(メダリスト©つるまいかだ/講談社)
こんにちは、サチヲです。
以前も、『メダリスト』という作品を通して『努力』について語りました。
今回は『正しい努力』を教えてくれる、道しるべとなる先生、師匠、コーチや、共に歩む仲間も非常に大切な要素だということを学びます。
『覚悟が決まりし者』で有名な結束いのりさんと、『覚悟が決まりし者を支える覚悟が決まりし者』で定評のある明浦路司さんとの“いつもの”やり取りからどうぞ。
壮大な目的から、明確なやるべきことである目標があり過ぎるがゆえに無理な練習をして膝を痛めてしまったいのりさん。
トレーナーから「今の状態で練習を増やすと悪化する恐れがある」と言われてしまい、ジャンプの回数制限や安静を進められました。
しかし、『覚悟が決まりし者』であるいのりさんが抱いた思いは…
「また練習時間を減らすの? 今でも少ないのにこれ以上減らしたら…」と不安になり、「もっと沢山やらないと…」と食い下がります。
更に「私…全然頑張れていない…」という自己嫌悪と焦りを見せるいのりさんに対して、司先生はしっかり正面から向き合い…そっと言いました。
もくじ
【メダリストから学ぶ】『考える努力』 | 決めている人には感情論ではなく理論的な声掛けが必要なのです。

司先生「努力とは時間を多く使ったり身体を酷使する事だけを指すわけじゃないよ」
この声掛けが素晴らしい『考え方』であることは言うまでもありません。
しかし、いちばんのポイントはもう一つあるのです。
どんな正論でも、どんな必要なことでも“誰が言ってもいい”という訳ではありません。
いのりさんと司さんの信頼された関係があるから、いのりさんは言うことが聞けるのです。
この積み重ねも含めての『学び』なのです。
従来の日本的な『根性論』や『苦労の美化』に対して異を唱え、合理的で持続可能な努力のあり方を示していると言っても良いのではないでしょうか。
- 練習を効率よくして疲れない工夫
- 慌てる気持ちを我慢して じっと信じてケガの完治を待つ忍耐力
ただ長時間練習することや、痛みを我慢するといったコトを『余分な犠牲』と言い放つ。
そして“それら”を減らすことも努力という『考え方』は、果たして自分ひとりで辿り着けたでしょうか。
さて、私もあなたも、生きてきて『何かしらを懸けたモノ』があったのではないでしょうか。
私の場合は、ギターです。
もちろん最初は『捧げる時間』や、『繰り返す回数』は必要不可欠です。
しかし!特に“知らない世界”なのモノであるから、「どうやったらプロになれるの?」や「どうやったら売れるの?」という問題に対して『我武者羅にやる』と言えば聞こえはいいですが、実際には完全に的外れな努力を積み重ねた事実はあるのです。
特に男子によくみられる傾向ですが、若い時ほど…めちゃくちゃ突き進んでいる時こそ!他人の意見は聞きません。
悲しいかな、自分の正義が強ければ強いほどこじらせ、その揺るぎない強さが反作用する時があるのです。
だからこそ!『先生』の存在が大切なのです。
なにも契約する必要はありません。自分が信じる人や、自分が“そう成りたい人”を勝手に『先生』にしてもいいのです。
師匠やら、メンターやら、アニキやら呼び方は何でもいいですが、ポイントは現役且つ正しい努力を知っている人を自分で見つけることです。
そんな先生を側に置く大切さを『メダリスト』を読んで学びました。
最後に
もちろん、数ある正解のうちの一つです。
特に私は“失敗したからこそ分かる”というアドバンテージがあるので、その経験を有効活用して先に繋げたいと思います。
あ。もちろんこのブログ活動にも『仮想の師匠』を作ってるからこそ毎日がんばれています。
たまには、こんなやり方も良いものですよ。
ではまた。
