【マンガ】『入学傭兵』 | 見事な作劇を魅せてくれるマンガだったのです!真の意味で相手に寄り添った『会話劇』をみよ!!
こんにちは、サチヲです。
入学傭兵…思いの外、人物描写が丁寧です。思いの外、シナリオと構成が丁寧です。要するに、めちゃくちゃ読みやすく、感情移入もするし、面白いのです!!
タイトルに『傭兵』とつく位ですから戦いで誤魔化しが出来るのに、結構な量の会話劇を魅せてくれるのです。
“だからこそ”その後の戦いの意味が出てくるし、ただのシリアルキラーではない感情がのった戦いが見れるのです。
その会話劇の一つに、非常に秀逸な『受け答え』があるのです。それが…こちら!
- 助けてくれた人を助けることについて どう思う?
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☆★☆☆★☆もくじ
【マンガ】『入学傭兵』 | 見事な作劇を魅せてくれるマンガだったのです!真の意味で相手に寄り添った『会話』をみよ!!
さぁ来ましたよ!これは安易に答えてはいけない感じの質問がきました。
この本人は気軽に聞いているのだが、相手からしたら中々重たい内容って…結構ありますよね。
というのも、先ず関係性が重たい。
質問者はイケメン主人公である高校生の男の子。答える方は人情味あふれこぼれているおじいちゃん。要するに、かわいい孫からの大事な質問です。
いいですか!?そこら辺にいる、ヨダレを垂らした友達からの質問ではないのです。
その関係性を踏まえて…さぁ!あなたならなんて答えますか??
私は、スクロールを止めて考えました。「これは試されているな…」と感じたからです。
私の答えは、「助けてもらたのなら、助けるのが漢だ!!」と答えました。
さて!おじいちゃんは、かわいい孫の質問になんて答えたのでしょうか!?それが…
最高です!そう!「その質問だけを聞いて答えるのは難しいのう」という、純度120%の優しさで出来た答え方の入り!!
それは何故か!?
その質問に至るまでの話!そこに至るまでのエピソードによっては180度答えが変わる可能性もあるので、先ほどは“中々重たい質問”と言ったのです。
逆に言いたいのは、質問が“雑”過ぎるんです。
このような雑な質問が、あなたの身近にもあると思うし、体験もしたことがあるのではないでしょうか。
現実世界に置いて、分かりやすいたとえ話があるのです。それは、異性からの突然の質問。それが…
- 男と女の間に友情は成立すると思う?
です!そこら辺の飲み会や、いい感じの仲になった男女との会話で出てくるのでしょうか。これは暗に“その人の人間性”をも決めてしまうような恐怖の質問でもあるのです。
私の場合なら…だってその人とは20年来の女友達であり、お互いに酸いも甘いも知り尽くした仲だからこそ「男女の友情はある!」と答えます。
ただ、それを言うと「じゃ、やったことがあるのか!?」という、急激に“ゲス”な質問を受けることになってしまうんです。
だから、「そこまでの歴史が無ければ“そう簡単に”友達にはなれないし、多分…片方だけ“友達”と思っている状態があるのではないだろうか。」と答えます。
要するに、「片方だけ『友情がある』と思っている」と。でも、本心は『男女の友情はある』と思っていますよ。
という感じに、相手は軽い気持ちで聞いていると思いますが、そうはいかないんですよ!と、考え過ぎてしまう…私めが面倒くさい人間というのがバレてしまいましたね。
お待たせしました。この後のおじいちゃんの丁寧な答えの“続き”をお聞きください。
- おじいちゃん「相手が自分に何をしてくれたかによっても違うし 自分がどんなことをしてあげられるかによっても違う……」
「じゃが はっきりとしていることは 最初に助けてくれた人の思いのほうが強いということじゃ」
「その思いを数字で表すことはできんが なんの見返りもなしに先に助けてくれたんじゃからな」
「それに……生きておるとそのうち自分を助けてくれた人に お返しをしなきゃいかん時が必ず来るもんさ」
先ず!相手のエピソードによっての違い。そして、お金などを含む現実的な問題。
「相手のほうが強い」という、それらを抜きに考えた時の指標をも提示する。
更に、将来の起こりうる可能性をも気づかせてくれる答え。
コレが、人生経験を真の意味で積んだありがたき『考え方』の一つではないでしょうか。
実は、“まだ”続きがあるのです。最後にコレで締めるのです。
こんな優しい笑顔で包み込んでくれるおじいちゃん…私も出来ることなら“そう”なりたいですよ。
この丁寧な“前フリ”が、しっかりと随所に散りばめているのです。
結果、早く続きが見たくなるのです。
最後に
質問や頼まれごとは『試されごと』として、肝に銘じて丁寧に生きていきます。
ではまた。