こんにちは、サチヲです。

私が愛してやまないゲームがファイナルファンタジーとペルソナ(当然メガテンも含む)があるのですが、そうなってくると当然制作会社も好きになっていくのです。
そのペルソナをこの世に生みだしたアトラスという会社が“完全新作”として『メタファー:リファンタジオ』というゲームを2024年10月11日に発売したのですが、その年のコンピュータゲーム業界の功績を称える年次表彰式典『The Game Awards(TGA)』にて、以下の3部門を獲得していたのです!
本当におめでとうございますッ!

  • BEST RPG』……豊かなキャラクターカスタマイズや成長要素、大規模なマルチプレイヤー体験など、ロールプレイングゲームとして優れたデザインを持つ作品に贈られる賞
  • BEST ART DIRECTION』……ゲームにおける視覚的なデザインや芸術的な表現において、最も優れた創造性や技術的功績を称える賞
  • BEST NARRATIVE』……ゲームにおける優れたストーリーテリングや物語展開に対して贈られる賞

という入り口から入りましたが…単純にゲームが面白すぎて、休みの日には私の時間全て捧げている日々を送っていることを伝えたかったのです。

【ゲーム PS5】『メタファー:リファンタジオ』 | アトラス渾身の完全新作!知らない間に3部門受賞していました!!

まさに『面白さには訳がある!』という事です。
とはいえ、このゲームを遊んだ人なら…多分、誰しもが感じるマイナス要素から落としていきます。
特に過去のアトラス作品を遊んでいる人たちはこう思いませんでしたか?
「あれ、このほとんどペルソナのパクリじゃん」と。
なにせゲーム内でやるべきこと、戦い方、話の進め方。全てがペルソナなのです。

ここで声を大にして言いたいが「これでイイのだ!」です。

だってね「アトラスは黄金のゲームシステム(構造・ジャンル)を見つけた」のです。ただそれだけなのです。
そもそもロールプレイングゲーム(以下RPG)というジャンルは、あなたも知っての通り全部やること一緒なのですよ。
どの業界でも“そう”なのですが、同じようなコトをしていくと最後は値引き合戦とという名の不毛な競争戦略になり、クリエイターにお金が入らなくなり、制作にもお金がまわらなくなり、結果、おもしろいモノが世の中に出回らなくなる。
そんな似たり寄ったりのRPGの業界の中でアトラスは『他社との違い』を開発し続けているめちゃくちゃイケてる会社なのです。

そもそもドラクエ(本来ならばウィザードリーなどPC系のだが…)が、日本全国で市民権を得るゲームとなったが、真っ先に『違う戦略』を打ち出したのがアトラスの『敵である悪魔を味方にしてクリアしていく』という構造を作ったのです。
しかし、優れたモノほど模倣はされます。ここでは多く語りませんが…それは致し方ないのです。
だからこそ、次に作った新たなる違いがペルソナというゲームで『現実世界での高校生活と、異世界での冒険という2つのパートを融合させている』という構造を、ちゃんと面白く定着させたのです。
異世界転生モノは行ったっきりですが、『行って帰ってくる』の連続をプレイヤーに課したのです。
これがまた、他のRPGとは違った没入感を生みだすことに成功したのです。

もちろんアトラスが独自の構造をつくったのは“コレだけ”ではありません。
もっともっと沢山ある中で『メタファー』というゲームは、過去の最高の『構造たち』をアレンジして集結しているからこそ「あれ、ほとんどペルソナのパクリじゃん」と思われてもしょうがないのです。
というか、アトラスの作品をやっている人ほどメタファーに対して既視感を思えると思います。
だってそれは、アトラスが積み上げてきた『黄金律』とも呼べるシステムを形にしたゲームですからね。

実際にメタファーを遊んで思ったことは「こりゃ3部門獲得は当たり前だよね」という事です。
メガテンともどこか違う、ペルソナともどこか違う、また新たな『どこか違う』を作り上げたアトラスに乾杯です。

最後に

言わせてください。
キャラクターデザイン、世界観、グラフィック、UI(ユーザーインターフェース)デザイン、アニメーションなど、ゲーム全体の統一されたビジュアルスタイルや美学など、どれをとっても最高でした。
ですが、特に大好きなのは『物語が面白い』でした。
ゲームができる時間は限られているので、感覚としては本当に面白いドラマを毎週見ている感じがしましたよね。

あ。最初に「アトラスは黄金のゲームシステム(構造・ジャンル)を見つけた」と、『黄金』という言葉を使いましたが、これは…金のなる木のことです。
価格競争にならないような『違い』を、私も見つけて作っていきたいと強く思わせるゲームでした。

ではまた。