【魂の1ページ】『戸愚呂(弟)』 | 幽遊白書の中でも、いちばん冷めたセリフを、いちばんアツく描いた冨樫義博の筆を見よ!
こんにちは、サチヲです。
少年マンガを数多く読んできましたが、目を決してそらしてはいけない『現実的な現実』を読者にストレートにメッセージを送ったマンガ家は『冨樫義博』以外居ない。そう断言できるほど、出来そうで出来ない言葉…というか設定がある。
それは『主人公は死なない』です。物語の根底と言いましょうか、死んでしまっては前に進まないし、負けてしまってはお話にならない場合が多々あるのです。いわゆる主人公補正と言えばわかる方もいるのではないでしょうか。
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☆★☆☆★☆【魂の1ページ】『戸愚呂(弟)』 | 幽遊白書の中でも、いちばん冷めたセリフを、いちばんアツく描いた冨樫義博の筆を見よ!
コレです、これ。
当時、このページを読んだ時…幽助以上に『ドキッ』としました。そ、そう言えば読みながら「どうせ幽助は勝つでしょ。てか、死ぬはず無いよね。」と思っていました。
だからか、正直…幽助の戦いのエピソードは“つまらない”と思っていました。だって、どうせ勝つし。
そんな考えで読んでいた時に…
- 「おまえもしかしてまだ 自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」
ですよ!!
少年ジャンプにおいて、この戸愚呂戦で“その常識”を初めて覆したのです。
しかも、週刊連載という激務の中…こんなに“線”を書き込む力の入れようです。
最後に
もう、これは読者に言っているんですよね。冨樫はたまに“こういう事”するんですよ。
そんな事に思いをはせながら、共にハンタの連載再開に祈りを捧げましょう。
今日もウチに来てくれてありがとね。
ではまた。