©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST
こんにちは、サチヲです。

原文では「ナナリーが居るべき所を奪い取った偽者め…散々使い倒して、ボロ雑巾の様に捨ててやる!」と“捨て駒”の如く扱うことを『ロロ雑巾』と呼んだり、「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」が他のアニメで当たり前のように使いまわされている(もちろんリスペクトとして)のが“まさか”ルルーシュの言葉だったのか!と驚きと感動を与えるアニメ『コードギアス』。…あなたは見たことがありますか?
私の中では、アニメの歴史を語る上では必ず通らなければならない“道”のひとつだと確信しているアニメです。

さて、今回は“良かれ”と思って行動したことが、実は悪影響を与えていた…という事もありますよ~というお話です。

【アニメ】『名ナレーション』 | コードギアス反逆のルルーシュ…名言製造機ではなくネットミーム製造機と名高い最高のアニ

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  • この世界には善意から生まれる悪意がある。そして、悪意から生まれる善意がある。ルルーシュが起こした行動は、果たしてどのように受け止められるべきものなのか?

まだまだ続きがありますが、今回は“私の行動がどのような連鎖を生みだしているのか”を自問自答したいのでここまで。

このような言い回しや、似たような意味合いの言葉は結構ありますよね。
私が知っている範囲で、いちばん古くて有名なのが『風が吹けば箱屋が儲かる』ではないでしょうか。
横文字系で言うと『バタフライエフェクト』もそうでしょう。
要するに、たとえ無害だと思われる小さな行動でも“結果的に”大きな変化を伴うこともある、という感じでしょうか。
しかもこれ、大体“結果が悪い時”に使われます。

そんな些末なことを抜きにして、自分自身が良かれと思うことを突き進んで行動したいものです。

最後に

しかしながら「お前は 自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ」とウェザー・リポート(ジョジョ第6部にてエンリコ・プッチに対して言った台詞)に言われないようにしないといけませんよね。
やれやれ、『良いと思う行動をする』、『ドス黒い悪だと気づく』。「両方」やらなくっちゃあならないってのが「私め」のつらいところですね。

ちなみに、 ルルのセリフ「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ」というセリフは、レイモンド・チャンドラーの小説『大いなる眠り』の中で「もっとうまく撃てるようになるまでは、人に向けて撃つなよ。いいかい?」セリフが原型とされていますよね。
チャンドラーでは射撃の技術や自制を諭す意味合いが強く、ルルのセリフは行為の代償としての倫理的・精神的な覚悟が強調されています。
これぞ、めちゃくちゃ理想的なリスペクトの表現の一つではないでしょうか。

ではまた。