弘中勝・イケてる経営者の発想力#19『エピソード力』 | ずば抜けた力を持ってるからこそ人に伝える…
こんにちは、サチヲです。
私が勝手に感じているイメージで申し訳ないのですが… 自己啓発的なフワフワしたものを嫌い、感情論ではなく、理論的な行動する。そして、言葉は分かりやすいのですがオブラートに包まないでハッキリとモノを言い、冷静沈着で超絶現実主義者。
なによりも、『発想力』にフォーカスした仕事をしている『弘中勝』。そんなイケてる人を知ってほしくて、無理やり共有させていただく時間がやってきました。
こんな考え方もあるんだぁー的な感じで、軽く聞いてくれると嬉しいです。
でも、少しでもあなたのお役に立てたら、もっと嬉しいです。 では…
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☆★☆☆★☆弘中勝・イケてる経営者の発想力#19『エピソード力』 | ずば抜けた力を持ってるからこそ人に伝える能力が長けている!!!
成功や失敗への見るべきポイント、視点とも言いましょうか、人に伝える能力。いわゆる『コミュ力』を学びたいと思った人なら、今回はオススメです。
出来る人の共通点として必ず挙げられるのが『読書』です。既に、弘中勝氏は自分のメルマガで600冊以上の本を通して『発想力』や『考え方』をアウトプットしています。
そんな読書の鬼である弘中勝氏ですが、内容もさることながら、本当に見てもらいたいのは『構成』です。
その、各構成の中のエピソードがめちゃくちゃ分かりやすいので、すんなりと『ある方向へ』導かれます。
それでは詳しく紐解いていきましょう。
Bパートで…『何故、このような考えなのか』
Cパートで…『この考え方をすれば、あなたの身のまわりの見え方が激変します』
と、流れるのです。
どういう事かと言いますと、最初はただの読書の仕方や、本のインプット、アウトプットの紹介です。
これだと、本を読む人にしかヒットしませんが、Bパートに行くにつれて『読者の間口』が広がっていくんです。
Cパートでは、エピソードの応酬により「自分は関係ないと思っている、あ・な・た!それは違いますから!!」という感じに、自分には必要無いと思っていた読者に対して『当事者意識』を目覚めさせるような流れになっているんです。
そして、重要なのが各パートの『裏付け』の意味で、共感できるようなエピソードを丁寧に入れてくるんです。コレによって、主張している内容にも共感できるような仕組みになっていて、自分の人生に役立つ情報へと変化していくんです。
何故、氏はここまで駆り立てるのかといいますと、「お客様のために、社員のために、社会のために、自分たちができることは何なのかを真剣に深く考え抜き、それを実行することに大きな喜びを感じて頂くための実践をお約束できる読者の方のみ、お読み下さい。」と、本気で思っているんです。
なんでしたら、「中途半端に読むのならこのメルマガを解約してください」くらいの覚悟で執筆しているんです。
今回は、氏の『とあるメルマガ』を全文載せますが、先程の構成で分けさせていただきます。
そこで、具体的にいかにズバ抜けた『伝える力』を持っているか実際のメルマガを通して、片鱗を感じていただけたらと思います。
曰く…。
Aパート…『こだわっている本の紹介方法』
『トップリーダーズ ~読書発想源~』ではこれまでに
600冊以上のプロフェッショナルの本から
その発想や意識の源流を抜き出してきた。
この『ビジネス発想源』で本を紹介する時もそうだが、
私はかなり、一つの事例について長く触れる。
中には「結論だけパッと書けや! 長いわ!」
と読み飛ばしている方も、かなり多いだろう。
しかし私は、成功例を見たとしても、
「こうやったら、こんな成果が出ました!」
という部分にはさほど興味はなく、
「なぜそこに至ったのか」という部分まで遡って
見ていくようにしている。
そうしないと納得がいかないということもあるが、
本質が見えてこないからである。
Aパート…共感エピソード
例えば、
「社員だけでなくアルバイトの意見も聞くようにしたら、
業績はV字回復を果たした!」
というような趣旨のビジネス本があったとする。
そういう題名や概要が書いてあったら、
どう思うだろうか?
「そうか、社員だけの意見を聞いていたらダメだが、
社員以外のスタッフの意見を聞いたら良くなるのかー」
と捉えてしまうと、出版社の思う壺である。
実際に読んでみたり調べてみたりすると、
単純に人員を削減したために人件費が減って利益が増え、
人が減ったので有能なアルバイトを社員に昇格させたら
感謝された、というだけだったりする。
その部分以外の要因が絡み合って成果が出ているのに、
本が売れやすいテーマに沿って話を絞っているだけ、
という場合がかなり多いのだ。
逆に、確かにそれが直接の要因ではなかったとしても、
「過去にアルバイトの人たちを軽んじていたために、
こういうトラブルが起き、こういう損失が出ていた。
だからこう心を入れ替えて、こう改善したら、
こういうトラブルが減り、こういう利益につながった」
という一連の流れが書かれてあるのだとしたら、
これは意味のある改善である。
それが分かれば、闇雲に取り入れるのではなく、
「うちの会社はこの事例とここが合うから、
この部分を取り入れるといいのだろう」
ということが明確に分かってくる。
Bパート…『何故、このような考えなのか』
「行為と結果」だけを見るのではなく、
「どういう問題があって、どのように考えたのか」
というその前段階もきちんと見なければならない。
常にその根拠と発想を見る癖をつけないといけない。
それをせずに行為と結果のような
表面的なことばかりを見て判断することに慣れると、
表面的な表現や言い回しに騙されてしまう。
Bパート…共感エピソード(媚びない、竹を割ったような語り口。コレが氏の真骨頂でもある)
政治が良くならないのも、政治家のせいではなく、
表面を見てしか判断できない有権者が多いからだ。
選挙では、知名度のあるタレント候補者がすぐ当選し、
また良さげなマニフェストを掲げる人に目が行く。
そういう政治家が失策したり働かなかったりして
「裏切られた」とか「信じてたのに」みたいに言う
投票者が結構いるが、表面しか見ていないからである。
たとえば「高等教育の無償化を!」と掲げる候補者がいて、
「そうだ、高等教育は無償化するべきなんだ」
と共感して投票して入れる、というのは愚策である。
それは表面に共感しただけであり、
政治家も共感しやすい表面を押し出しているだけだ。
そう掲げるならば、その財源はどこから持ってくるのか、
どうしてそうしなければならないと思ったのか、
というところまで見ないと、実現性は分からない。
複数掲げたマニフェストを全部見てみたら、
どれもお金をばら撒くことばかり書かれてあって、
その財源を作る計画が一つもない、
という候補者がかなり多い。
でも「お金をくれるなら」という表面的なことは、
頭の弱い人はみんな大好きなので、
そういう頭の弱い人の票をかき集められるなら、
表面で無謀なことを言うくらいチョロいものなのだ。
つまり、選挙民はナメられているし、
それに気が付かない選挙民がすごくいるということだ。
Cパート…『この考え方をすれば、あなたの身のまわりの見え方が激変します』(これでもか!という怒涛のエピソード)
詐欺に遭う人も、マルチ商法に巻き込まれる人も、
みんな表面のことに目を奪われた結果である。
表面しか見ないから、騙される。
裏側を見ても騙されるかもしれない巧妙な時代なのに、
表面しか見ない人は軽く手綱を握られるのだ。
キャッチコピーだけを見て、釣られてしまう。
安い金額だけを見て、心を動かされてしまう。
名言っぽい言い回しだけを見て、心を奪われてしまう。
見た目だけで判断して、信用してしまう。
要約だけ読んで、分かった気になってしまう…。
そういう表面的な部分での判断や感情に動かされず、
きちんとその根拠と発想を見ていく習慣を、
普段からつけておかなければならない。
さて、いかがでしょうか。このように『明確な着地ポイント』があるから、『明確なエピソード』を紡ぎ出すことが出来るから、結果、多くの人に『伝える』ことが出来るのではないだろうか。
という、私の勝手な考察でした。
私自身、このように言語化したから分かったこともあり、だからこそ弘中勝氏のメルマガを読み続けているんだと再確認しました。
私も、このような文章を書けるようにやり切ります!
ではまた。
次回はこちら。
弘中勝・イケてる経営者の頭の中#20『話が長い』 | 自分の言うことは全て相手が聞いてくれて当たり前… | サチヲん家 (sachiway.net)
前回はこちら。
弘中勝・イケてる経営者の頭の中#18『企画力』 | 不足を感じた時、それを活用するような 発想力が… | サチヲん家 (sachiway.net)