(メダリスト©つるまいかだ/講談社)
こんにちは、サチヲです。

以前に、子育ての学びとして『【子育て】『レジリエンス』 | いろいろな分野で活用される物理学用語ですが教育の分野でも大活躍なのです!』を書きましたが、このネタのマンガ作品があるんです。
それが!2026年01月22日に講談社から最新刊が発売された『メダリスト 14巻』(Amazonで買いました)であり、同日に『メダリスト公式ファンブック2』(未だ未購入…しかし『1』は買いました)も発売される。
更に!2026年01月24日から毎週土曜日にテレビ朝日系全国24局ネット(NUMAnimation枠)で放送される『メダリスト 第2期』なんですッ!!

最初にめちゃくちゃ宣伝してしまい、お見苦しい姿を見せてしまい申し訳ございませんでした。
だがしかし… “それほどあなたに今読んで欲しいマンガ”であるコトは間違いないんです。
そんな『メダリスト』から、現役のお母さんお父さんからしてみたら直視できないかもしれないコト。ひいては部下を持つ上司の立場の人にも役に立つ『学び』がそこにあったのです。
今回は、丁寧に前提から順を追っていきますね。

(メダリスト©つるまいかだ/講談社)

右側にいるのが、誠二先生。この先生に“あるコトが心配”で会いに行ったのが、左側の司先生。(このコマも実はスゴイ。お互いに向き合っているはずなのに逆向きに描いている…この効果を述べたいが話がズレるのでまた今度)
誠二先生は、オリンピック特別強化選手にも選ばれている岡崎いるか選手のコーチです。
この時期のいるか選手と言えば…ジュニアグランプリ4次大会でも金メダルを獲得して総点30ポイントで韓国人選手と共同1位でジュニアグランプリファイナル進出が確定した、作中でもいのりさんが憧れるめちゃくちゃイケてるアイススケート選手。
そんないるかさんが、全日本ジュニア選手権のショートプログラム前の練習でケガをした。
作中では描かれていませんが、足を掴んでいるような状態だったことから…ジャンプ練習中の着地失敗による骨折、あるいは足首の損傷の可能性が高い…というコトで、救急搬送されました。
大事な試合が“まだ”控えている状況で、いるかさんは結果…

複雑骨折で昨日手術して全治3か月。
当たり前だが、グランプリファイナルは棄権。
そのショックで失声症が“久しぶり”に再発。
失声と言っても風邪をひいたようなカスカスな声は出せるんだが、色々あって心療内科に掛り投薬治療も考えている。
ただし投薬治療はドーピングに引っかかるから規定でできない。
内定していたスポンサー契約も調整を余儀なく…。

とんでもなく絶望的な状況に、一瞬で起こってしまったのである。
全ての状況を教えてもらった司先生は、自分事のように落ち込む。
しかし、目の前にいる実際の誠二先生の対応はこんな感じでした。

【メダリストから学ぶ子育て】『嘘』 | 大人の表情は子どもにとっての「報酬」や「罰」になり得る…心当たりがあり過ぎる…

(メダリスト©つるまいかだ/講談社)

「あっはっはっ 顔に出過ぎだよ!」のセリフの囲いの種類を見てください。
めちゃくちゃポップで明るい印象を与えるデザインを使っています。
更に、笑いながら誠二先生は深くて重い『考え方』を司先生にサラリと言うのです。

誠二先生「それじゃだめだよ先生!もっと頑張って嘘をつけるようにならないと!

世界一の実力者と言われるいるか選手と、二人三脚で歩んできた誠二先生も“相当こたえている”と思ったのに…コレである。
救急搬送された後の状況を“今知った”司先生は、『もし いのりさんに同じことが起きたら 俺は絶対に耐えられない』と自分事に捉え、誠二先生に「俺がもし同じ状況になったら そんなふうに笑うことができるかどうか……」と、正直に思いを吐露してしまう。
そんな司先生の言葉を聞いた誠二先生は、初めて強い言葉で応えた。

私にできるだろうか…実際に自分の子どもの夢が目の前で破れた時に…嘘をつくことが。

(メダリスト©つるまいかだ/講談社)

「できねえ」じゃねえよ やるんだよ司先生

コレはきつい。
目の前に“それができている人がいる”からこそ、直面するナニかがある。

さぁ!ここまでが前提です!!ふまえたうえで、今回の『学び』の真骨頂をあなたも一緒に体験しましょう。

(メダリスト©つるまいかだ/講談社)

大人の表情は 子供にとっての 「報酬」や「罰」になり得るんだよ
「お母さんとお父さんが笑ってくれるから」 という理由だけで 習い事してる子供がどれだけ多いと思う?
失敗した時 子供は自分の「無力さ」に苛まれる
そこで俺らから笑顔が消えたら 「失敗したせいで先生の笑顔を 奪ってしまった」という 罰」を更に背負わせることになるんだよ

それを聞いている司先生の表情を見てください。
お構いなしに、次のページで更に!畳みかけます。

俺がこの状況で笑ってんのはいるかに「俺はお前から何も奪われていないよ」と伝えるためだ
コーチとしての至らなさや悔しさを勝手に感じてるのは生徒たちにとってはどうでもいいことだ…
そんな誠実さを表明するために謝られたりしても子供は困るだけだよ

私め、この『考え方』に初めて触れました。
たとえ“知っていても”できるかどうか…と、司先生のようになってしまいます。
いや… “初めて”とは言いましたが、実は“知っていた”かもしれません。

あなたは、ドラマや映画で“こんな場面”を見たことはありませんか?
主人公に不幸なことが起こったのに、周りの人には『気丈に振る舞う』姿を。
コレは、周りの人に「自分は大丈夫だよ。心配しないでね。」ということですが、まさに!今回と一緒ではないでしょうか。
この『気づかい』とも言えることを、鍛えればうまくできる『技術』として教育の現場に役立てるなんて…。

正直私自身、知らずに『更に罰を与える』ことをしていたと思います。
更に図星とも呼べる『コーチとしての至らなさや悔しさを勝手に感じてる…』ですが、めちゃくちゃ心当たりがありますよ。
まだ小さい子どもに対して、大人の気持ちを分かってもらう為にすることは『生徒たちにとってはどうでもいいことだ…』とあるように、大人の“お気持ち”の優先順位は限りなく低いのです。
先に汲むべきは、大人の羞恥心より『子どもの不安の解消』なんですね。

そこで!私の過去のブログ『【子育て】『レジリエンス』 | いろいろな分野で活用される物理学用語ですが教育の分野でも大活躍なのです!』にて、大人と子どもが一緒に立ち上がるための方法である『レジリエンス』という考え方に繋がるのです。

最後に

帰り際に誠二先生は「不幸に打ち勝つことはむずかしいと思うよ」と、司先生に言います。
そして続けて…

(メダリスト©つるまいかだ/講談社)

そうか。『絶望』を回避できる『希望』はあるんだ。

さて、今回はあくまで一つの考え方です。コレが正しい!というわけではありません。
それよりか…こんな種類の『嘘』もあったんですね。
実は、私の裏テーマがあったのですが…如何に作者である「つるまいかだ先生がイケるッ!」ことを同時に伝えたかったのです。
資料、学び、現地取材に実際にアイススケートやる、といったコト以外に“見えない努力”が大きいからこそ、ここまでの物語を紡げているのでしょう。

このブログだけでは“正しい文脈”が伝わらないかもしれません。
だからこそ!あなたにもマンガ喫茶でも無料マンガでもいいので『メダリスト』を読んで欲しいのです。
そして…読み進めた結果、2026年01月22日に講談社から最新刊が発売された『メダリスト 14巻』買う…という世界線に来てくれたらうれしい限りです。

ではまた。