こんにちは、サチヲです。

歌詞も見ないで、曲だけを聞いて『泣ける』ことが“たまにある”のです。
このような事を言うと途端に陳腐になり、読んでいるあなたは急激に“冷める”かもしれないことを承知で言います。

たとえばほら、あなたが友達と2人でお酒を飲んでいる状況を想像してみてくれますか。
馴染みの居酒屋は程よく混んでいるけど、いつもの席である長いカウンターは大抵空いているので『今日のおすすめ』の黒板を見ながら一緒に座ります。
最初はビール。そして牛すじの煮込み。その後は、各々が飲みたい食べたい物を頼む。
そしたら相手のほうが、思いの外“先に酔った”時ってあるじゃないですか。
そしたら、自分はなんか…もう酔えない。逆に酔いが醒める。なんてコトってありませんか??

そのような危険があっても言います。
この『polytope』は問答無用で泣けます。

【三浦大知】『polytope』 | もうあなたはご存じでしょうが、やっぱり日本が誇るアーティストの1人なのは…間違いありません。

やっぱり“ライブも”魅力が大爆発していますよね。
ダンスや歌い方や旋律やタイミングといった技術的なコトや音楽理論的な話はできないので、その解説は他の方にお任せするとして…。
私が、こんなにも心を動かされる曲や人に対して“いちばん突き刺さる”のは、曲に対して『100%以上捧げている状態』なのか…を、思わせてくれるかどうかなのです。
なんだか『100%』なんて計って、上から目線のような物言いになってしまいますが、別の言い方で『決めている人』です。
もっと分からなくなりましたかね。

何かをこの世に生みだしている人なら、こんな経験があるのではないでしょうか。
少し失礼になるかもしれませんが、作品に対して“全ての力を込めないで送り出す”時ってありませんか?
もちろん最低限の作品性を保ちながらです。
かくいう私めが続けている、このブログも“手を抜いた記事”を書いたことなんていくつもあるのです。

三浦大知さんは、全て音楽に捧げていると心の底から思わせてくれているのです。そう“思わせてくれるのがプロ”だと思っています。
『決めている人』は、たとえ本人が“そう”思っていなくてもにじみ出るんですよ。これが。
これはもう“うまい下手”ではありません。
逆に言えば“どんなに下手であろうとも音楽に全てを捧げている人”の作品から放たれる熱気に心を動かされてしまうのです。
いや、三浦大知さんは下手ではないですからね!

心が動かされた後にやっと…この曲の歌詞を見るのです。

曲のタイトルである『Polytope』は、もともと数学や幾何学の分野で使われる『ポリトープ (Polytope)』という言葉から来ているようです。
これは『多面体』より、一般的には『超多面体(多胞体)』を意味するんですって。

『愛を探す旅人たちが多面体(Polytope)のような宇宙を行き来している』様子が描かれ、英語詞と日本語詞を別人格として、それぞれが朝日を浴びる世界と夜を迎える世界を歌い分けている

このような解釈もあるようですが…さぁ!ここからが自由に感じる時間です。
この曲を聴きながら、あなたも私も感じたままに受け入れて…大事に感情を育てる時間にするのもおすすめですよ。

最後に

実際にライブに足を運ぶのは、自分の好きなアーティストなことは当たり前ですよね。
最近の私は、もう一つ『ライブに行く指標』があるのです。
それは、私が生きている間に見ておくべき日本の宝とも呼べるアーティストたちです。
前に行ったのは『玉置浩二』です。
このアーティストで、私が言わんとしている感覚を理解していただけると助かります。

さて、次は三浦大知さんのライブですね。
現役の頃では考えられませんでしたが、このような音楽の楽しみ方を覚えたのです。

ではまた。