/>【ジョジョ 第5部】『ポルポの美学と矜持』 | これぞ魂の1ページ!この“語り”という闇があるからこそ輝くモノがある!!
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【ジョジョ 第5部】『ポルポの美学と矜持』 | これぞ魂の1ページ!この“語り”という闇があるからこそ輝くモノがある!!

★布教 ジョジョの奇妙な冒険

(ジョジョの奇妙な冒険©荒木飛呂彦/集英社)

こんにちは、サチヲです。

言わずもがな、人生指定図書の一つである荒木飛呂彦先生が描く『ジョジョの奇妙な冒険シーリーズ』は、心と体を育てる常備薬として“既に”あなたの家にあると思います。
特に『黄金の精神』を持つ主人公キャラたちは、どのシリーズにおいても覚悟を持って暗闇の荒野に進むべき道を切り拓いてきました。

そんな輝かしい道を照らし出されるのは、相反する『悪』がドス黒い漆黒の闇で覆いつくすからこそだと思います。
そんな悪のキャラクターの一人、ギャング組織「パッショーネ」の幹部『ポルポ』から魂の1ページを見ていきます。

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【ジョジョ 第5部】『ポルポの美学と矜持』 | これぞ魂の1ページ!この“語り”という闇があるからこそ輝くモノがある!!

(ジョジョの奇妙な冒険©荒木飛呂彦/集英社)

  • この世で最も大切なのは『信頼』であるのなら 最も忌むべき事は『侮辱』するこ事と考えている
    いいかね………信頼を侮辱する………とは その人物の名誉を傷つけるだけでなく 人生や生活を抜きさしならない状況に追い込んでしまう事だ

ともすれば全くの正論であり、むしろ人とのコミュニケーションを構築するうえで“必要なこと”でしょう。
ただ!このセリフを『ポルポ』に自信たっぷりに“自分の能力を優れたものとして誇りに思う気持ち…いわゆる『矜持』ともとれる美学を語らせるのが逆に怖く感じるのです。

このような強い類の言葉は、人を魅了し狂信させる“カルトの言葉”としても機能してしまうからだ。
別に、カルトと言っても宗教に限ったことではない。通常の会社でも『企業理念』として使い、会社により良く属する事ができるツールとして存在する。もちろん良い使い方と受け取り方をすれば“団結力”の強い会社になるが…間違えると一気にブラック企業に早変わりする。

ポルポにしても、このような正論を“あえて”ぶつけて、ギャング組織「パッショーネ」の忠誠心を“今から植え付けている”えぐい場面でもあるのです。
本当にこれは紙一重なのです。
荒木飛呂彦先生は、この紙一重のスキマにそっと『悪の矜持』を刷り込んでくるのです。

最後に

やっぱり悪党が魅力的に描けば描くほど、物語に厚みが出ますよね。最高です。

今日も、ウチに遊びに来てくれてありがとうございます。
ではまた。