こんにちは、サチヲです。
最近、出来事や物事に対して「これはイイ!」や「感動したッ!!」と感じた時に、その『構造』を意識して見つけるようにしています。
これは単純に“私がパクってアレンジするため”という邪な思いからくるモノです。はい…申し訳ないです。
ただ!言い訳(カッコよく言うと仮説)を言わせていただくと…既存の作品やアイデアから影響を受けてモノを作るときに生じることがある『パクリとオマージュの違い』に繋がるのです。
「これはスゴイ!オレも真似したい!」と思っても、どうもうまくいかない。自分が作った作品が、下手をしたら尊敬の念すら感じられない『パクリ』に見える。もう、どうしたらいいの…という壁にぶつかる。
そこで提案!
そのモノの構造を理解してから真似することで、正しく『パクってアレンジ』が出来る。更に!構造の流れを知ると『自分に合った解決方法』が見つかる。という寸法です。
もくじ
【学び】『構造とは』 | その作品がなぜ面白いのか。なぜココに惹かれたのか。なぜ勉強になったと感じるのか。その答えの…ひとつが構造。

私が、最近本を読むとき最初にすることは『まえがきの構造をどうにかして見つける』です。
その本に書かれている『言葉』を“そのまま”書いてしまうと…それはパクリです。
じゃ、どうするか。
先ず最初に仮説でも良いので大まかに構造を見つける。
その『構造』は“そのまま”拝借して、後は自分の言葉で書くと…あら不思議、さっきのパクリがオマージュに昇華するのです。
では、この仮説の検証をしてみましょう。
ここで『とある本』のまえがきの構造をいつものように勝手に見つけて書き出してみました…
1.人生の漠然とした不安材料を3つ提案
2.抽象的な不安を具体的に身近な問題に置き換え危機感を促す
3.ここで『本書の提案をすれば問題解決する』と言い切る
4.できない理由を羅列し、『知ればできる』という単純明快な道を作り“誰でもできる”に変換する。
さて、この本はどんな本でしょうか。ざっくりでもいいので、あなたには想像できますか?
正解は『会社を辞めずに朝晩30分からはじめる起業 新井一』という本です。
これは『サラリーマンの副収入』という、この世に『エロの産業は無くならない』と同義である、未来永劫続くであろうコンテンツの一つをテーマにした本です。
では、構造を見つけたらどんな恩恵があるのか?
目の前の『言葉(エピソード等々)』を無邪気に抜き取ると、読み手はどうしたって“同じ”に感じる。そして、どこかで読んだ感じ…いわゆる『個性』が無くなる。
というか、側の部分である言葉だけでは様々な場面に広く対応できなくなるのです。
では、構造を抜き取ると、どうなるのでしょうか。
この本の場合なら『人に提案する時の方法』が分かるのです!!これで一気に“使える所”が増えるように思えませんか?
別の言い方をすると…
構造を意識すると、そのモノの“おもしろくなる”為の必要な『登るべき階段』が分かると思いませんか?
“おもしろくなる”の部分には、あなたに“必要な思い”に入れ替えてください。
そして!その“入れ替えた思い”の分野で成功している人の構造を真似すればいいのです。
イメージとしては“先人が実際に登った階段を上るだけ”の状態にするのです。
例えば、マンガ。『スリースター』という作品の構造から、何故おもしろいのか!?気楽な感じに掘り下げていきます。

少年マンガには、いわゆる王道と呼ばれる『構造』が多数あります。その一つに…
- めちゃくちゃ強いキャラクター(武道でも学問でもなんでも)が存在する
- 色々な理由(物語の都合やメタ的な都合)で退場(制約や制限)させられる
- ここぞ!という時に復活して無双する
私が最近推しているマンガ『スリースター』も、もれなくこの構造に当てはまるのです。
- めちゃくちゃ強いキャラクターが、主人公・司である。強さの理由も明確に説明されていて、父親からの過度な期待と強圧的な卓球教育が施される。
- 司が卓球が出来なくなるくらいの出来事が『膝前十字靭帯の断裂』です。父親からの過酷な卓球の練習によって蓄積された疲労が爆発した結果…と、これも読者に対してしっかり説明している。
- (ここは未読な為、妄想)めちゃくちゃ大きな大会で、あと1勝できれば全国へ!という時に復活。しかも『全力で卓球が出来るのは1試合』という制限付きで復活後…それを押し切り無双する。
3番目が妄想なのは、現在私めが読んでいる所は“まだ”2番目の段階だからです。もちろん加治佐修先生はこんな話にはしません。
さて。
先ほどの1コマは、司がケガで出場できない試合を観客席からチームを応援する状態です。
その応援する人が、運動神経抜群の卓球の素人・白金くんです。
この白金くんに対して、めちゃくちゃ的確な解説をしているんですよ。
まるで“自分が試合をしているかのように”。もしくは“自分ならこうやって試合展開をする”。といった具合に“卓球ができないもどかしさ”を、読者である私に感じさせるくらい、この類のエピソードを重ねるんですよね。
この『重ねる』というは、『2番目』の構造をしっかり読者に植え付けている作業なんです。
こんなことされたら…「司が復活したらめちゃくちゃアツい展開なんじゃね!?」ってなりませんか?
こんな丁寧にエピソードを積み重ねてくれると、否が応でも『3番目のエピソード』が来るんじゃないかと思いませんか!?
そもそも!ここまで思えたのは、構造の1番目のエピソードを「あれだけやって強くならない方がおかしいんじゃね!?」というくらい、しっかり振り切ったエピソードを描いているからこそです。
私は、作者が作り上げた『構造』という階段を、マンガを読み進めるだけで1段づつ登らせていただいている状態なのです。その階段の上にある『おもしろッ!』というカタルシスにも似た体験に向かって。
そのマンガの『面白さの秘密』とまではいかないでしょうけど、自分がどの部分に惹かれたのか?自分の好きな傾向が分かるのではないでしょうか。
私は、この展開は好きなタイプです!!
これが分かると、例えば…『違うジャンルに挑戦!』ということが、もっと精度を上げて意図的にチャレンジ出来たりします。
実は…
今回のブログは『自分の考えを人に伝える時の構造』を意識して書きました。
でも、正直伝わっていないと思います。それでも、やろうとしていることは明確なので原因が分かるのです。
それは『抜き出した構造が間違っている』と『構造に被せる全ての言葉が弱い』です。要するに、未熟なのです。
未熟なのが分かれば後は簡単。トライ&エラーをゴリゴリにするだけです。
ここまで読んでくれているあなたに対して、大変申し訳ないのですが…このようにブログを書きながら『どうやったら伝わるか』や『どうしたら読みやすいのか』を修業をしている日々なのです。
ちなみに、4年くらい前のブログは、自分が言いたいことを書く『日記』のようなブログでしたからね。
その頃と比べたら…少しは成長しているでしょう。きっと!
最後に
『現状維持は死に向かう』という昔の人の言葉があるように、この『サチヲん家』もより良いブログにしていきます。
いつも私の妄想と仮説にお付き合いしてくれてありがとうございます。
ではまた。
