/>弘中勝の頭の中#40『経営の極意』 | 人を変えようと思ったら、 まず自分から変える。
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弘中勝の頭の中#40『経営の極意』 | 人を変えようと思ったら、 まず自分から変える。

★学び 弘中勝

  • 相手を変えようとしても変わらないのに、相手を変えずに自分を変えようとすると相手は変わってしまう。
    これが、人間社会における不思議な摂理なのである。

経営の極意とありますが、もっと具体的に言いますと『目標達成の技術』が向上します。
では、詳細が気になる方は先を読み進めてくださいませ。


こんにちは、サチヲです。

私が勝手に感じているイメージで申し訳ないのですが… 自己啓発的なフワフワしたものを嫌い、感情論ではなく、理論的に行動する超絶現実主義者。
更に、オブラートに包まないでハッキリとモノを言うのが面白く、結果、絶大な信頼を生みだしていている。

なによりも、『発想力』にフォーカスした仕事をしている『弘中勝』。
そんなイケてる人を知ってほしくて、無理やり共有させていただく時間がやってきました。
こんな考え方もあるんだぁー的な感じで、軽く聞いてくれると嬉しいです。

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弘中勝の頭の中#40『経営の極意』 | 人を変えようと思ったら、 まず自分から変える。

では、早速。
弘中勝氏曰く…

「部下が何度言っても言うことを聞かない」

「子どもが全然言うことを聞いてくれない」

などと悩んでいる人はすごく多いが、原因はたいてい決まっていて、すぐに分かる。

なぜ部下が上司の言うことを聞いてくれないか、なぜ子どもが親の言うことを聞いてくれないか、という時に「どうすればいいか」を考える。

その時に方向性が2つあって、すぐに解決に向かう人と、全然解決しない人とでは、その方向性に違いがある。

その解決のための方向性の2つとは、「相手にどう変わってもらうか」ということと、「自分をどう変えるか」ということである。

いつまでも解決しない人というのは、「相手にどう変わってもらうか」をいつまでも考えている。

『【第6332回】変わらない相手』より抜粋

ワオ!で、ございます。

その2つの方向性…私、全ての理由や憎しみを相手にぶつけて変えようとしました。
結果、その人はいなくなりました。もちろん相手は変わらず、ついでに私も変わらずです。

あんなに、『他人と過去は変えられない!』と言われ続けたのに、自分では「他人をどうこう変えることが出来るかもしれない…」という傲慢な考え方になることがあります。

こんな状態にある、私に対しても、弘中氏は既に答えを出しています。
それは…

相手が何か忘れ物をしたとしたら、「この前もこれを忘れてた! なぜ忘れるの!?」などとガミガミと怒っている。

しかし、怒られている側からすると、「なぜ忘れるの」と言われても、
忘れたものは忘れたのだからどうしようもない。「どうして言ったことができないの!?」と怒られても、
できなかったのだから仕方がなくて、「はいすみません」としか言いようがないのだ。

「じゃあ次はどうしたらいいと思う?」と聞くのがいい、とよくビジネス本などには書いているが、それでも間違った場合、忘れてしまった場合は、「それでも間違っちゃいました。すみません」としか答えようがないのである。

相手を変えようとしても、努力した挙句にやっぱり変わらないことだってあるのだ。

「そうそう!しょうがないんだよ!!」と、私は大共感しました。本当に、もはや謝ることしか道はなくなる…というか、上司はその道しか作ってないですよね?と、他人のせいにしたくなるんです。

じゃ、そのような時にどのように接してもらえたら良かったのか。
その答えも説いております。

相手がなかなか言うことを聞いてくれない場合には、「分かった。まずは君たちのこと、理解してみるよ」と自分が考えを改めて見るとか。
「ちょっとそれ、俺にもやらせてみてよ」と相手と同じ視線に立ってみようとするとか。
「こういう条件なら、言うことを聞いてくれるか?」といった妥協点を見つけてみるとか。

そういう自分を変えることから始めてみる。

そうすれば、相手も「へー、自分を変えられる人なんだ。だったら…」と、なぜかすんなり変わってくれるのである。
相手を変えようとしても変わらないのに、相手を変えずに自分を変えようとすると相手は変わってしまう。

これが、人間社会における不思議な摂理なのである。
怒っても相手が変わらなければ、もっと怒る、と考えるのが一番近道のようで遠回りだ。

変わらない人に、心を開いてはくれないのである。相手が変わらないのはなぜかというと自分が変わっていないからだ。
それをきちんと心に留めておかなければならない。

人を変えようと思ったら、まず自分から変える。これが、経営の極意なのである。

いつもの事ながら、弘中氏のエピソード能力が高く、イメージしやすく分かりやすいんです。
そこの部分も知ってほしくて、定期的にほぼ全文載せたくなるんです。

ここから先が、『目標達成の技術』のお話になります。
自分や他人を『コントロールする方法』です。

人には、5つのコントロール領域があると、以前の上司に教わりました。

簡単に言いますと、『世の中には変えられるモノと、変えられないモノがあり、その組み合わせが5種類あります』ということです。

  1. 自分で変えられないと思っていて、実際に変えられないモノ
    ⇒天候といった、天変地異。完全に達成不可能な目標。そして過去。
  2. 自分で変えられないと思っていて、実際には変えられるモノ
    ⇒遅刻ゼロや電車に乗り遅れないことなど、この先に起こる出来事
    ⇒売上最大化。コスト最小化。リピート率を上げるといった、目標達成
    ⇒生活習慣病の予防
  3. 自分で変えられると思っていて、実際には変えようとしていないモノ
    ⇒筋トレ。ダイエット。勉強。貯金。禁酒。禁煙。ギャンブル。虫歯の治療。といった時間・健康・金銭管理。
  4. 自分で変えられると思っていて、実際は変えられないモノ
    ⇒他人(彼女・彼氏・部下・上司・親・兄弟)を自分好みに変える。達成不可能(夢と希望が溢れている)な目標設定。
  5. 自分では変えられると思っていて、実際に変えられるモノ
    ⇒歩く。歯を磨く。といった実生活での行動のほとんど。

今回のお話は、4番の『自分で変えられると思っていて、実際は変えられないモノ』に、なりますね。

でも、ちょっと待ってください!

「へぇー、そんな種類があったんだ…ふーん」で、終わりではないんです。
この5つの領域の使い方として、重要なことがあるので聞いてください。

それは、あなたに降りかかっている問題をどの番号に振り分けるか!?です。

問題にも色々ありますが、一番身近で分かりやすいのは、あなた。要するに『自分』です。
この『自分』の問題を、あなたはどこに振り分けていますか?

これこそ人によって様々な形があるのではないでしょうか。例えば…

  • 人によっては、『自分』を1番に振り分けて、この先の人生が見えなく未来に絶望し、周りからの手の施しようのない、時間ストップ人間。
  • 人によっては、『自分』を2番に振り分ける。自分ではダメだと思っていても、周りから見たら「大丈夫だよ!」という、実は希望はあるさ人間。
  • 人によっては、『自分』を3番に振り分ける。自分では分かっちゃいるが怠けていて、楽で自堕落な生活をしている、自分大好きズボラ人間。
  • 人によっては、『自分』を4番に振り分けて、自分の能力限界以上(来年金メダルを取る・80歳で急に宇宙飛行士になる等)が分からない、夢追い盲目ポジティブ人間。
  • 人によっては、『自分』を5番に振り分ける。自分の現実がしっかり見えていて、未来を他人ではなく自分でコントロールしている、超絶イケてる人間。

このように、あなたの『問題』は、如何様にも振り分けられる可能性があること、もしくは自動的に振り分けていることを知ってください。
次に、絶望的な未来から変化を楽しめる明るい未来まであることを『知っている』状態になりましょう。
そうしたら、あなたの思い出したくもない過去は変えられませんが、この先の出来事は多少なりとも変えられる可能性が見えてくるのではないでしょうか。

でも、そうは言っても難しいですよね。嫌なことがあれば、やっぱり嫌な方に引っ張られ選択肢の幅が狭くなります。

こればっかりは、今までの習慣。環境。人間関係によっては、5番なんて選択肢を選べない人もいるでしょう。
相談の受け方のコツでもありますが、1番を選択している人がいたら…周りの親兄弟、友達がそっと2番の可能性のお話をしてはいかがでしょうか。

決して、いきなり5番を進めないでくださいね、もっと心を閉ざしますから。ゆっくり認めて隣にいることからはじめましょう。

最後に

実は、本当にコントロールするべきは『問題の振り分け』なんです。
自分に知識が無いモノを、2番に振り分けがちなので…私、気を付けます。

この番号の振り分け自体を、『あなたのいつも通り』として自動的に振り分けると、昔から変わらない『いつもの自分』という結果になりますからね。

全てのことは、私次第…ということです。

ではまた。

前回はこちら。
弘中勝の頭の中#39『経営の根本部分がダメ』 | 弘中勝氏の合理的で、効果的な結果の出し方とは… (sachiway.net)