弘中勝・イケてる人の考え方#29『価値の場所』 | あなたの意見やプレゼンが通らない理由はコレなのでは…
提出した企画書を5秒で却下されるような人には、「この企画書を作るのに、1週間もかけたのに、5秒しか見ないなんて!」などとすぐ文句を言う人がいる。
何か手がけたものをボツにされて、「これを作るために、どれだけのお金がかかっていると思ってるんですか!」などと文句を言う人もいる。
このように「時間をかけたのに」「お金をかけたのに」などと文句を言う人は、基本的に「価値の場所」が正しく分かっていない人である。
では、詳細が気になる方は先を読み進めてくださいませ。
こんにちは、サチヲです。
私が勝手に感じているイメージで申し訳ないのですが… 自己啓発的なフワフワしたものを嫌い、感情論ではなく、理論的に行動する。そして、言葉は分かりやすいのですがオブラートに包まないでハッキリとモノを言い、冷静沈着で超絶現実主義者。
なによりも、『発想力』にフォーカスした仕事をしている『弘中勝』。そんなイケてる人を知ってほしくて、無理やり共有させていただく時間がやってきました。
こんな考え方もあるんだぁー的な感じで、軽く聞いてくれると嬉しいです。
あわよくば、少しでもあなたのお役に立てたらもっと嬉しいです。 では…
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☆★☆☆★☆もくじ
弘中勝・イケてる人の考え方#29『価値の場所』 | あなたの意見やプレゼンが通らない理由はコレなのでは…
私は、『価値』について少し敏感になっています。
有形、無形、はたまた人にまで価値というのが評価基準の1つとして挙げられるからです。
しかも、『価値』はゼロからイチを作れる貴重な資源でもあります。
だから、ホンキの想いさえあれば技術や努力で老若男女問わず、あまねく全ての人に『人生のコスパを高めることのできる道具』が手に入るんです。
そんな『価値』を、今までとは違う私の知らない視点から分かりやすく語っていただきました。曰く…。
提案が採用されるかどうかと言うのは、「企画の中身が良いこと」「作品の品質が高いこと」といった基準で決まる。
つまり、この提案の時の価値というものは、内容の品質にある。ところが、前述の文句を言う人は、「時間をかけたこと」「お金をかけたこと」に価値があると思っている。
つまり、審査側と「価値の場所」の認識が違っているのだから、当然うまくいかない。提案が却下された時にはまず、この「価値の場所」を見直さなければならない。
相手がどこに価値の場所を見出しているのか。
デザインなのか、値段なのか、耐久性なのか、ブランド力や知名度なのか。
その「価値の場所」を理解する力があれば、手直しにかかる手間や時間も削減できる。「どこが悪かったのかよく分からない」といって全部をやり直して、もう一度挑戦というギャンブルをしなくても、必要な部分だけを手直しすればいいだけだ。
それが分からないと、別に手直しをしなくても良かったところを直して、より悪くなっていくことだってある。
そして、「価値の場所」がよく分かる人は、見積もりを出して納得されるし、「価値の場所」がよく分からない人は、見積もりを出したら却下される。
【発想源6339:価値の場所】より抜粋
いやはや、本当に信じられませんよ。なんでこのような答えを持っているのでしょうか。
私自身もうっすら体験はしていますが、それは『体験しただけ』で、先に繋げていません。
せっかく価値の基準のすり合わせを練習する、鍛えるチャンスを、みすみす逃してしまっていました。
あなたにも経験があると思いますが『好きな人に告白』した時、どんな結末を向かえましたか?
もしくは『好きな人に話しかける』でもいいです。
さて、告白は成功しましたか?話は盛り上がりましたか!?もし、自分の思い通りになっていないのであれば、考えてみてください。
失敗した理由の1つに、あなたと相手の『価値の場所』が全く違うという事があったのかもしれません。
あなただけが好きな趣味を話していませんか。相手はムキムキ筋肉マンが好きではないのに鍛え上げ過ぎていませんか?あなただけが行きたい場所に連れて行っていませんか?相手に気を使わせて、あなたに合わせていることに気づいていないのではないですか?相手の話を途中でさえぎって、自分だけ盛り上がっていたりしませんか?
一番ヤバいのは…このような状況をあなたが『気づいていない・理解していない』ことはありませんか?
いわゆる「あの女は、オレのことを分かっていない!」なんて言っていますが、分かっていないのは『あなた』という事に…。
私は、めちゃくちゃ心当たりがあります。
まぁ、相手の女性と価値の場所をすり合わしてもダメな場合は、1人に固執しないで次に行きましょうね。現実を知るのも経験ですから。
と言う感じで、毎回申し訳ないですが『恋愛ネタ』で説明するのは、分かりやすく伝わるかなぁ…と、私が思っているからです。いかがでしょうか。
もし、伝わっていないのなら…申し訳ございません。
それならば、弘中氏の『エピソード力』に助けを呼ばせていただきます。
『価値の場所』を見極めるだけで、あなたの貴重な『時間・財力・労力』が削減できるんです!
というのも、価値の場所を見極める練習が出来るのは『企画』だけではありませんからね。さて、弘中氏曰く…。
例えば、人気のパティスリーに、1個600円のショートケーキが売ってあったとする。
駄菓子しか買ったことがない人は、「お菓子が1個600円!? 高っか!」とすぐ言う。ファミレスなどで350円のケーキばかり食べている人も「こんな小さなケーキで600円なんて!」と文句を言う。
しかし、600円の意味があって価格が600円なのだ。
ならば、「この600円は、何の価値なのだろう?」ということを考える訓練に使う。
原材料の価値なのか、職人の技術の価値なのか、その店のプランドの価値なのか。「月謝が高い塾に行かせれば学力が上がるだろう」と考えている親が多いが、月謝の金額の「価値の場所」は、果たして学力か。
授業をするための建物代なのかもしれないし、膨大なテキスト代なのかもしれないし、やたら出稿されている広告代なのかもしれない。その「価値の場所」を考えてみれば、「ああ、別にそんな場所での授業は要らないな」とか「そんな膨大なテキストは要らないな」などと、冷静に考えられるのである。
「価値の場所」はどこなのか。常に意識する訓練をしておきたい。
【発想源6339:価値の場所】より抜粋
素晴らしい。素晴らし過ぎる。私も、このように『分かりやすく』人に伝えたいものです。
直ぐに自分だけが盛り上がって、相手を置いてけぼりにするクセがあるので、本当に気をつけます。
最後に
価値の場所を間違ってもいいんです。むしろ最初から分かり合えるなんて稀ですから。
それよりも、その後です。人や物、考え方などの意見などが違ったら、直ぐに『すり合わせ』をすること、出来ることが重要なんですね。
だから、意図的に会話をもっと丁寧にしていきたいものです。
ではまた。
次回はコチラ。
弘中勝・イケてる人の考え方#30『夢を語る時』 | あなたは夢を潰すようなことを言っていませんか | サチヲん家 (sachiway.net)
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