/>【メディアリテラシー】長谷川豊 | テレビとは「番組」という撒き餌に寄ってきた視聴者に対して…
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【メディアリテラシー】長谷川豊 | テレビとは「番組」という撒き餌に寄ってきた視聴者に対して…

✒リテラシー メディアリテラシー

こんにちは、サチヲです。

そもそもリテラシー系の情報は多角的に収集してこそだと思っています。しかし通常、テレビや雑誌、新聞でいくらリテラシーの情報を取っても偏ってしまっているのが現状です。そんな中やっと見つけたのが、フジテレビ出身のフリーアナウンサーの長谷川豊です。

もう3,4年前になりますが、私のメディアリテラシーの知識はこの方から教わりました。というか、現場の人間から『生』の声を出す業界の人は皆無の中、長谷川豊だけは干されることを恐れずに赤裸々に語っていました。(実際に干されていましたけど。)

ではこの方、テレビではどんな実績がある人かと言いますと…14年間、朝の情報番組「情報プレゼンターとくダネ!」で、現場取材やニュースのリポートを担当。ニュースプレゼンテーションのプロフェッショナルとして活躍する。取材した現場数は1700以上。伝えたニュースは2500を超える。同番組が2012年まで続けた連続視聴率1位の中心人物の一人なんです。

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【メディアリテラシー】長谷川豊 | テレビとは「番組」という撒き餌に寄ってきた視聴者に対して『スポンサー様』の『CM』を見せる『商売』のことを言います。

最初に言うべきでしたが、これはテレビを批判する記事ではありません。テレビの本質を理解する記事です。コレを大前提として読んでください。

さて、何も知らなかった私にとって言い方もさることながら、衝撃的な内容でした。とは言え、私が一番知りたかったことでもあります。
何故、世の社長やイケてる人たちは「テレビは見ない」と言い、私に直接「家にテレビは置かない方がいいよ。なんなら捨てた方がいいよ。」と言うんだろうと。

その答えがコレです。テレビの本質を語っているやり取りです。

質問者:一般視聴者からすると、テレビのニュース報道は中立だという感覚があるのですが、それは違うということでしょうか?
長谷川豊:そこを考え直してほしいのです。ニュース番組や情報番組を見ていただいたらわかる通り、CMが入っている。その段階で、放送内容が公平なわけがない。それは「売り物」だからです。
NHKの番組は国民のお金でつくられていますが、民放各局はテレビ番組という「商品」を売っているだけなので、そこに公平とか公正を求めるほうがおかしいのです。
質問者:そうしたやらせと演出の境目というのは、バラエティ番組だと難しいと思うのですが、どのように線引きすればよいのでしょうか?
長谷川豊:やらせという言葉自体がそもそもナンセンスなのです。テレビって、商売です。何度も同じことを言っていますが「番組」という撒き餌に寄ってきた視聴者に対して「スポンサー様」の「CM」を見せる「商売」のことを言います。テレビって商売です。株式会社なんだから。

こんなこと、普通に生きていたら入ってこない情報です。

あなたはどう思いましたか。
でも、まだまだ序の口です。さて、もっとディープな話へと行きましょう。

長谷川節が炸裂している解説を紹介します。(まだ、安倍政権時代でアメフトの五郎丸選手が取り上げられていた時代の話ですね)現在でも十分に置き換えられます。

安倍政権応援番組?
そんなのつまんないでしょ?誰が見るんですか。
「安倍政権は今日も審議をしっかりやりました。では次のニュースです」
と、
「大変なことが起きましたぁぁぁぁ!今日も国会の前は大混乱ですぅぅぅぅぅぅ!」
「安倍政権は嘘をついている(かも知れない)のですぅぅぅぅぅぅぅ!」
「このままだとぉぉぉ!日本はぁぁぁぁぁぁ大変なウソつき政権の餌食にぃぃぃぃぃぃぃ!」って叫び続けてるテレビ、どっち見るんですかって話。後者に決まってるでしょう?プラカード持って絶叫してるんですよ?

テレビって商売です。客はスポンサー様です。なので、一人でも多くの視聴者が寄ってくればそれでいいんです。
2週間もアメフトアメフト言ってる国ってありますか?ないでしょ?いいんです。あれ、数字とるんです。本当に取るからやってたんです。ニュース内容とか関係ないのです。
ちなみに先週の木曜日に数字を落としたので、速攻でドンファンに移ったわけです。数字です。すべては。一人でも多くの不特定多数の人間にCMを見ていただく商売なんだから。

安倍政権応援番組なんてつまらないでしょう?高い税金を収入でもらっている政治家が、真面目に政治をやりましたって?普通でしょう、そんなの。誰も見ないですよ。実際に17年半やってた僕が言うんです。ウソ言いません。

このような事情を知って、初めて『偏向報道』の存在と理由が分かりました。
そして現在、コロナ禍という異常事態の中、図らずもメディアの特徴が目立つようになりました。

何故未だに『新規感染者』の報道を続けるのか。何故『感染者の国籍』を報道しないで全員日本人のような報道を続けるのか。何故未だに『死亡者数』と『ワクチン』の因果関係を明確な報道をしないのか。そもそも医療崩壊の要である、県庁や市長、医師会に対しては言及しないのだろうか。

ついでに、何故、現政権の『内閣参謀参与』であった高橋洋一が辞任することになったのか。オリンピックの開催の有無の責任は菅政権は全く関係ないのに、まるで菅政権のせいのように報道されているのか。(実際は東京都とIOCですから。要するに緑の女性が政府よりもメディアをうまく活用しているのです。さすが元アナウンサー。この辺の説明はこちらが詳しく説明されていますhttps://youtu.be/MmixLswLsTw)実際に菅首相も2021.6.7「私自身は主催者ではない」と開催の判断基準を明言しませんでしたが、いつもの事ながら明かに宣伝不足ですよね。

しかし、先程の『テレビの本質』を理解していると、情報の受け取り方もかわり、だんだんと紐が解けていくような感覚になります。私はまだまだですが、少なくとも先人たちが「テレビは見ない」といった理由が分かりました。

とは言えです。それでもテレビは厄介な存在なんです。

何故かと言いますと、現在も『民意』を動かすほどの力を有しているんです。テレビが。
だからこそ未だに『第四の権力』とまで言われています。

初めにも言いましたが、テレビを批判するつもりはありません。テレビにもテレビにしかできない素晴らしいコンテンツはありますから。
ただ、ニュースもバラエティも全てが清廉潔白、誠実なコンテンツはない。それは、ただの幻想なんだということ。でも当たり前ですよね、テレビは慈善事業ではないし、国営放送でもない(これをいうと日本放送協会も問題なんですが…)のですから。
これは気持ちの問題ではなく、放送法4条をぶっちぎっている業界だからこそ言えることなんだと。

それにしても、何故このようなことは教えてくれないんでしょうか。私がそうですが、楽しませてくれるのであれば割り切ってみる人もいると思うんですよね。
少なくとも、テレビに対して『やらせ』と騒ぐ人たちもいなくなるでしょうに。

ちゃんと『こうした方がいい!』という長谷川豊からの提案もあります。

テレビに関しては、見る人が自己責任で見る分には構いませんが、「あれれ??」というところが本当にいろいろあります。

  • 放送法4条について
  • チャンネル利権について
  • テレビの仕様について(パナソニックとかテレビ自体を作る側の悩みね)
  • キャスカードについて
  • 電波について(電波オークション)

私が思うところはこんな感じです。では、長谷川豊曰く…

僕、テレビ番組は「娯楽番組(バラエティー・ドラマなど)」「情報を操る番組(報道・情報番組」に分けるべきだと考えています。そして、娯楽番組は今まで通り自由に作っていいいことにする。
しかし、情報を操る番組はスポンサーをつけることを禁止。だって、TOYOTAをスポンサーにつけた番組がTOYOTAのリコールのニュースを積極的に扱えますか?扱えないですよ。当たり前でしょう。
僕も何度も不自由な放送をしてきました。変なこと言ったら営業の人が怒る怒る。同僚の社員だから逆らうこともできない。
情報を扱う番組は「スポンサーの禁止」そして「政治的公平性の徹底」を義務付け。特に「時間配分でそれらを正確に調査する」ようにすべきです。

数年前に盛り上がった安保法を例に挙げてみましょう。

馬鹿みたいにネガティブキャンペーンが巻き起こりました。ヒステリックで異常な放送が続きました。
僕は個人のコラムで必死に冷静になるように呼びかけ続けましたけれど、テレビは異常放送が続きました。例えば、ある団体が放送時間を調べたところ、テレビ朝日やTBSの某報道番組は「安保反対に割いた時間=93%」「安保に肯定的な時間=7%」って番組が実際にありました。
コメンテーターもみんな否定的。これ、完全に放送法違反でしょう?どの世論調査を見ても賛成が3割はいました。反対が5~6割。
そうなのであれば、テレビだって10人のコメンテーターがいて3人は安保法制賛成派であるべきなのです。6人は反対でいいから。これが9割以上反対ってのは完全に放送法4条違反です。
道交法でいれば、10キロオーバーはいいけど30キロオーバーはアウト的なイメージです。
こういう放送をしているテレビ局からはその日のうちに放送権利を取り上げるべきなのです。放送法はただの「法律」です。法律を守っていなかったのであればそれは「法律違反」です。道交法を守っていないドライバーがいたら「免許」を取り上げるでしょう(段階的に)。あれと同じことをするだけです。

たったそれだけで日本の「雰囲気」は絶対に改善します。なぜならテレビマスコミは日本のエアコンのような役割を担っているからです。部屋のエアコンが腐っていたら、どれだけ清潔な部屋の中であってもずっとカビのにおいが充満してしまいます。逆に清潔な空気が常に流れてきていれば、とても安心して生活を送れます。

テレビは情報という空気を流すエアコンのような役割を担っています。放送法ってとても大事です。なのに「何一つ罰則がない」状態が今まで異常だったと思っています。
これらはテレビの上層部が批判し抵抗してくるでしょう。しかし、丁寧で公平な放送をしている方が、長い目で見ればテレビの信頼回復につながります。
僕はテレビが衰退していっている原因こそ、この「しっかりとした罰則がないこと」だと思っています。緊張感がないためにグデグデになってる。もっと緊張感を持つべきです。

いいですね。しっかりディスりながらも前向きな感じで締めています。

最後に

次回は、『人を追い詰めるときの手法』をロジカルにまとめた方が、いるので共有させてください。
これを知ると、もっとニュースをおもしろく見れること間違いありません。

ではまた。

次回はこちら。
【メディアリテラシー】窪田順生 | これは面白い!マスコミの3つの勝ちパターンとは!? | サチヲん家 (sachiway.net)

別記事で詳しく書いています。
【高橋洋一メモ】斜陽産業である新聞が終わったコンテンツとよばれる所以 | サチヲん家 (sachiway.net)

高橋洋一チャンネルのススメ | サチヲん家 (sachiway.net)