/>【価値】『ちはやふる』 | 「これだったら絶対に負けない」純粋な気持ちであなたにもあったはず…
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【価値】『ちはやふる』 | 「これだったら絶対に負けない」純粋な気持ちであなたにもあったはず…

★布教 アニメ

こんにちは、サチヲです。

『ちはやふる』は、8月1日発売の雑誌「BE・LOVE」(講談社)9月号で完結するんですって!私、お約束ですが知りませんでした。
それよりか、もう完結しているマンガだと思っていましたよ。(申し訳ないです…)

それを受けて、マガジンポケットでは本日8月1日から2日まで「ちはやふる」1巻~48巻が無料で読めるキャンペーンを実施。またYouTube「フル☆アニメTV」で、TVアニメ「ちはやふる」全話が順次配信され…現在、私はYouTubeのTVアニメを見ています。

私の『生きている間に見るべきマンガ』の一つに入っている同作をみるチャンスだったので見たのですが…やはりというか、当たり前ですが最高に面白いです。まだ6話しか見てませんが…。

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最初に考えられないくらい強いキャラを出し、その強キャラで引っ張っていくのではないんです!

あえて作品からその強者を『退場』させて、その存在感だけで物語を押し上げる感じの作りと言いましょうか。

最近で言うところの『呪術廻戦の五条悟』ですね。
あまりにも強すぎるのはもちろんのこと、頭もよく、更にイケメン。そんなキャラが居座ったら物語が進みにくくなるんですよね。だって、出てきたら即解決ですから。
ちはやふるでは、その強すぎるキャラが『新(あらた)』でしょう。まぁ、ハンターハンターのノヴのように禿げ散らかしての退場ではないことが救いですね。

そして、最強のあらたを、しっかりとしたエピソードで退場(こーゆーところが繊細)にして、主人公たちの力の底上げをする。いわゆる修行タイムも見ていて清々しくも感動します。
きっとこの先、あらた以上の強者も沢山いるんでしょうけど、風呂敷の広げ方が繊細で丁寧なので、読者が置いてきぼりになることもなく一緒に楽しんで見させてもらっています。

物語の肝である感情。それが「これだったら絶対に負けない」純粋な気持ち…

あなたにも、あったのではないでしょうか。
「これがうまくなれば、将来金になる!」のような打算的に決めた得意なモノではなく…気が付いたらはじめていて、だんだんとうまくなり、自信がつき、気が付いたら将来の夢として臆面もなく語っていた時。

そんな夢として語れるくらいなんですから、自分が最強と自負できる『無根拠な自信』を持っていましたよね。
私で言えば「将来、音楽で飯をくっていく!!」のようなものです。

しかし、夢に近づけば近づくほど『現実』が見え、その現実と自分とのギャップに一瞬で凍りつき…動けなくなる。
年齢を重ねるうちに、周りとの温度差を感じ、『実は自分がやっていることは、人に言えたようなもんじゃないのか?』と、真綿で首を絞められるが如く身動きが出来なくなる。

あんなに好きだったのに、あんなに最強だったのに、あんなに負けない自信があったのに。

このような葛藤を、いろいろなキャラを通して語りかけてくる。特に肉まんくんなんて、全国2位までいっているからこそ『上』がしっかり見えて諦める。
「こんなんだったらド素人の方がいくぶんかマシだし、楽しかったよね。」という、『ただ好きだった』から『勝つこと』にシフトチェンジしたがゆえの実力的な苦悩。

はたまた、周りが自分の基準に「なんで着いて来れないの!?出来なくて悔しくないの??」という強者の疑問と、目的に対して目標設定の温度差

肉まん君なんて、本当の動機は『褒められて…ただ嬉しい』というモノでした。
それだけで、どれだけの力が出せたか。どれだけの努力が出来たか。なによりもどれだけ好きだったか。

だからこそ、自分から『したい!』と思えたのに、強くなるにつれ…いつの日からか『しなくてはならない!』という義務感にすり替わっている。
こんな経験をした人は、たくさん居るのではないでしょうか。

そして、大人になった今でも『純粋な気持ちで居続けた』主人公に出会い、本当の気持ち、本当の自分らしさに気づく。

最後に

純粋な気持ちは人を動かす。ひたむきな努力は人を動かす。そして、同じ電車に一緒に乗る仲間がいることの嬉しさと力強さ。

競技かるたの可能性を、見せてくれました。
さて、マンガを全巻読まなくては!…いや違いますね。
マンガを全巻読みたい!ですよね。

この気持ちと感情を、もう一度持てるように生きていきます。

…ん。んー---!!ちはやが美しすぎるゥゥゥ!!!
はぁはぁ…。やっと言えました。

ではまた。