/>苦しかったときの話をしようか第2弾 | キャリアアップに興味がない人は読まないでください
ギターや音楽、美味しいご飯、マンガやアニメを幅広く発信中。 人生で得たスキルや知識、感動、経験のアウトプットブログです。

苦しかったときの話をしようか第2弾 | キャリアアップに興味がない人は読まないでください

★学び イケてる本

こんにちは、サチヲです。

第1弾はこちらからどうぞ。

https://sachiway.net/苦しかったときの話をしようかビジネスマンの/

苦しかったときの話をしようか | キャリアアップに興味がない人は読まないでください

高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出すノウハウ、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化し『森岡メソッド』を開発した『森岡毅』です。

こんな人が、就職を目前に控え、自分の進路に悩む娘のために『どう社会と向き合い、キャリアを積んでいけば良いか』ということを『虎の巻』的な本に変えて伝えたのがこの『苦しかったときの話をしようか』という本です。

  • キャリアアップをどうしたらよいか分からない
  • 自分の『強み』が見つけられない
  • やりたいことが見つけられない

こんな人には、めちゃくちゃおすすめな一冊です。

では、早速。じゃどうすれば解決するのというといきたいところですが。

本書では、

君がコントロールできる変数は、①己の特徴の理解 ②それを磨く努力 ③環境の選択

最初からこの3つしかない

という感じで、自己啓発本によくある外に向けた無責任な夢や希望を語らず、自分にしっかり矢印を向けた現実的かつ具体的な考え方からくる『希望』なので、自分が行動さえすれば①②③共に解決し、今後の道が開けるのが容易に想像できる内容です。

本来なら、本書の具体的内容をどんどん紹介したいところですが、実はその内容以上に感動したことが書かれていました。なので上記のことが知りたい場合、今回ばかりはあなたが実際に読んで確かめてください。

では、何が感動したかというと、そんな現実的な森岡毅が考える、見ている現実社会への『解釈』が素晴らしいんです。娘さんがその社会へ飛び出そうとしている、その社会は極めて不平等で、社会構造が『資本主義』に根差している、ということを分かりやすく説明しています。

森岡毅のような『イケてる大人』が見ている社会を是非共有させてください。これぞ正に『学校では教えてもらえない』内容です。

では、ここからは森岡毅自身の言葉です。

そもそも人間は平等ではない

『人間は、みんな同じ、平等』だと、小学校から聞いてきたと思う。しかし、私が見てきた世界の真実は明らかに真逆にできている。

『人間は、みんな違って、極めて不平等』なのだ。

当人の責任とは全く関係なく、人は生まれつき違っている。おなじでも、平等でもない。みんな違って、極めて不平等に世界はできている。先ずこの事実を直視しよう。

どんな物事にも必ず本質がある

先ず、本質とは。
本質によって構造が決まり、その構造に従って複雑にさまざまな現象が生まれてくる。
『本質→構造→現象』の順に上位が下位を拘束している。


本質を理解することができれば、その物事が今後どのような変遷(移り変わること。移り変わり。変転)を辿るかさえも、ある程度は予測することができるだろう。
もし、分析力を武器にしたいのであれば、現象に囚われず構造を診る力、それらの構造から本質を見抜く力を養わなければならない。

資本主義の本質とは何か?

私は資本主義の本質は『欲』だと考えている。
人間の欲はさまざまにあるが、たとえば、最も基本的な『より便利で、より快適な暮らしがしたい』という欲のベクトルは、人類の歴史の中で決して逆行したことがない。

資本主義は、人間の『欲』をエネルギー源にして、人々を競争させることで社会を発展させる構造を持つ。
→欲を人質にして人々を競争させることで、人々に怠惰や停滞を許さず、生き残るために常に進歩と努力を強いていく構造になっている。

『欲』をエネルギーにすることでより多くの『欲』を満たすループ構造になっているのだ。非常によくできている。

もちろん欠陥も問題もあるので完璧には程遠いが、他にいくつも失敗した社会構造よりも、人間の本質を相対的(2つ以上の比較の上で成り立つ様子や評価のこと)に、より満たしやすい。

だから、結果的に資本主義が最も発展して来たのではないかと考える。

資本主義は『欲』を本質とし、『競争』が主な構造だ。

そこに先述した『人間は平等ではない』という真実を重ね合わせると、君の生きている社会がより明瞭に理解できるようになる。

そもそも不平等である人間が競争しているこの社会が、まさか平等である訳がないということは理解できるであろう。

誰かのために都合よく作られている可能性を疑ってみるのは1つのまっとうな知性だ。

資本主義において2種類の人間しかいない

自分の24時間を使って稼ぐ人と、他人の24時間を使って稼ぐ人。
→前者をサラリーマンと呼び、後者を資本家と呼ぶ

わかりやすく言うと、資本主義とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のことだ。↓
サラリーマンの中にも知力という意味ではずば抜けた人は数多くいるのである。しかし、全員が疑いもなくサラリーマンを喜んでやっているのだ。

資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のこと。

日本の教育システムも、大量のサラリーマン(労働者)を生産するように作られている

サラリーマンの外に資本家の世界があることを知った上で、自分を活かす機会にアンテナを張れる人であって欲しい。
→結果、どちらになっても良い

サラリーマンの外に世界があること。資本家として成功すれば桁違いのリターンがあること。その資本家の世界は自分とはかけ離れた世界ではないこと。
→それらのことを、君のキャリアの最初から知っておいて欲しい

資本家の世界を射程圏に見据えりパースペクティブ(本人が認識できる世界)を君が持っているかどうかだ。

以上です

かなり短くまとめたので、逆に分かりにくくなってないか心配ですが、あなたの『興味のきっかけ』になれば幸いです。

この世の中には、2,000円もしない値段で、私の代わりに時間を使い、財力と労力を注ぎ、尚且つ凄まじい経験をした方の『考え方』が、短時間で学べる『本』というものがあります。

と言いつつ、私は図書館を使っているのでお金はかかっていません。逆に言えばお金をかけずに学べる図書館がすごい!ということですね。

一応。もちろんAmazonでも売っていますので情報を貼っておきますが、図書館で借りてホントに良ければ買えばいいと思います。

https://www.amazon.co.jp/苦しかったときの話をしようか-ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」-森岡-毅/dp/4478107823/ref=nodl_

この本があなたにとって知的好奇心を満たす良いキッカケとなりますように。

ではまた。