。
そして、修正することにより、もっと効率的に物事を運ぶことができます。
それでは、弘中勝による問題定義とその答えを引用させていただきます。
勉強熱心な経営者が会社をダメにするケースは大抵、「無茶なことを学んできては、無理に取り入れようとする」というもので、自社には合っていないノウハウを「他社ではやってる」などと言って無理にやるからだ。
「合わなくても、頑張れば合う!」という熱血系の人もけっこういるが、頑張らないと合わないことよりも、最初から最適なものを選んだほうがいい。タイプは人それぞれであるから、合う、合わないもそれぞれである。
大事なのは、本質部分は何かということであり、その本質部分にとって大した効果ではないものは無理に取り入れる必要はないのである。
「そうしなきゃいけない気がする」という思い込みが最も危険であり、自己啓発でもダイエットでも何でも、そういう業者はそういう思い込みをさせるセールスを徹底してくる。
自分にとって、最も必要なことは何なのか。
必要ではないことは何なのか。
自分のことなので当たり前に分かるはずなのだが、多くの人が余計な情報に惑わされてしまうが、それが分かるようになることこそ、自分が強くなる道なのである。
もちろん、あなたにとって最も必要なこととは『あなたが立てた目的』であり、それを達成させるために行う『数々の目標』である。
これが、弘中勝曰く「自分のことなので当たり前に分かるはずなのだが」の部分ですね。
しかし、やる気があっても非効率的な場合だったり、全く的外れな事に時間を費やしている可能性がある。
なぜ、そのようなことが起こるのか。それは大事で大切であるはずの『やる気がある』ということがいちばんの弊害になる場合があるからです。
なんせ世の中には、この『やる気がある』人に向けた超強力で、時代の流行り廃りに関係ない風俗業に匹敵する『ビジネス』が存在しているからです。それが自己啓発系です。
もちろん、このブログも自己啓発にカテゴライズされる場合の記事もあります。私がそうっだたので自戒の意味を込めてもう一度確かめます。
ありとあらゆる自己啓発系の読みものは、ただ創作された『物語』くらいの価値しか無いんです。
この考え方が、大前提に在ります。
例外は『直接会える、生身の人間を先生(師匠・メンター等)にした場合』のみです。
なぜかというと、時間をかけてその人の人生を直接学ぶことが出来るからです。
では、読み物と生身の人間の違いはなんでしょうか。。
それは、本・テレビ・雑誌など、いわゆる『商業ベース』であるか、否かです。
例外とはいっても、商業ベースの生身の人間はダメですよ。株なんて特に情報の刷り込みがしやすい(理由として、その世界は結果が出るまで確実な答えが誰にも分からないため)ので、自分で調べて考えることをしない人は手を出さない方がいいです。
要するに、商業ベースということは売り上げを出すことが至上命令の世界で、如何におもしろく、如何に驚きのある刺激的な内容となります。
いいですか。それが『悪』とは言っていません。「その情報は『自分に必要となる価値があるのか?』ということが分かるのが絶望的に低い」と言っているのです。
それが、先程の『「そうしなきゃいけない気がする」という思い込みが最も危険であり、自己啓発でもダイエットでも何でも、そういう業者はそういう思い込みをさせるセールスを徹底してくる。』の部分にあたります。
いわゆる成功者の本の内容は、ほんの一握りの部分でしかありません。というか書ききれません。
たとえば、自分の人生を振り返ってみてください。今この人生を振り返って、この『考え方』に至った事を、たかが4,500ページくらいでおさまりますか?たとえおさまったとしても、実際に世の中に販売されるとしたら、全ての内容がはたして使えるでしょうか。
中には自分にとって必要な体験であったとしても採用されない可能性もあるし、成功だけでなく、多くの失敗を全て書ききれるかと言うと、不可能に近いと思います。
自社出版という道がありますが…しかし、そもそも販路が無い上に好きなことだけを書いてたくさん売ろうなんて甘い考えなんです。
マンガの世界でも同人誌というのがありますよね。いわゆる『や・お・い(山無し・落ち無し・意味無し)』と揶揄される世界があるくらいです。
改めて…自己啓発系の著者一人だけが獲得できた成功であって、全員が適用できるわけではないのです。
このように書くと、「もちろん!そんなことは分かっているよ。何も全てを真似しようとは思ってないよ!!」という声が聞こえてきそうですが、分かっているあなたならいいのですが、弘中勝も言っていたように『勉強熱心な経営者が会社をダメにするケース』が存在します。
それは、何故かと言いますと、業者が「そうしなきゃいけない気がする」という思い込みをさせるセールスを徹底してくる『ビジネス』があるからです。全てが悪いわけではないですが、コンサル業や出版業界はもちろんのこと、テレビ、新聞、広告業界ですら知らない間に営業をかけてきます。
まるで、占い師のように『あなたの今に満足していますか!?』と大抵の人間が不安に思っていることを語りかけてくる、電車のつり革広告を見たことありませんか?
すかさず『今年○万部売れた成功法則』がこちら。とか。更に『この本を読んで世の中の見え方が変わりました!目からウロコです!!』的な読者の感動的な声も載せたら完璧ですね。
もう一度、言いますね。コレが『悪』と言ってません。コレが『本当にあなたに必要なのか否か』です。
剣術家の金山孝之が書いた『サムライはなぜ後悔しないのか』の本に分かりやすい言葉があります。
金山氏は毎日、武術の稽古をする。曰く。
正座して木刀を振り下ろし、床に触れるギリギリでピタリと止める、スクワット風のうさぎ跳びをしながら木刀を振り武道場を往復、杖を使った鍛錬など独特の稽古を毎日積んでいる。しかし、そんな中で絶対にやらないことが
「筋トレ」だという。
今は腕にはいわゆる不自然な力こぶはなく、肩周りから上腕二頭筋にかけては普通の成人男性よりも細いかもしれない。
代わりに、手首から肘にかけての筋肉と背中、特に肩甲骨周りの筋肉は異様なほど発達し、しかも生き物のごとくグニャグニャ動くほど柔らかい。実は、胸、肩周りと上腕部に筋肉がつくと、剣を振り上げて振り下ろす時に可動域が狭まって肩が詰まり、とても邪魔になるから、あえて大きな筋肉をつけないのである。
普段使わない部分に筋肉をつけると、筋力で追い込んだ分、体が疲れて技の精度が格段に落ち、剣も重く感じてしまう。
一瞬の遅れが致命傷となる立ち合いで、不覚をとる可能性が高くなり、いいことがひとつもない。筋肉は、鍛えれば誰でもつくし、地道に稽古を続けるしかない武術と違って、結果が出やすい。そこに落とし穴がある。
単に見た目や自己満足だけで筋トレを続けても、無理を重ねるほど怪我のリスクも増大し、体の悲鳴を無視することで、本来ならば自らを守ってくれるはずの心のセンサーがみるみる衰え、直感まで鈍ってしまう。
昨今、流行りのフレーズに「筋肉は裏切らない」というものがあるが、筋肉だって時には裏切るのだ。コロナ禍で鈍った体を絞り上げようと、筋トレに加えてプロテインを飲む人も多く、その努力自体を否定するつもりはないが、自分に必要なことなのかどうかを問う。
6つに割れた腹筋は、今の生活に必要なものなのか。丸太のような太い腕は、自分にとって理にかなったものか。単に見た目や自己満足で筋トレを続けることは、体にとって拷問にも等しいもので、筋トレで失うものもある。
つける必要のない筋肉をわざわざつけることや、180度の開脚や無茶なダイエットも同じである。
体が「やりたくない!」「こんなふうになりたくない!」と拒否していることは、やらなくてもいい。
外見は理想に近づいたとしても、精神的には確実に追い込まれていくだけである。金山氏の刀さばきを支えているのは、指先から肘にかけての筋と背中、体幹と足腰で、剣を振っていると自然につく筋肉である。
筋トレで無理につけた大きな筋肉とは違って柔軟性も伴っているから、ケガもしにくい。日本プロ野球史上ただ一人、3度の三冠王を達成した落合博満氏は「野球の体は野球でつくれ」と言ったが、金山氏も武術によって武術に必要なものを鍛えた「武術の体」になっているのである。
決して無理をせず、自然体の快適さを追求することこそ真の強さへの近道である。
これは、分かりやすい!!
ちなみに、体操選手の内村航平の筋肉美を見たことがありますか?まさにあの身体は体操の練習だけをしてできた筋肉であって、決して『筋トレ』をしてできた身体ではないのです。
要するに、良い情報に出会ったら、あなたがどうなりたいかという『目的』と、具体的な数字で示されている『目標』を思い出しましょう!という事です。
これは、お金の使い方にも共通していますが、『欲しいモノ』なのか、『必要なモノ』なのか。
いいですか。欲しいモノをどんどん買っていったら、あなたは破産してしまいますよ。
情報も一緒です。
こんなのあったら人生楽になるだろうなぁというスキルや情報はいっぱいありますよ。そんなものをどんどん取り入れていたらあなたはおじいちゃんになってしまいますよ。
それが『今のあなたに必要なモノなのか』が分かるのは、あなただけにしか分かりません。その物差しが『目的』と『目標』なんです。
最後に
散々な言い方をしましたが、自己啓発系は大好きですよ。やっぱり、他人様のウン十年という人生の縮図を、数千円と読書の時間だけで学べることは大きいですよね。しかも、読みやすく『物語』にしてくれているんですよ。
ただ、情報を取捨選択し、適切な言葉と行動を手に入れましょう。もしくは、選択肢の一つとして試してみよう的な感じで活用しましょうね。という話でした。
ではまた。
前回がコチラ。
弘中勝…イケてる経営者の頭の中シリーズ#7 | 『給料の上げる方法』仕事内容と給料の見積書を提出する | サチヲん家 (sachiway.net)
次回はこちら。
弘中勝というイケてる経営者の頭の中シリーズ#9 | 『知らないところを、知っていく』… | サチヲん家 (sachiway.net)