こんにちは、サチヲです。
アイキャッチに花を載せる時は、必ず“その月に咲く花”にしている。
それなのに季節外れの桜にした。
それは、ローランドがいちばん好きな花だからだ。曰く…
最も美しいと思う花が薔薇である。妖艶でアーティスティックでラグジュアリー。まさにローランドの生まれ変わりといった停まいだ。
では世界で一番好きな花は薔薇なのかと聞かれたら、そうではない。薔薇には、唯一にして最大の久点がある。
それは、美しいときに散れないこと。枯れゆく自分の美貌にしがみつくのだ。
そこが、残念でならない。
薔薇が1週間で散る花だったら、完璧だっただろうに…
そう考えると、世界で最も素敵な花は桜なのではないか。
あんなに美しい花を咲かせるのに、いとも簡単に散っていく。
そこに一切の未練などなく、自分が一番美しいタイミングで潔く散る。そこがまた、なんとも言えず痺れるのだ。
(本書101ページより抜粋)
もくじ
【読書】『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』 | 著者はもちろんROLANDである。これぞ…『決めている人』なのです!!

いわゆる『成功者』の類の本は『n=1』だと考えていて、私には全く響かないのです。
その人だけの体験であり、その人だけの結果であり、その人だけの人生だからです。
たとえ真似をしたとしても、それは『側』であって本質的な『コア』ではないですからね。読んだ通りの結果が出ないのは、このためです。
結局のところ編集者に売れるようなエピソードを厳選された内容の本を読んだくらいでは、同じ道を歩むなんてことは不可能です。なので「へぇ~そうなんだ」くらいに思うようにしています。
でも、私は“そんな本が大好き”なのです。
何故か。
それは『決めている人』だからです。
決めている人の、揺るがない信念と具体的な行動力がたまらなく好きなのです。そのポイントが3つあります。
- 自己肯定感が抜群に気持ちいい状態で備わっている
簡単な言葉にすると「自分のことが好き」という“ないよりあった方がいい考え方”は、困難に直面した時の原動力になることは言うまでもありません。
目標に対して「自分は必ず成る!」と信じてやまない。達成するのは『当たり前のこと』と思っている。
なんでしたら「達成できない状態が『異常』でしょ」とまで考えることができる自己肯定感は、達成したことを『運』ではなく、自分の努力の結果だと考えるからこそ、また強固な自己肯定感が作られるという素晴らしいスパイラルを体現しているのです。 - 明確で具体的な目標を設定している
目標が漠然とせず『いつまでに、何を、どの程度』達成するかを数値や期限を入れて具体的に決めているからこそ、目標自体の軌道修正のタイミングと目標数値の修正の正確さが向上します。
結果!目標設定がどんどん上手くなるという素晴らしいスパイラルが生まれる。
このスパイラルがうまく回ると『継続の仕組み化』という恩恵までついてくるのです。 - 未来から逆算して考える逆算思考できる(大前提として『未来』という自分だけの目的が明確であるということ)
ゴールを先に決め、そこから逆算して『今何をすべきか』を計画(目標設定)します。明確だからこそ、目先のことに振り回されないし囚われません。
最終目標に最短でたどり着くための行動を、あれこれ考えすぎず(できなかったらどうしよう・恥ずかしいな・面倒くさいな等々)に即座に行動に移すスピード感が生まれるのです。その1歩目を誰よりも早くした方が成長曲線が良くなることは必然です。
逆算思考を鍛えるには『Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)』をひたすらぶん回すことです。これで失敗と成功の圧倒的な場数を踏むことができます。
結果、効率と生産性が上がる…いわゆる“タイパとコスパが爆上がりする”というヤツです。
このローランドの本には、これらが大量に詰まっているのです!!
改めて『決めている人』の本は、やっぱり読んでいて気持ちがいいです。
これを極めると、周りを巻き込む力も自然と備わってきます。
悔しいくらい“それ”を読み取れるストレートな本に久しぶりに出会えました。
本当に『決め度』が低くて困っている時に“このような本”を読むと奮い立つことが出来ます。
モチベーションを外側に求めるのは良くないですが、自分でコントロールできるという意味で私の本棚に必要な一冊になりました。
思い返せば私自身、音楽をしていた時は確実に『決めている人』でした。
ちなみに、当時『決めている人』になっている時は、人から「自分に酔っているイタイ人だなぁ」という類のことをよく言われましたね。
実は、このくらい人に思われたくらいでちょうどいいのです。
最後に
いつも本のおすすめをする時は、必ず「あなたの街の図書館にあるので先ずは探してみましょう♬」と言うのですが…この本あるかな。
でも、自信を持っていいます。この本は『決めている人』の価値観や考え方が詰まったバイブルです。買わなくても良いのですが、図書館で探す価値はあります。
私は、いつも通り『バリューブックス』で中古で買いました。
もしも新品が欲しいのなら、こちらの『Amazon』も選択肢にどうぞ。
さてと、やりますか。
ではまた。
