【レベルE】『人をおちょくるのが大好物な宇宙人』 | 冨樫義博が週刊連載の縛りを破り、のびのび描いたマンガが最高にいい!
こんにちは、サチヲです。
幽遊白書にて集英社(編集部)との確執が出来たため、あのような終わり方になり、もはや集英社でマンガは描かないと思っていました。
しかしながら、そうそうに冨樫を手放すことはなく…自分のペースで絵を好きなように描きたい冨樫の願いを叶える形で、週刊少年ジャンプにて前代未聞の『月一連載』にしてもらうという快挙を成し遂げた。
更にアシスタント無しという形で、1995年42号から1997年3・4合併号まで続く連載となった。
読めば一発で分かると思うが、キャラのサイコちゃん全開の濃さ、設定を作りながら読者をもその設定に騙される秀逸なシナリオ、決して明るいとは言えないオカルト的なダークさを出しながら少年誌にて耐えうる『少年マンガ』を描き切ったんです。
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☆★☆☆★☆【レベルE】『人をおちょくるのが大好物な宇宙人』 | 冨樫義博が週刊連載の縛りを破り、のびのび描いたマンガが最高にいい!
1巻の前半パートを、ロン毛の美形宇宙人がおちょくりながら人間をもてあそんでいる、ほのぼのした魂の1ページです。
絵の描き込み量もさることながら、設定がSF的なためにどうしても文字量も多くなるのですが…そこは冨樫の得意分野。
頂上人物に役割分担をさせながら説明をさせ、感情の緩急もつけているからテンポよく読めるし、理解も出来るんです。
そして読者の私たちも、結果、もてあそばれる。
イキイキとした冨樫ワールド全開のマンガはレベルEだけだと思います。
是非、読んでみてください。
最後に
アニメもスタッフの情熱と野望が感じられる、アツいアニメになっているので、合わせて観てください。
ではまた。