【マンガ】『BLUE GIANT』 | 第一話。スタートの切り方を教えてくれた…現実との向き合い方を教えてくれた教科書。
こんにちは、サチヲです。
どのマンガにも言えることですが、第一巻…特に『第一話』には、作者と編集者、そして読者の思いが…良くも悪くも正面からぶつかる“せめぎ合い”のような面白さを感じながら読んでいます。
マンガ家さんも、編集者さんも、読者さんも“漏れなく”試される…と言っても過言ではない、それぞれのマンガ愛憎渦巻く熱量が『第一話』にはあると思っています。
今回の『BLUE GIANT』に然り。特に『目指す者』にとっては目を背けたくなるような現実と、信じられないくらい眩しい可能性を魅せるマンガであることをアピールさせていただきます。
スポンサードサーチ
☆★☆☆★☆もくじ
【マンガ】『BLUE GIANT』 | 第一話。スタートの切り方を教えてくれた…現実との向き合い方を教えてくれた教科書。
私が地味に好きなのが、この1ページです。
主人公である高校生『宮本 大(みやもと だい)』が、バスケの試合が終わった時のことである。
純粋にジャズを“初めから”目指していた訳ではないと思っています。バスケもジャズも純粋に好きだった状態の頃だと感じました。いわゆる『自分の道を天秤にかけている』のではないでしょうか。
私もあなたも、好きなことが沢山あるでしょう。出来ることもたくさんあるでしょう。かく言いう、宮本大も2個じゃ足りないくらい選択肢がある。
その数ある選択肢を、色々なラベル(好きな食べ物・好きな人・やりたい仕事など)が貼ってある天秤の皿に乗せては変えてを繰り返していたのではないでしょうか。
ただ、『自分の進む道』というラベルの天秤の皿に乗せるには…一つの条件があります。
それは『やりきったか』です。
宮本大はバスケをやりきったんです。
だから「ダンクシュートをうつ身長もジャンプ力も無い……身体の限界ってのは、やっぱ…ある。」という感じに、『バスケットボール』をより深く明確に輪郭をくっきりさせた。
だから!『自分の進む道』というラベルの天秤に乗せることが出来た。
2コマ目の、大のやりきった表情を見た時…伝わりました。
その天秤の片方の皿に乗っている『ジャズ』に対して出た答えが、「でも…音には、きっと……きっと、」と。心で感じた後…次のページで
である。
「限界が無い!」なんて言葉で、決して表さないんです。この広がりのある『絵』で、宮本大が人生の方向性を決めた『天秤』の結果を表現しているのです。
やっぱりこの絵は、沈みゆく太陽ではなく…登りゆく太陽なのでは、と思えるほどです。
最後に
私も、目の前のことをやりきります。その握りしめたモノを手放すためにも、やりきります。
あ!『小学館eコミックストア』にて、BLUE GIANTの第一話が読めます。もし良ければ一緒にやりきりましょう。
今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。