「音無響子は嫌い」などと言う輩たちへ | やきもち焼きで、早とちりで、泣いたり、怒ったり、だけど…
1980年11月、ビックコミックスピリッツで連載スタートした『めぞん一刻』という、青春ラブコメディーの金字塔を打ち立てたマンガをご存知でしょうか。
疲れた心を癒したいあなた、もう一度純粋な目で人を見ていた頃に戻りたいあなた、学生のようなキラキラした恋愛をしてみたいあなたにピッタリです。
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☆★☆☆★☆もくじ
「音無響子は嫌い」などと言う輩たちへ | やきもち焼きで、早とちりで、泣いたり、怒ったり、だけど…
しかし。しかし問題があります。ヒロインである一刻館の管理人である『音無響子さん』を嫌いだという人(特に同性)が多いのです。
確かに、心当たりはあります。例えば…
本編を通して五代君に対してはと言うと、やきもち焼きで、早とちりで、泣いたり、怒ったりして、束縛をしているんですよね。
そんな五代君とお付き合いもしないで心を惑わしながら、当の響子さんは三鷹さん(顔良し、家柄良し、性格は良し)というイケてる人から常にプロポーズを受けているのに、はぐらかしながら答えを先送りにしてキープし続けるという現実。
これは、言い訳できませんね。
特に八神さんが、音無響子さんについてめちゃくちゃ的確な表現をしています
未亡人とは、音無響子さんのことです。
本当に、『恐怖・緊張・圧迫』を的確に与え続け、五代君は一身に受け続けているんです。しかも喜んで。
なんでしたら、私だって喜んで受けますよ。
何故かと思いますか? 答えはこの4ページを読んでください。
「わたくしこと、五代裕作は響子さんが、好きでありまーーーす!!!!」という、第1巻での五代君の告白を思い出してしまうくらいデレデレイベントではありませんか!?
これを、なんの悪気もなくやってのけるのが音無響子さんなんですよ。
この4ページを読んだ後、もう一度最初のページを読んでみてもらえますか?きっと全て許せるし「響子さん好きでありまーーーす」となるはずです。
これが、天才作者である高橋留美子の『るーみっくわーるど』という世界なんですよね。
何がすごいって、コレ40年以上も前の作品なんですよ。最初の絵柄はどうしても古い感じはしますが、後半は2021年現在でも通用するほど方向転換しています。
このような作品を忘れてはいけませんね。
ちなみに、天才・高橋留美子をもっと知りたいあなたはコチラをどうぞ。
祝 漫画家 高橋留美子 | 紫綬褒章を受賞ッ!!し、知らなかった…2020年11月2日のニュースより | サチヲん家 (sachiway.net)
では、あなたにとって良いマンガの出会いがありますように。