こんにちは、サチヲです。
突然ですが…あなたは、神前 暁(こうさき さとる)さんをご存じでしょうか。
たとえ分からなくても、もしかしたらこれらの曲を聴いたことがあるのではないでしょうか。

ハイテンポなロックの『涼宮ハルヒの憂鬱』の「God knows…、「ハレ晴レユカイ」
これらの曲が2006年6月ごろから注目を浴びてから…
ミクスチャーロックと萌え要素の融合、カットアップ技術で溢れた『らき☆すた』の「もってけ! セーラーふく」
フレンチポップのような可愛らしい楽曲の『化物語』の「恋愛サーキュレーション」をはじめ「staple stable」など多数
多様なアイドルソングに輩出した『アイドルマスター』シリーズ
『BEASTARS』などの劇伴

『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌「打上花火」
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期音楽(劇伴)
TVアニメ『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』劇伴音楽
TVアニメ『阿波連さんははかれない season2』音楽(劇伴)

「いや…全く存じ上げません。」という方!ちょっとお待ちください!!
普段なら「知らない方はココで離脱して構いません」というのですが、そうはいかない人を紹介したいのです。
上記のような代表作を軽く出してもお分かりのように、2025年現在まで第一線で活躍し続けているアニソン・アニメ劇伴界を代表する作曲家、編曲家、音楽プロデューサー神前 暁(こうさき さとる)さんの作曲の裏話が聴けるYouTubeチャンネルを見つけたんですよ!!それがこちらッ!!

【JASRAC公式チャンネル】『神前 暁とは!』 | 「音楽的な自由度」と「クオリティ」を飛躍的に高めた立役者である!

ほんの20年前じゃ考えられないコンテンツですよ。
現代の開けた世界に感謝です。

私が、神前さんの曲に最初にふれたのが…
作者が『美水かがみ』という名前と、あまりにも可愛らしい女子高生の日常を描く作品から、当時は「絶対に女性が作者だよね」と囁かれていたのに、実は男性が作者で「男でこんな可愛らしい女の子たちを描けるのか…!?しかも女子高生の日常の解像度が高すぎるゥゥ!!」と、私を含めたオタク自身も“女子高生の解像度が高くもない”のに勝手に界隈でざわついたマンガ『らき☆すた』のアニメ版主題歌『もってけ! セーラーふく』なのです。

異様なテンポ感とカオスな歌詞、ミクスチャーロック的なサウンドを持つ型破りな楽曲『もってけ! セーラーふく』を一度聴いてください。

2007年に、この突き抜けた楽曲を作るなんて…ちなみに、アニメは1分30秒を一瞬で駆け抜けます。
そう!この曲を作ったのが神前さんなのですッ!!

当時は、少女の日常と非日常、哲学と意味不明なフレーズが超高速で畳みかけられ歌詞をカラオケで完コピして歌える女性は『ネ申』として崇められていましたよ。それを聴いた男子は歓喜でしたね。
作詞の畑亜貴さんと神前さんのコンビネーションにより生まれた、常識を遥かに超えた歌詞と、それに乗るメロディラインは動画を見る限り相当苦労して作られているのが分かります。

この曲の凄いところは、ドラムとベース…特にベースが信じられない程の技術が詰まったスラップで弾きまくっている人間の技と、それ以外の音との戦い…いや!むしろ相乗効果が生まれていますよね。
全ての世界がごちゃ混ぜにした、聴いている人を堂々と置き去りにする潔い楽曲は変態ミクスチャーロックの先駆けではないでしょうか。

最後に

こんな対談というか、振り返りインタビュー企画を作っていただいたJASRAC公式チャンネルさんには感謝です。
こちらが『JASRAC公式チャンネル』のTOPになります。他にも貴重な音楽財産になる動画で溢れていますよ。
というか、登録者数がコンテンツの質に反比例して少なすぎると思うのですが…今後、爆発的に伸びると思います。

ではまた。