こんにちは、サチヲです。
古くから人々の間で言い伝えられてきた、教訓や風刺を含んだ短い言葉で表現された『ことわざ』は、世界各国に必ずと言ってよいほどあります。
もちろん日本にも多く存在し、今でも使われることわざがあります。
そんなことわざを、定期的にブログで取り上げている理由があります。と言うか好きな理由です。その大好きな最大のポイントは『古くから』なのです。
内容や教訓以上に、大切な条件でもあるのにさりげなく佇む『古くから』は、実は重要で“特定の条件や時代、場所に関係なく、すべてのものに広く当てはまること”である『普遍であること』に他ならないのです。
そんな昔から今でも現役でいる、今回のことわざはこちら。
- 無理が通れば道理が引っ込む…不合理なことや理屈に合わないことがまかり通ってしまうと、正しい道理や筋道が影を潜めてしまう、という意味。
【ことわざ】『無理が通れば道理が引っ込む』 | 私の大好物である普遍的やら原則やらに繋がる言葉とは!?

私の教訓として…
- 無理やりする、暴力(物理以外も含む)をふるう、といった力技で得た結果や成果には『無理が通れば道理が引っ込む』ということわざのイベントが“必ず”発生する。
- そうなると、ことわざの通り『道理が引っ込む』ことななる。ここが最大のポイント。
- 結果、『道理(法則)に逆らって出来たモノはない』という原則に従って得た結果や成果は水の泡になるか、一時的なコトで終わる。
- だから、自分のしていることは物事の正しい筋道・論理・道徳的なのか?という『無理を通してないか?』を問う。
家庭菜園でも何でもいいのですが、ナスとかキュウリとかトマトを育てたことがある人はめちゃくちゃ分かる話だと思います。
はい。これらは“自分の都合”で出来ないですよね。
今日は3日出張だから、3日分水あげとこう!とかしたら…どうなるでしょう。
出張から帰ってきたときには、水のあげ過ぎて根が十分な酸素を吸収できなくなり“根腐れ”していることでしょう。
そうです。
水をやるときにやって、肥やしをやるときにあげて、剪定すべきときにして、打ち取るべきときに取らなきゃいけないわけですよね。
でなければ、ナスもキュウリも言うこと聞かないですよね。
「明日、ナスが食べたいな。」と思って、今日一夜漬けで、ナスが明日には出来ているでしょうか。
ここには道理、法則、手順があると思うのです。
学生の時は『一夜漬け』というのが“まだ”通用したと思います。
今まで勉強していなかったけど、「テストの範囲にヤマを張って一夜漬けで点数を取る!」なんて事をしてきた人もいるのではないでしょうか。
いないとは思いますが、小学生の夏休みの宿題を新学期になったら無理やり人にやらせる…そんなマンガ版のジャイアニズムを振りかざすことも出来たのではないでしょうか。
では、社会人になって『そんな一夜漬け』は通用しましたか?
「明日は大切な商談。今夜は一夜漬けで“プレゼンテーションの極意”を習得するぞ」と言って本を読む。あなたはそんな人を見て、明日成功するイメージが湧きますか。
分かる人が見たら分かるのです。薄っぺらいなと。私め、何度仕事でそんな経験をしてきた事でしょう。
自分の力量に合ったこと以上のことを、一時、力づくで、なんとか帳尻合わせをしたとしても、無にかえってしまうのです。
例えば、食品製造日の偽装やら遺伝子組み換え…と、言い過ぎかもしれませんが弊害を生じていることが現実的にあります。
会社でも、ズルをしたり一人だけやってはいけない方法をしている人っていませんか。傍若無人にふるまっている人はいませんか。
安心してください。遅かれ早かれその人は色々な意味でいなくなります。
最後に
このように『無理が通れば道理が引っ込む』ようなことをするとロクでもないことになりますよ。という教訓を得ました。
ではまた。
