こんにちは、サチヲです。
MEGADETHのデイヴ・ムスティン。
私がいちばん最初に好きになった海外のバンドであり、ギターリストです。
10代の頃はムスティンの口真似や髪型を真似たり、ビデオテープを擦り切れるまで見たり、コスプレをしてよくライブをしたものです。
そんな思いでいっぱいのバンドが去年の8月14日(現地時間)に、自身のSNSおよび公式サイトにて2026年をもってバンド活動を終了させることを公式に発表しました。
その際に次作(2026年初頭発売予定)がメガデスにとって『最後のスタジオ・アルバム』 になると発表し、合わせて 『フェアウェル・ツアー(お別れツアー)』 を行うことを明らかにしました。
そして!満を持して2026年1月23日、通算17枚目にして最後のスタジオアルバム 『Megadeth』 の発売になりました。
今回は 『The Guardian (2025/8/15記事)』 や 『The Guardian (2026/1/22記事)』 のインタビュー記事から、現在の状況を振り返らせていただきます。
もくじ
【メガデス】『ラストアルバム・Megadeth』 | デイヴムスティンの解散発表時と現在の状況をまとめました。

引退発表当時、ムスティン曰く…
「偶然であれ意図的であれ、キャリアの終わりを迎えたミュージシャンは本当にたくさんいる。
ほとんどの人は自分の条件で終わらせられない。今の俺の人生はそんな状況だ。
私は世界中を旅し、何百万、何百万ものファンを作ってきた。そして、このすべての中で一番つらいのは、彼らに別れを告げることだ。」
悲しい話だが、ムスティンは2月現在64歳だ。
そりゃもう唯でさえ加齢による衰えもあるのだが、それ以上に健康状態が悪いんです。
古くはアルコールやお薬の依存症もあった(克服済み)が、最近では喉頭がんと橈骨神経障害を克服したものの、現在は関節炎とデュピュイトラン拘縮症(皮膚下の組織が厚くなり指が曲がる現象)に苦しんでいます。これはもうギター演奏にめちゃくちゃ支障があります。
要するに、正真正銘の満身創痍なんです。
そんな中、最後の世界ツアー:フェアウェル・ツアー2026年2月15日からカナダを皮切りにスタートします。
- 2026年2月〜3月 カナダ Anthrax, Exodusと共に12都市を巡る
- 2026年4月〜5月 中南米 ペルー、コロンビア、アルゼンチン、ブラジルなど
- 2026年5月〜6月 ヨーロッパ スペイン、ドイツ、イタリアなど。フェス出演も多数
- 2026年8月〜9月 北米 Iron Maidenの「Run For Your Lives」ツアーにゲスト参加
あ、あれ。ムスティン様はギターが弾ける状態なんでしょうか??
とはいえ…残念ですが今のところ、日本での演奏の発表はありません。しかし!日本は大きなマーケットの一つのハズ(稼げるという意味で)なのでライブをやってくれるでしょう。
しかも、最近のインタビューでデイヴは、「このフェアウェル・ツアーは3〜5年かけて世界を回るつもりだ」と語っています…追加情報を待つとしましょう。
でも、この前東京ドームに来ましたからね。その時は全盛期のギタリスト、マーティーフリードマンも参加したので…本当に行きたかった。
てか…ギターのキコさんっていつ辞めたん?いつのまに新ギタリストと変わってたん??
改めてラストアルバムである『Megadeth』の私の注目ポイントはボーナストラックにあるんです!
基本の楽曲は、Megadeth節を炸裂させながらも今後の可能性も示しているからこそ、寂しさで泣けてくるものがありますが…涙を流すにはまだ早いんです。
最後のボーナストラックに入っている楽曲が『Ride the Lightning(ライト・ザ・ライトニング)』だというコト!!
この曲の作曲クレジットには…ジェイムズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒ、クリフ・バートン、デイヴ・ムステインの4人の名前が刻まれているのです。
そう。あのモンスターバンド『Metallica(メタリカ)』に在籍していた時に作った曲で締めているんです。
少し昔の話をします…
ムスティンがメタリカに在籍していたのが20才。
1981年にドラマーのラーズ・ウルリッヒが出した新聞広告(リサイクル・ローラー誌)に応募し、メタリカにリードギタリストとして加入した。(た、多分)
そして、メタリカを解雇されたのが21才。
コレに関してはもっと諸説があり、私は当時ムスティンがジェイムスの飼っていた犬を蹴ったから…という説で育ちました。
兎にも角にも、メタリカを解雇された怒りを原動力にムスティンは自身のバンド『メガデス』をつくる。
その怒りの形として『Mechanix』という曲を、1985年メガデスのデビューアルバム『Killing Is My Business… and Business Is Good!』にクレジット。
「これがこの曲の本来の姿だ」と言わんばかりに、あえてオリジナルの下品な歌詞のまま、そしてメタリカ版よりも圧倒的に速いスピードで演奏で発表しました。(この曲もカッコいい!!)
「コレが本来の…」という怒りの理由は、この曲がなんと1983年メタリカのデビューアルバム『Kill ‘Em All』に『The Four Horsemen』という曲でクレジットされていたのです!
その曲を聴いてみると…ジェイムスが元々の性的な歌詞を「ヨハネの黙示録の四騎士(The Four Horsemen)」をテーマにした神話的で重厚な内容に書き換えて、加えて曲の途中に、スローテンポでメロディックな中間パート(ブリッジ)が追加された…。(ちなみにムスティンが貢献したのは印象的なイントロ部分や、中間部の複雑なリフ構成など)
要するに、ムスティンは自分の曲を汚されたと思ったのでしょう。
このようないざこざは、2011年のメタリカ30周年記念ライブで共演した際などに、これらの確執は和解へと向かっていると言っていいでしょう。
なぜ、こうも長々と歴史を説いたのかと言えば!
かつてメタリカの楽曲に対して「自分のアイデアを使われた!」と他の曲でも吠えていたにもかかわらず、40年以上のキャリアの終焉にメタリカに提供した中で最も有名な曲の一つを『自分のバンド』の解釈で演奏し直すたことでしょう。
この音楽キャリアのスタートとゴールを『メタリカ』というキーワードで締めているのが、ファンにとってめちゃくちゃ感慨深いんです。
こればっかりは本人にしか分からないですが…私は、ムスティンが自身のルーツ(メタリカ時代)へのリスペクトなんだと確信しています。
最後に
ムスティンは、インタビューでこう付け加えています。(英語のインタビューを日本語訳にしているので…多少変なところがあります)
「このアルバムを聴いて、ツアーで見てほしいです。もし新しいアルバムを出すのに完璧なタイミングがあるとすれば、それは今です。世界をツアーするのに完璧なタイミングがあるとすれば、それは今です。また、これが私たちの最後のスタジオアルバムであることをお伝えする絶好のタイミングでもあります。これまで多くの友人ができましたし、皆さんにグローバルな別れツアーでお会いできることを願っています。怒らず、悲しまないで、みんなのために幸せになろう。これからの数年間、一緒に祝おう。私たちは本当に素晴らしいことを一緒に成し遂げました。おそらく二度と起こらないでしょう。私たちは音楽スタイルを始め、革命を起こし、ギターの世界とその演奏方法を変え、世界を変えました。私が演奏したバンドは世界に影響を与えました。みんなのことが大好きだよ。「いろいろありがとう。」
『MetalPlanetMusic』より抜粋
2026年2月現在、まさにラストアルバム『MEGADETH』が全米1位(キャリア初!)という歴史的快挙を成し遂げたばかりで、ファンの熱量は世界的に最高潮に達しています。
メタルの一時代を築いたメガデスが気になった方は、是非!ラストアルバム『MEGADETH』(Amazon)を聴いてみてください。
ではまた。
